133字物語

 明日地球が終わるのだが実感が湧かない。
 周りの景色は相変わらず灼熱の大地が広がっているだけ。友達は耐性がなくて駄目になった。
 特別製のぼくは最後を迎えられるのだが、もっと早く壊れていたかった。
 退屈だ。
 太陽に飲まれても、ちゃんとこの命は終わってくれているだろうか。
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