トップ>小説>転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜
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第一章 幼少期編

第十一話 神たちの雑談

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 カインが元の世界に戻ったあと、その場で神達の話が始まった。

 テーブルの真ん中にはスクリーンが映し出され、その中にはカインが映っている。

「みんな見てみよ。カインが驚いておるわ!フォッフォッフォ……グフォッ」

 器官に詰まりながらもゼノムが爆笑しながら腹を抱えている。
 先ほどの威厳がある雰囲気とはまったく違う。

 洗礼を終え、家に帰ってきて部屋で自分のステータスを確認しているところが映し出されている。

「ゼノム様、全員が加護Lv.10を与えてしまっていますけど、いいのですか?現世にてLv.5以上の加護があるとは知られていませんよ」

 ライムが声を掛けてくる。

「ライムよ。いいのじゃ。カインは今後色々な災難に立ち向かうこととなる。使徒としてな。今はワシの創造魔法で隠蔽ができるように教えておいたから問題はないじゃろ。それにな……見ていると面白いしなっ!」

「そっちが本当の理由な気がします」

 ライムが溜息をつきながら呆れている。

「ユウヤのときは召喚魔法で来たんじゃったか。最後は王になったけど、カインの場合はどうなるかな」
 ゼノムがボソっと言う。

「カインも魔法バカのレノみたく魔法ばっかりやってないで、剣術や体術やっておけばいいのにな。やっぱり筋肉が大事だろ」

 サーノスも笑いながら水晶を見ている。

「何言っているのよ。だからあんたは脳筋神とか言われているのよ」

 レノがサーノスに向かって拳大の水球を放つ。

「そんなの効かん!筋肉は最高の防具だ!」

 サーノスの体に当たった途端にはじけ飛んだ。

「これだから脳筋はイヤなのよ」

 レノも溜息だ。

「まぁカインは魔法が好きみたいだし、隠蔽したステータスも私の加護だけLv.3にしているし今後が楽しみだわ」




◇◇◇

 スクリーンに映し出されているのはギルドにいるカイン。
 冒険者をノックダウンさせたとこだった。

「おぉ。カインやりやがった。いいねぇ」

 体術を使ったことで、喜ぶサーノス。

「あんなの魔法で一発なのに。みんなまとめて吹っ飛ばしちゃえばいいのに」

 魔法を使ってくれなくて不貞腐れているレノ。

「あそこで魔法つかったらまずいでしょぉ」

 のんびりとしているベラが語りかける。

「まだ足りん。あやつが十八歳になるまでには国一番、いや、大陸一の強さになってないと困る」

 ゼノムが髭を触りながら話す。

「この先に何があるのですか?」

「その時のお楽しみじゃ」


◇◇◇

「ついにカインがやりおった。大規模な創造魔法を使いおった」

「世界辞典なんて、創造させて良かったのですか?」 

 魔法神レノが聞いてくる。

「いいのじゃ。少しくらいこの世界は発展してもいいと思うのじゃ。カインなら悪用はすまい」

「今回は、現世と前世の世界辞典じゃからな。かなり魔力量を消費したみたいだな。そのまま倒れおった」

「カインの前世はかなり発展しているそうですしね。こっちに少しは娯楽を流して欲しいですよ」

 パナムは商業神として、流通の発展がして欲しいみたいだ。

「娯楽品が流行れば、色々な品が新しく作ることになるし、わしも賛成だ」

「そのうち教会に祈りに来るだろう。その時に何か作るように指示しようかの」

「それはいいですねっ!来ないようなら司祭に神託を下ろしましょう」

 カインがいない間に話はどんどん進んでいくのであった。


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 すいません。今回短いです。
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