トップ>小説>暇人ネットゲーマー、異世界を往く 〜強すぎてチートと間違われてアカBANされた〜
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1.謎のダンジョン

異端同士

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「お、起きたかおはよう。」

元奴隷の女性が起きたので挨拶をする。
この女性はこちらをとろんとした目で見ると俺の右肩部分を見てビクッとする。
そしてガタガタ震え始める。

「ん?どうした?何かあったか?………あ。すまんすまん。
ちょい待ちな。―――『人化』」

俺は女性が怯えているのは俺の黒い羽を見ての事だと悟り、人化して羽を仕舞う。
本気出して加工してたから人化解けちゃったんだな。

「………フム。やっぱり怖いか。あいつらが変に強かっただけだったのかね?まぁいいや。飯だけでも食いな。生憎と風呂は無いけど
………ベッドはあるし地上まで帰りたいなら50層までなら行けるからそっからは自力で帰ればいいし。」

とりあえず飯を机の上に置いておき
俺は完成したリボルバー使ってヒュドラ狩りに行く。

検証結果。ダメでした。
なんかあれだな聖剣レベルじゃないと無理っぽい。
傷なら付けられるんだけどそれ以上がどうしても無理だわ。

今度は刀で試してみたんだけど、やはり刀が良いのかそこそこの抵抗で切れた。
ヒュドラってやっぱり強いみたいだ。抵抗なくスパッと行きたいので
刃先を火魔法で赤熱化させて更に光魔法で剣を覆い反射の属性を付与
これで刀を押し込めば焼き切りつつ魔物の肉を反射でどかしながらスパッと切れる。
我ながらいい感じに出来た。

さて、戻ってみると
女性が飯を食い終わってベッドに座っていた。
俺は予備に作っておいたアダマンタイトの椅子を取り出し俺の反対側に置く。
そして、世界樹の葉を使ってお茶を作る。
………勿体無い?いやね。
世界樹の枝が10000本も入ってりゃこうなるでしょ。
むしろジャガイモ欲しい。
ついでに塩。ポテチ食いたいわ。

「世界樹のお茶だ。飲んでいいぞ?」

全てアダマンタイトでは味気ないので今回はミスリル、聖銀と呼ばれる物を使ったカップだ。
これなら毒かどうか判断出来るからまぁいいだろう。

しばらく無言でお茶を飲んでると
あちらから話し掛けてくる。

「あの………貴方のお名前は?」
「ん?ああ、シンだよ。」
「え?死んだのですか?名前が?名前が死ぬって?」
「…………あ、すまん。シンって名前だ。」

シンだよ。が、死んだよに解釈された。
ちょっと吹きそうであったが何とか耐えたわ。

「………大変お聞き辛いのですが、貴方はあの神殺しの堕天使?」
「ん?ああ、その記憶は無いんだけどな。なんかそうゆうことらしい。
この前来た勇者君に聞いた。………そう言えば貴方の名前は?
あのあと色々めんどくさかったり忙しかったから聞きそびれたんだよな。」
「私ですか?私は……シェリーと言います。ハーフエルフです。」
「ふーん。ハーフエルフか、じゃあ。それがエルフ耳か?珍しいな。」
「………恐れられないのですか?」
「ん?ハーフって恐怖の対象なの?そうだとしても俺の方が怖いと思うから怖いと思うことないかな。そもそもハーフってだけで恐れられるって意味わからん。」

なんか複雑な世界なんだな。
その後シェリーと俺は喋り続けた。
最後はなんか、敬語取れてきて楽しかった。
久しぶりのタメ口の会話で懐かしさが湧いてきた。結構会話に飢えていたんだな………
勇者達の時は情報引き出そうと必死だったし………
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