ぶらっくたいがー

ぶらっくたいがー

読み専してたら自分でも書きたくなったので書き始めました。
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※主人公最強系、恋愛要素は無しです。 -滅んでしまえこんな世界- そう願った聖女は邪神の使徒となった。 茜坂 光姫(あかねざか みつき)、彼女は1年前まではどこにでもいるような普通の高校生だった。 父と母と弟一人に、妹一人の5人家族。 決して裕福とはいえないが、笑顔の絶えることのない幸せな家族。 しかし一年前、光姫の父は突然失踪した。何の前触れも無く。 もともと裕福とは言えず、母は一番下の妹を生んだ時に体が弱くなり、働くことができない状態だった。 当時高校1年だった光姫は、高校を中退し家族のために働くことにした。 毎日朝早くから夜遅くまで働いていたが、彼女にとって家族のために働くことは苦ではなかった。 バイトが終わり自宅へ帰ろうとしていたある日のことだった。 突然、光姫の足元が光出し、気が付くと、そこは見知らぬ部屋の中で 光姫は見たことの無い衣装や鎧に身を包んだ人々に囲まれていた。 周りの人間は言う、異世界から聖女の召喚がなされたと。 曰く、この世界を救って欲しい、そのためには聖女の力が必要だ。 何がなんだか分からなかった、光姫は言った、元の世界に返して欲しいと。 しかし、返ってきた言葉は元の世界へ送り返す方法は分からないとの言葉だった。 私がいなくなったら、残った家族はどうなるの?私を元の世界へ返して… 夜になり、一人になった彼女は泣いた、そして願った。 私の家族を犠牲にしなければ救われないというのなら、滅んでしまえこんな世界 そんな彼女の前に現れた邪神は囁く 力を貸すならば、お前の願いを叶えよう、と 『大切な者のいない世界など、滅んでしまえ』 この話は、聖女が邪神を名乗る者の手足として動き、邪龍を従え、 大魔王となり、神を倒しても、貧乏性は克服できない物語である。
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文字数 53,128 最終更新日 2016.10.16 登録日 2016.10.02
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