トップ>小説>暇人ネットゲーマー、異世界を往く 〜強すぎてチートと間違われてアカBANされた〜
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1.謎のダンジョン

番外編:異界の勇者達

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私、ではなくがそこに来たのに気がついたのは、
光り輝く魔法陣が消えてからだった。
私は部屋で電話をしていたはずなのに気がついたら埃が舞い、古臭い.......
そう、これはギリシャのパルテノン神殿を想起させるかのような建物の中に居た。
それもクラスごとである。

「おお!神託の通りに勇者様方が降臨されたぞ!」

私達は魔法陣が刻まれた台上に立っており台の下を見下ろすと何人もの50を過ぎたようなお爺さんが勢ぞろいしておりその誰もが私達に対してキラキラしたような目を向けてきた。
だが、それは私達に対してではなく私達を通して別の誰かを見ているようでとても気持ち悪かった。

「あのーなんの話をしているんでしょうか?」

近くに居たクラスのまとめ役的存在一応委員長、近藤 大成くんが、老人たちに話しかけた。
彼は正義感が強く、人をすぐに助けようとする癖があるが、実力も見合っていて、実際やり遂げるため結構人気がある。

「おお!失礼いたしました。神の使徒様方。
我々の世界《ケンヌス》へようこそ。
私は時空の神と敬愛の神を信奉する赤字教会の教皇、イスタールドと申します。
このたびは我々に救済の手を伸ばしていただき誠にありがとうございます。」

神?神の使徒?何のことを言っているんだろうかこの人たちは。
ドラマの撮影?でも俳優や女優でもない私達を使ってどうするんだろうか?

「とりあえずこちらへ我々の今の状況をご説明いたしましょう。」

そういって、私達を誘導していく。
状況がわからないので私達はざわつくも近藤君の一言でとりあえずついていく。
案内されたのは大きな机がひとつある場所だった。

「とりあえずお座りください。」

そして私達にはメイドさんに飲み物を配られ席に着く。

「私達の世界は多種多様な生物がすんでおります.......



......話が終わった。
解説された内容はこんな感じである。

この世界にはエルフ、獣人、人間、魔族が住んでいる。
それぞれがさまざまな神を信奉しているが、
ある日、エルフ、獣人、人間に神託が降りた。
それは魔族を滅ぼせというもの。
人々は何故こんな神託が降りたのか分からなかった。
だが、神託の通り勇者の選抜や軍備などを始めた。

だが、その神託の真偽は魔族の王魔王により明らかになる。
彼等が宣戦布告をしてきたのである。
しかもその内容は魔族以外を全て滅ぼすというもの。
これには人々も驚き。
各国は軍備を急激に強化し始めた。
だが、また彼等に神託が降りる。
それは勇者を追放するようにとの事。
彼等はもはや神託を疑わなかった。
勇者を即追放し、神託にあったように異界の勇者、つまり私達を代わりに召喚して寄越したという事だ。
私達には迷惑な話である。

「ふざけるな!俺達を家に帰してくれよ!」
「そうだ!召喚できたのなら帰還も出来る筈だろう!」
「私達はただの一般人よ!戦える訳が無いじゃない!」

話が終わった後は阿鼻叫喚である。
罵声や悲鳴、泣き声などが響き渡る。
私は不思議と大丈夫だった。
ある程度漫画や小説などを読んで耐性が付いていたからだろう。

「落ち着くんだ!」

正義の委員長くんが一喝!
場が落ち着きを取り戻す。

「イスタールドさん、僕達はどうやったら帰れるんですか?
帰れる方法が分からなければ協力する事は出来ません。
貴方がたには協力したいですが、僕達には帰る家があり、家族があります。
これで死んでしまっては家族が悲しむでしょう。
ただ、無意味に戦いに飛び込む訳には行きません。」

おー。凄いまとめ方だ。さすが正義の委員長。
カリスマも凄いね。イスタールドさんは少し悩む素振りを見せると少し困ったような顔で話し始めた。

「いや、申し訳ございません。
我々には帰還の方法も分からないのです。ただの召喚は我々でも出来るのですが………
異世界から……というのは無理です。
それはもはや神のみの手段と言っていいでしょう。
神の望みを果たして、運が良ければ神に会えましょう。
………ああ、それともう一つ過去に神を殺して神の力を手に入れた堕天使が存在すると
聞き及んでおります。
かの者ならば出来るかも知れませんな。」

その堕天使は嫌われているんだろうな。
教皇さんの顔に嫌悪の色が見える。
相当触れたくないんだろう。

「そ、その人は何処に………」

「シン大迷宮、という所に封印されております。未だ人が到達した事はありませんが
貴方がたは神より力を与えられしもの我らより潜在能力が高いのです。
その使徒としての力ならばまだ人が見た事の無い堕天使も見える所まで行けるかも知れませんな。」


そこからはイスタールドさんは
退席し私達で議論した。結果、
私達なら行けるだろうと判断し
その大迷宮を攻略することになった。

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番外編も終了です。
これからも書き続けられるよう
頑張りますので
今後ともよろしくお願いします。
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