トップ>小説>暇人ネットゲーマー、異世界を往く 〜強すぎてチートと間違われてアカBANされた〜
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1.謎のダンジョン

武器譲渡

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「………で、今に至ると。」

俺はこの元聖女に上級の回復魔法を掛けながら話を聞いている。
ん?古代級使え?疲れるからやだよ。
あとあの詠唱心にグサッと来るからあんま使いたくないんだよ。
しかし、おかしいな。
こいつらは勇者と聖女の称号を取り上げられたんだろ?
なら何でだろうな?
そのまま勇者と聖女が称号に残ってるのは………
なーんかきな臭くなって来たな。
そろそろ離れられるようになりたいわ。
ここは離れないと厄介事が降って湧いてきそうで怖いわ。
ホントに隠居生活みたいに農業で生活してみようかね?

「あーとりあえずあれだ。
お前ら武器ありゃいいんだな?んーと。あ、これがいいか。……ほれ。」

とりあえず適当に選んだ剣と鎧を床において渡す。

「………これは?ものすごく貴重そうだが………」
「あーそれ?そいつの名前は《騎士王剣   エクスカリバー》
まぁまだ沢山あるから気にしなくていいぞ? 
で、そっちの鎧は《聖鎧》それだけの名前、実際量産品だからこっちも価値はあんまないな。
まぁこれで何とかなるんじゃないか?」
「………なぁこれ国宝クラスの武器じゃないか。
こんなの貰っていいのか?
っていうか沢山ある?
そんなに聖剣はあるわけないぞ?
俺が使ってたのだって大陸に一振りしかない剣だったんだぞ?」
「ん?お前等あれ聖剣だと思ってたの?
あれは聖剣じゃないぞ?あれは《偽剣 カリバーン》聖剣の作成失敗時に出来る筈のあんま強くない剣だ。
でもあの剣は結構強かったから最初は聖剣かと思ったけどな
あと一歩届かなかった聖剣って所か。」

そうなのである。あの剣、見た目はすごく似ていたが、威力がイマイチであった。
装備の条件に制限がある分、聖剣シリーズは切れ味や重さ、魔力内包量など
ランクが上の武器も一部ステータスなら凌駕する程のステータスを持っていたりする。

「………なっ!」
「ほれ、武器はやったんだから帰った帰った。
お前等なら武器無くてもやってけるだろ。」
「いや……その……」
「………ん?食糧か?………ほれ。
お前が美味そうに食ってた地竜の肉だ。
これで生きて行けるんじゃないか?」
「………ちょ、待って待って!」
「何?俺そろそろ寝るんだけど
人は眠くなったら寝るんだぞ?
そろそろ眠気ヤバイから俺は寝かせてもらうよ。
最近、悟ってな。暇潰しには睡眠が一番だって気づいたんだよ。」

そう言って俺は勇者君放置して就寝した。
全く、こんな夜中に来やがってマナーなって無いな………ぐぅ。
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