トップ>小説>暇人ネットゲーマー、異世界を往く 〜強すぎてチートと間違われてアカBANされた〜
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1.謎のダンジョン

奴隷の実態

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「おい、それは俺たちの奴隷だよな?」
「そうだな。それを俺たちに返せ。」

冒険者A、Bが現れた。
こいつらさっきあんな命令しといて返せとかどんな神経してるんだろうか。
とりあえずあれだな。いろいろ言って言いくるめる?
納得させるか。
勇者君から奴隷についても一応聞いておいてよかった。

「ん?これは俺の奴隷だぞ?何言ってるんだ?」

「そんなわけあるか!
白い髪の奴隷なんてそんなぽんぽん居るわけねえ!」

「じゃあ...そうだな
お前らの奴隷だって証拠は?」

「そんなのあるに決まってるだろ?」

冒険者Aは指輪の付いた左手をこっちに向け左手を握った。
そこで俺は自分の口元が吊り上がるのを感じた。
あの指輪は奴隷契約の魔道具だ。
指輪に魔力を込めると登録された奴隷の首輪が締まる。
当然この女性の首輪も締まるはずなのだが………
首輪は締まらなかった。
冒険者Aは驚いて指輪に再度魔力を込め、握る。
しかし首輪は締まらない。

「どういう事だ!!!なんで首輪がしまらねぇ!」

「そりゃそうだ俺の奴隷だからな。」

「なんだと!?」

「おいおい。その指輪は他人の首輪まで締めるのか?
物騒な物持ってんな………これはギルドに報告かな?」

「んな訳あるか!」

「じゃあこれは俺の奴隷だな。じゃあ失礼するぞ。
全く、めんどくさい……」

「ッ!ま、待て!」
「そうだ!それは俺達のだ!」

「違う。では失礼。」

そう言って俺は下の階層に降りていく。
気配では追いかけて行くのが分かる。
だが、俺は歩いているが相手は走っている。
当然追いつかれる訳で……

「チッ!こうなったら殺して奪い返してやる!まだ1回も味わって無いんだぞ!」
「そうだ兄貴!あいつなら何とかなりそうだ!あんな1人でこの階層に居るなんて有り得ねえよ!」

冒険者AとBは斬りかかってくる。

―――ジュジュン

「「は?」」

彼等の剣は中程から蒸発していた。

「いいか?これは俺のだ。次来たら殺すぞ?」

また俺は彼らに背を向けて歩き出す。

「(チッ!弓だ!弓で狙え!)(了解っす)」

今度は弓を放ってくる。

―――ジュジュジュジュン

今度は矢と弓どっちもが蒸発した。

「今度は殺すぞ?さっき行ったよな?次は殺すと」

俺はエアリを抜き肩に女性を担ぎつつ冒険者に向かう。
そして冒険者Bの首を飛ばす。
冒険者Bの首からは噴水のように血が吹き出す。

「お、おい………待て待て待て。
わ、分かった分かったからそいつはやる。
金は?いくらほ……ブシュッ」

続いて冒険者Aの首も飛びBと同じように血が大量に吹き出す。

「………ふぅ。とりあえず行くか。」

俺はその殺しの現場を放置し最下層に向かい歩き出す。
不思議と人を殺したという感覚は無かった。
やはり天使になったからだろうか。
ゴキブリを潰す感覚だ。
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