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第8回ミステリー小説大賞

第8回ミステリー小説大賞

選考概要

編集部内で大賞候補作としたのは、「死んだ子供からの手紙」「TRUST_ЯICK」「札幌ニートボイルド」「そこまで塩分いりません!」の4作品。
選考の結果、いずれもそのまま出版化するのは難しいと考え、4作品の中でも編集部内で評価が高かった「札幌ニートボイルド」を大賞に選出した。
ひきこもりでニートの主人公と強面の探偵が入れ替わる場面からはじまる本作は、設定のユニークさを生かしつつもミステリー小説として十分な読み応えがあった。また、ひと癖ある登場人物達が繰り広げるドタバタと、尾行や聞き込みなどの緊張感があるシーンの両方が絶妙なバランスで描かれていた点も高評価につながった。

「そこまで塩分いりません!」は主人公と死神のテンポの良いやりとりが印象的で、物語の世界観に引き込もうという作者の熱量を感じる作品だった。他作品に比べるとミステリー要素が物足りないのが惜しかった。

「死んだ子供からの手紙」はシンプルに謎解きを読ませるミステリーらしい作品。ラストまでうまくまとまった綺麗な短編小説だが、所々設定に無理がある印象を受けた。

「TRUST_ЯICK」はひらめきで犯人が解るというヒロインの逆推理もの。新米刑事の主人公と天才女子高生との掛け合いは読ませるが、捜査のプロセスがやや粗いのが残念だった。

応募総数84作品 開催期間2015年7月1日〜末日

札幌ニートボイルド

sho
編集部より

人物の入れ替わりや、インパクトのあるキャラクター設定などで冒頭から読者を引きつける勢いがあります。コメディ的な要素で盛り上げる一方、ススキノの街の独特な雰囲気や、地道な調査手法などの現実味を感じさせるシリアスな描写で作品全体のトーンを引き締めている点が見事でした。ストーリーにも緩急があり、読者を飽きさせない工夫を感じます。

ドア魔人 アフター

編集部より

ポイント最上位作品として、"読者賞"に決定いたしました。全編に溢れる若々しいエネルギーと軽快なテンポで、ぐいぐいと読み手を引き込むパワーを持った作品だと感じました。『常時開錠(アンロッカー)』という特殊な設定を違和感なく盛り込んでしっかりしたミステリーになっていることも、多くの読者を惹きつけた要因であると思います。

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