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序章

はじまり

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よくある普通の日常。

朝起きて、いつものテレビを観ながら支度をして。
家を出て、いつもの通勤電車のいつもの車両に乗って押しつぶされて。
会社でいつものように仕事をこなし、いつものように仕事を終え、いつものように帰宅。

それが、日常。

ときどき電車の遅延や交通渋滞、日本特有の災害に見舞われることもあるけど、でもやっぱり何も変化は起こらず日々は過ぎていく。
そうやって毎日を送り、だけど不平不満は無かった。日常がつまらないのはいいことだ。仕事があって屋根のある部屋で暖かい布団で眠れる。趣味があり、それに熱中できる。

テレビのドラマじゃそんな平凡な毎日がつまらないと嘆くOLが居るが、お前バカじゃねーのそんなお洒落な部屋で生活しててイケメンが同僚にいてこれ以上何を望むわけ?アラブの石油王にでも嫁ぐつもりか?と、うすら笑ってしまう。

当たり前の日常を当たり前に送るという事は、実は一番の幸せなのだと気づいたのはいつのことだろうか。
五体満足で生きていられることが、既に幸せであるのに。


だけどほんの少し。
ほんの少しだけの非日常。


それを望んでいる俺も、確かに存在するのだ。




「そんなこと思っていた俺をぶちたい」




誰も居ない白い空間で俺は呆然と独り言を呟いた。
白い空間というのは多少語弊があるが、基本的に白い。雲のような霧のような中にいる感覚。都心部で前が見えなくなるほどの濃霧など有り得ないから、コレ多分夢だよねと完結。
夢にしてはぼんやりしていなくて意識がはっきりしていて腕毛引っ張ったら痛かったけど、夢だよね。

「よし。二度寝だ」
「何がよしなの」

雲だか霧だかの中に声が響く。エコー利かせたマイクで喋っているような、だけどそんな電子音でもないような。
背筋をツ、と汗が落ちる。この雲だか霧だかにぼんやり見える川っぽいもの。遠くにあるそれを視界に入れた瞬間に過ぎる言葉。

「さんずの!」
「正解」

有名すぎるあの名所にいつどうやって来たのかさっぱり見当がつかない。死、という言葉が浮かぶがいやいやそんなのないないと否定する。それじゃあこの辺りは更に有名な。

「さいの!」
「川原だねえ、たぶん」

石積まないといけないの?鬼にいじめられちゃうの?ひとつ積んでは父のため…って、いやいやそれないわー。父ちゃんずっと前に死んでるわー。俺一応ごくごく一般的なそこらのモブAとして日々を過ごしてきたと思うんですよ。人生の主人公はキミだ、とか熱いこと言われてもやだそれめんどくさい、と撥ね退けるような。群衆の中に入ったら完全に区別がつかなくなります。漫画になったらテンテンちょっちょと書かれます。取り留めて得意なことも無く、目立ったところも無く、彼女も…いな…くて…。

「やーい童貞」
「ちがいますぅー!学生時代にあまずっぱい経験はしていますぅー!魔法使いにはなりませんー!」
「君に子供が居たら呼ばなかったね」

白いもやもやがすっと晴れていくと、川の手前に青年が立っていた。白いシャツに白いズボン。顔立ちは普通の日本人。高校生か大学生か。知らない人だ。
妙にリアルな夢が続くな。どんだけレムっているんだ俺。

「やあ」
「こんちは?」
「はい、こんにちは」

いやいやどうもどうもと互いに頭を下げると、青年は人の良さそうな笑みを浮かべる。全く記憶に無い、逢ったことが無い。
というかここ何処。

「きみが思い浮かべたままを現した世界だよ」

綺麗だね、と青年が微笑む。

「先ず落ち着いて聞いてくれないかな」

いつの間にか現れたテーブルセットに驚くが、取り乱すほどではない。丸いテーブルの上にほかほかと湯気が上がる湯のみ。俺が紅茶より緑茶派なのを知っての所業か。

「あはは。そうだよ」

な・なんだってー。

「悶々と考えるのはいいけど、喋ってくれるかい?突っ込むなら盛大に突っ込んでね。ハリセンいる?」
「ハリセンて」
「古い?あはは」

背中の汗が滝のように流れる。顔に汗は殆ど出ない。女優なのアタシじゃなくて体質だ。この体質のせいで学生時代にマラソンをサボったサボらないで教師と喧嘩したっけ。いいおもいでー。

「まあまあ座ってよ。常軌を逸しない程度に制限はかけさせてもらっているから、今起きていることを冷静に受け止めて」
「ああ、まあ、いつもの俺なら大絶叫で逃げているところだな」

いろいろとおかしいと理解しているが、だからといって慌てることが無い。頭の隅が常に冷静で、落ち着けばぁと言ってくる。なんだこれ。
青年に勧められるまま椅子に座り、お茶を飲む。新茶の玉露かこれ。すげえ美味い。

「それはどうも。君が美味しいと感じた味を再現したからね」
「あのね」
「はいはい」
「あのですね、あの、ええと、あの」
「落ち着いて?」
「ふう、ここはどこかな」
「うん。君がイメージした死後の世界」
「シッ」
「うん。神城タケル、享年28歳。死因は心不全、にしといた」
「シンッ」
「うん。寝たままぽっくり」
「ポッ」

死んだと告げられて、心不全と告げられて、何でとかふざけんなとかドッキリだろこれとか、いくらでも叫べたはずなのに声が出ない。

「無駄に慌てないように制限をかけているからね。落ち着いて…は、いるだろうから話を続けるよ。君はね、世界…この場合地球という惑星の日本という国の横浜という地域で『消え人』候補の一人だったんだ」
「きえびと?」
「うん。僕達の世界では消えても構わない、気にされない、困ったことにならない人」
「はあ?」
「普通の日常を送っていれば、誰しもいきなり消えたら心配されるだろう?だけど君はそれに該当しなかった」
「そんな」
「だって君、昨日で会社を辞めたろ?1年間世界を旅して回るんだとか言ってそこそこの貯金で完全ノープランで辞職。両親は既に他界。兄弟も親戚もいない。彼女もずーーーっといない。友人はいるけど年に数度のメールのやり取りのみ。ここ何年も一人旅しかしていない」
「そう…ですけど」
「うん。先ず会社を辞めた時点で君は気にされなくなる。よほど優秀だったら別だけど、ごくごく一般的な社員。会社を辞めても損益は無い。同僚と深い仲でもなかったから心配されることも無い。飲みに誘われるかもしれないけれど、一人旅をすると言っている時点で連絡は取りづらくなるだろうなと認識されている。実際に取れなくても記憶は風化してしまうから惜しまれることも無い」

青年に言われた通りだった。
ある程度の貯金が出来、学生時代からの夢だった世界遺産巡りを1年ほどしようと計画していたんだ。自分探しとか成長とかそんな高尚な目的ではない。ただ面白そうだっただけ。もともと独り旅が好きだったしな。
会社では同僚と深く関わることは無く、薄く浅い関係。一人でも寂しさをあまり感じない性質(たち)なので、俺が突然死しても惜しまれることは…あまりない?えっなにそれすごい寂しい人生なんじゃね?って思われるかもしれないが、俺は気楽だった。

「そうそう。アパートの更新とか各種税金の支払とかあるかもしれないけれど、そこはほら死んだからね」
「何で俺…」
「最初から説明するの?やだよ。『消え人』候補だったからとしか答えられない。『消え人』は他にも候補が居たけれど、こっちの都合で君が選ばれた。あとはそうだなあ…。持病も無いし健康そのもの。心臓も力強い。器に障害がなければ魂も強くなる。性格も悪くは無い。捻くれてもいない。人を殺すのは悪いことだと認識できるし、困った人が居れば助けてあげたいという気持ちもある。精神も極一般的。つまり普通の人間」

それはつまりモブAってことだよな?普通を連呼するな。悪いことじゃないだろうが。
普通に生きてくれば法律のこともわかるし、同族殺しがご法度であるのは当たり前のことだ。怖い願望も無い。家庭環境が劣悪な中育った人間ならば性格も卑屈になったりするかもしれないが、過ちを犯したさいのリスクを考えれば後々面倒なことになるだろう。面倒だから、犯罪をしない。その程度の考えだ。
俺に出来る範囲ならば困った人を助けてやろうと思うけど、休日に遠出してボランティア活動するほど優しくは無い。自分が満たされてこそ、他人への少しだけの手助けが基本。

「それでいいんだ。条件はフッツーの、一般的な普通の魂だからね」
「そこまで普通を強調するのか」
「だいじなことだよ?」

青年は優雅に茶を飲み干すと、またいつのまにか取り出した急須でお代わりを注ぐ。この色と匂いはほうじ茶だ。

「君は誰?」
「やっと僕に興味を持ってくれた。名前は無いから好きに呼んで。僕は太陽系を管理するものだよ」
「宇宙人?」
「んー…ずいぶんとざっくりしているけど、まあそれでいいや。とにかく太陽系とその周辺の銀河を管理しているんだ。それで、別の宇宙から応援要請が来てね。ちょっと手伝ってあげているところ」
「なんだか壮大すぎて考えるのが疲れるな」
「宇宙で管理職しているとでも思って」

一気に庶民的になったな。

「あはは。地球の人間は神様とか言うかもしれないけど、僕そんなんじゃないよ。神託もお告げも一切したことないもの。ただあの星が寿命を終えるまで見守って、時々いじくっているだけ」
「神様…ってもっと神々しくて恐れ多いと」
「神様も管理職に過ぎないけどね」

やめてくれ。ゼウスのイメージを市役所のおっさんにしないでくれ。
特定の宗教を妄信しているわけではないが、誰かが見ているかもしれないから悪いことはしないでおこう、という考えはあるぞ。

「うんうん、そうだね。そういう考えって大切だと思うよ。それでね、他の宇宙にある“マデウス”って惑星でちょっとした革命を望んでいるんだって。その星はいくらいじくってみてもうまくいかなくて、定期的に文明が滅んじゃうらしいんだ。だから僕が少しだけ介入してほしいと頭を下げてきたんだよ。珍しいこともあるもんだよね」
「俺にラノベやアニメやゲームの知識が無かったら、ここで号泣して帰してと叫び狂っているな」
「そうだろうね。だから君が良かったんだ」
「なぜ」
「ものすごくじゃないけどある程度はある知識でしょう?そもそも地球で愛されているゲームや映画っていうのは、僕たちが少しだけ介入して情報を与えているんだよ。驚くかもしれないけど、地球で生まれた偶像物、物語というのは宇宙のどこかの星であった史実なんだ」
「うわまじか!フォースとかあるのか!青色星人とか昆虫惑星とか!」
「うんうん」
「御伽噺もか?かぐや姫や…赤頭巾ちゃんとか」
「そうだよ。それでね、マデウスっていう星は地球とまるで違う環境にあるんだ。いわゆる君が想像する剣と魔法の世界」

宇宙はとにかくデカいから、どっかにはそういう世界があるだろうと妄想していた。実際にあるのだと言われても信じられるかは別。妄想くらい誰でもするだろう?
しかし、地球で生まれた物語は何処かの宇宙で実際にある史実…なんて。なんかこう、燃えるな!あの映画とかゲームとかアニメとか、全部実際本当のことと言われたら、燃えるな!!

「特に『消え人』候補にはそういった知識をつけてもらうようにしているんだ。まあ、興味を持たなかった時点で候補からは外れるし、逆に異世界に行きたい願望が強すぎる対象も外れる」
「どうして」
「実際に送り込んで世界をめちゃくちゃにされた前例があるからね」

頑張りすぎて空回りした、ということか。

「そうだよ」
「それで、俺はあの川を渡ればいいのか?」
「あんなの君のイメージに過ぎないよ。そうじゃなくて、マデウスに行って欲しいんだ」
「………はい?」
「うん。あの世界に君という名の雫を垂らす。穏やかな水面に落ちる一滴は波紋となり、時には世界を全て変えるほどの大波となる。君にはその一滴になってもらう」
「え。なってください、とかじゃなく?」
「これは決定事項だよ。だって君、もう死んじゃったし。ぽっくりぽっくり」
「実感ないんだけども」
「今は精神体だからね」
「そのまま極楽浄土でキャッキャウフフとか」
「あはは。あるわけないよねそんな世界。マデウスに行かないのなら君の魂は消えるだけだよ。そこでおしまい。君という個はなくなるだけ。さよなら」
「いやでもいきなりそんなこと言われても、ほらいろいろとやり残したことが」
「最終回を迎えていない漫画のこと?あれの最終回はピーーーがピーーーーになってピィィィで終わるんだよ」
「そんなあっさりと言うなあああーーー!」
「一人旅するつもりなら、地球だろうとマデウスだろうと同じでしょう?」
「だいぶ違うと思う!」
「地球だってウッカリすると殺されてしまうことだってあるんだから。痛くて苦しくて悶絶しながら最期を迎えるよりいいじゃない」

いきなり死んでいきなり他の国?に行って来いと言われても、はいはいわかりましたと言える普通の人間は存在しないと思う。日々異世界にトリップしたいと懇願している人間ならともかく、俺は違う。ピラミッドやナイアガラの滝を見る予定なのに。

「明日は溜まった洗濯物を片付けるつもりだったんだ!」
「死んじゃったからもう必要ないよ。遺品は処分される」
「……!クローゼットの中の!」
「それと、HDDにある大量のデータは消去しておいたよ」
「勝手に殺さないでください!俺の、お宝!!」
「運命ってやつです」

なにその強引なの!

「もちろん身一つで行かせるわけ無いよ。そんなことしたら、人里に辿りつく前に下級モンスターに殺されちゃうからね」
「モンスター居るの??そんなの困るんだけど?!俺、喧嘩なんてしたことないんだけど!」
「わかっているって。だから君が望むだけの異能(ギフト)を与えるよ。いわゆる祝福ってやつだね」
「いきなりゲームっぽくなったな」
「わかりやすいでしょう?」

日常をいきなり終わりと宣告されて、納得は出来ない。だが俺の中では既にマデウスとやらが気になっている。普通に日常を送るのも良いのだが、そんな日常の中にほんの少し望んでいた非日常。それが送れるかもしれない可能性に興味が無いとは言えない。

「例えばどういう贈り物?とやらをくれるんだ」
「先ず言葉。もちろん日本語じゃないから不便でしょ?不便どころじゃなくて、言葉が通じないだけで死んじゃうこともあるからね」
「そうだな」
「種族ごとで言葉が違うんだけど、マデウスに住む言葉を発する生き物の言語なら全て理解できるようにしておくね。もちろん、文字も読み書きできるように」

異能(ギフト):世界言語

「それはありがたいことだ」
「うん。それから身体能力も向上しておこう」
「病気になりにくくしてくれるとありがたい。筋肉痛で動けなくなると困る」
「そうだね。毒耐性、麻痺耐性、各種免疫もつけておこうか。これで大怪我を負っても後遺症や障害が残らないようになるよ」
「大怪我を負わないようにしてくれ…」
「あと恐怖耐性、免疫。見境無く叫びまわらないように、心を平穏に保てるように冷静さを向上、と。これ、けっこう大事だよ」

異能(ギフト):身体能力 各種免疫・耐性

「無一文は困る。それと、今までの貯金が心残りだ…」
「現金を持たせることは出来ないな。うーんと、探査能力もつけておこう。探査魔法を展開して素材を探し、それを素材屋とかで売ればお金になるからね。貯金は…800万ね。うん、それに見合う価値のあるものを見つけられるようにするよ」
「鞄…とか持たせてくれるのか?色々入れられる便利な感じの」
「俗に言うアイテムボックス?」
「それだ。なるべく制限無いほうがいい。ある程度の重さと大きさがある鞄」
「そこらへんによくある鞄に見えるようにしよう。生きているものは入れられないけど、植物ならいいかな。液体は何かに入れたら保存できるようにしておくね。食べ物もタッパー保存なら腐らないようにしておくよ」
「タッパーなんてあるのか?」
「ああそっか。それじゃあ、何かで包めばいいよ。パンとか惣菜とか、生身で持ち歩くことは無いよね」
「誰かに悪用されないように」
「君以外には使えないようにするよ。もし紛失しても直ぐに戻ってくるように」

異能(ギフト):探査能力 空間術 私物確保

「魔法は使えるのか?」
「魔力極限ね。即座に理解出来るようにイメージ具現化を向上。ゲームでよく使われる便利な魔法も使えるように。制限はあるけどある程度は使えるから。先人に習ってもいいけど、独学で使えるようにもしておこう。これで知識力も向上」

異能(ギフト):魔力極限 具現化能力 知識理解力

「動物に嫌われないように」
「血に飢えた獰猛なモンスターは無理だよ?でもまあ、この程度なら好かれるようにしておこう。流石に言葉まではわからないけどね」

異能(ギフト):意思疎通

「魔王を討伐する勇者にはなりたくない。余計な火の粉を払えるだけの力は欲しい。最強の剣豪じゃなくて、喧嘩に勝てるくらい」
「あはは。勇者(そんなの)居ないから大丈夫。雑魚くらいなら瞬殺出来るから逆に気をつけて」

後は何が必要だろうか。
言葉が理解できて便利な袋があって魔法が使えてちょっと喧嘩も出来て…。

「可愛いパートナー!」
「守られるだけの貧弱なのよりむしろ守ってくれるほうがいい?」
「ある程度守れるくらいは」
「うん、大丈夫。直ぐに逢えるわけじゃないけど時期が来たら逢えるよ」

おおお…まさか異世界で可愛い子に出逢えるとは…。

「探査して素材採取して売り払えばお金になる。これで日々の生活は送れるね。魔法はイメージ次第で色々と応用が利くから試してみてね。おっと、少しの幸運もつけておこう。悪運が強いよりも幸運がいいね。いいことあるよ」
「人外とか魔物とかになるの?俺」
「ううん。人間として、あの世界では生きやすいようにしておく」

青年の姿が薄れていく。
三途の川がぼやけていく。

「えーと、他には無いかな?あれもつけたしこれもつけた………あっ」

あ?

「つけすぎたかもしれないこれ…」

え?

「やばい。幸運を削る?それより魔力…なんで極限にしたの僕。えっ?パートナーそれになるの?…大丈夫かなあ」

おい??

「まあいっか。頑丈だしちょっとやそっとでは傷つかないからいけるいける!」

なんか嫌な予感するんだけどーー?

「あっ、第六感までついちゃった。これもいいよね。それじゃあ神城タケル。君はマデウスを旅し世界を周り世界を見てくるんだ。僕からの制限は特に無いけど、むやみやたらと大量虐殺はしないでね。理由があるなら許容するね。でも後々面倒なことになっちゃうからそこはよく考えて」

なに言ってんだおまえ!!!

「君の一生を君らしく精一杯生きてくれ」

もう一回オーダー確認してくれないのかよ!







大丈夫。
君なら大丈夫。







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