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賞名:アルファポリス青春小説大賞
応募総数:104作品
開催期間:2008月11月1日〜末日
選考概要:
編集部内で大賞候補作としたのは「とんでも腐敵☆パートナー」「青潟大学附属シリーズ」「俺のまち」「KAYO」の4作品。「とんでも腐敵☆パートナー」は、テンポがよく大変読みやすいラブ(?)コメであったが、同作の内容が実際の腐女子といわれる層に受け入れられるか疑問であり、逆に一般に読みやすい作品であるにもかかわらず、「腐女子とゲイ」という設定でライトな読者を敬遠させてしまうのではと感じた。「青潟大学附属シリーズ」は80年代の主に中学校を舞台にした学園もので、中学生特有の痛いほど繊細で頑固な心情・人間関係を伝えるリアリティ溢れる小説であるが、商品として書籍化を考えたときには、当時中学生だった大人たちにもっとノスタルジーが感じられるものでないと厳しいと感じた。「俺のまち」は高校生の男女が商店街の復興に奮闘する、こちらも読みやすく、またキャラクターも魅力的な小説であったが、文体、表現や心理描写からは小学校高学年向けであると感じられ、しかし実際に彼ら向けの児童書として販売するには、小説設定が不向きであると考えた。「KAYO」はネット上で人格をなりすます引きこもりの女子高生を描いた"いまどき”の短編小説で、冒頭から興味を引かせ一気に読ませる構成力・表現力・文章力を持っているが、ラストがあっさりしすぎており全体の読後感としては薄味で物足りなさを感じた。また出版化を考えたときに同作を長編化、あるいは他の作品とまとめて短編集として刊行するのはどちらも難しいであろうとも考えた。これら4作品の中から最終的に大賞として選考したのは「KAYO」。編集部内でも意見が割れたが、同作が他のどのジャンルでもないまさに「青春小説」であることに加え、同著者による絵本・童話大賞参加作品の「みなみやま冒険日記」とまた毛色の違った作品であることに著者の幅の広さを感じ、文章力・表現力の巧みさからも今後の創作活動に期待したいという観点で選出した。
大賞
「KAYO」sagitta
(編集部より)
引きこもりの女子高生がネット上で自分を偽る非常に現代的な短編小説であり、文章は大変読みやすく冒頭から引きつけられ一気に最後まで読みました。例えば主人公が久しぶりに登校したくだりなど、必要以上の描写をせずに、映像でいうカットバックのような距離をおいた表現手法はとても巧みであると感嘆いたしました。今後の著者の執筆活動におおいに期待したいと思います。
読者賞
「少年アンダースラム」はる
(編集部より)
ポイント最上位作品として、“読者賞”に決定いたしました。読者を惹きつける主人公の出生秘話と、過酷な状況で生き抜こうとする少年たちの生き生きとした描写がたいへん魅力的な作品でした。挑戦的な設定とストーリーがおおくのネット読者を引き付け、あるいは逆に強く刺激していると思います。それは不特定の第三者に向けた小説にとって、なかなか得がたい長所であると考えます。
投票ユーザ当選者(総投票数:509票。10名を抽選)
(ユーザ名登録なし) 咲那 CARMINE CARMINE sesame 来生尚 緒河更紗 とっしー ぷりっと (ユーザ名登録なし)
*第二回の青春小説大賞は一年後を予定しております。
*<参考>青春小説大賞募集要項
■今後のWebコンテンツ大賞開催予定
2012年7月開催(6月エントリー募集):第5回ミステリー小説大賞 2012年8月開催(7月エントリー募集):第5回絵本童話大賞 2012年9月開催(8月エントリー募集):第5回ファンタジー小説大賞 ※変更となる可能性もあります。
Webコンテンツ大賞について
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