トップ>小説>暇人ネットゲーマー、異世界を往く 〜強すぎてチートと間違われてアカBANされた〜
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1.謎のダンジョン

何故か寄ってくる面倒事

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おはよう。
最近、睡眠が暇潰しには一番だと気付いて睡眠時間増やしてるシンくんです。
突然だけど学校ないっていいよな!
まぁそれの代償に暇だったりするんだが、

さて、あの勇者達であるが、なんか住み着いた。
あのあと帰ったかな?とか思ったら普通にここで生活してやがった。

「なぁ、お前らそろそろ出たら?」
「いや!こんなものまで貰ったんだ。恩を返さずにこのまま出ていけない!」
「そうです!我等の二柱の神 敬愛と時空の神に誓って必ず恩は返します!」

なんてカッコイイ事をこの2人は言っているが、
俺はこいつらが夜にコソコソ喋っているのを知っている。

「(なぁなぁ。これからどうする?)
(そうですね………このまま外に出てもその剣を奪われてまた、同じ目に遭うでしょうしそれならここに居させて貰った方が……)
(そうだよな〜)(そうですね)
(とりあえずここに居させてもらうか)
(そうですね。とりあえず恩返しも含めてここに居させてもらいましょう)
(あいつの庇護下に居れば安心だしな)」

こんな会話が夜に漏れ聞こえてきたのだ。
なのでこいつらの下心がわかっている俺はジト目でこいつらを見るしかないのである。
こいつら恩返しする気はあるが寄生する気も満々である。
さっきも勇者君は、

「リアにも何かくれないか?」

と言ってきた。最初は、

「なんでお前らにやらなきゃならん。」

と断っていたが、この聖女が戦力不足で死んだら寝覚めが悪いのは俺である。
なので、なんか適当に渡そうと思った。
...が、国宝級渡すと後々こいつらが死んだときにこの武器を回収しようとする
馬鹿がでてくると思ったので、
回収するのも嫌がるような武器を作ろうと思う。

《堕天 シン》

こいつである。今回は更に堕天使の羽をあしらった装飾を加えてみた。

「ほれ、これならいいぞ。」
「...え。こ、これは......」
「ていうかむしろこれしかダメだ。」
「それはどういう......」
「...お前らな、その武器の価値わかってるか?」
「わかってる。」
「わかってます。」
「じゃあなんでこれなら渡せるかわかるか?」
「「わかりません。」」

勇者と聖女は揃って首を横に振る。

「あのな、お前らその真打版《聖剣》地上に持ってったらどうなるか......わかる?」
「「....?」」
「だからな?その剣は強力だ。なら地上に持っていったら騒がれ、さらに強奪されるだろう。
当然だ。人類最強を誇った剣を軽く凌駕する剣だ。
持っているだけで国家間のバランスは大きく崩れるだろう。
で、そのせいで戦争が起こり多くの人が死ぬかもしれない。
だからその剣は地上に出すべきではない。
だがこれなら別だ。
地上でもっとも人に忌み嫌われる存在『堕天使』
それを象ったかたどった剣。
これなら呪いの剣とか言われて誰も手に取らないだろう。
(実際呪いがないとは言えないからな...)」

「だ、だがこれは...」
「は、はい...さすがに」

まあさすがに素直にはいとは言えないだろう。

「まあ、俺はこれ以外渡す気はない。
勇者君のもここを出るときに返してもらう。」

「ならそれをわたくしにください堕天使様!!!」

......なんかまためんどくさそうなのが来たよ。
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