漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 6ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
竿尾悟先生

わたしの履歴書

第2回 竿尾先生の制作ツール&作業環境、スケジュールを大公開!

ペン先の細かい使い分け、その用途に迫る!

――第2回では、制作ツールの詳細や作業環境と合わせて、日毎・月毎のスケジュールもお伺いできればと思います。竿尾先生はモノクロ漫画原稿を基本、アナログで制作しておられるとのことなので、まずは使用している道具の詳細を教えてください。

付けペンは主に日光のペン先を使っています。メインがGペンで人物等の主線、細部はスクールペンで効果線は丸ペンです。背景はもっぱらタチカワの新ペン先スクールとピグマのミリペン、0.05mmですね。

――細かく使い分けされますね! 背景のスクールペンとミリペンの用途はどう違うんですか?

ミリペンだと消しゴムをかけると線が薄くなったりするので、スクールペンと併用しています。8巻の野外、地面や風景はほとんど、9巻冒頭の風景は全部ピグマです。

――ミリペンはいつ頃使い始めましたか?

「ゲート」のページが増えたくらいからですね。これでは間に合わない、と(笑)。60話はタチカワの新ペン先スクールを使ってみたりもしたんですけど……。いろいろ試してみた結果、現状ではこれが自分にとってベストな感じですね。

――使用インクや原稿用紙はいかがでしょうか?

インクは描き味が良いので開明墨汁を使っています。乾きが早いので背景とかは製図用で描いてみた時もあったんですが、なんとなく線が野暮ったくなる時があるように感じたので……。原稿用紙も描き味が良い、ICの135kgを使っています。

開明墨汁の蓋に書いてある日付は開封日。粘度が上がるので3ヶ月ほどで買い替えるため、その目安にしているとのこと。

――アナログ作業は職人的なところもありますし、手に馴染むというのは大事ですよね。トーンはどうですか?

主に使うのはデリータのトーンです。以前一番使っていた、赤ブーブー通信社のAB561という迷彩柄は廃盤になっちゃったんですよ。

――それはなくなったら困りますね……!

手持ちの在庫もあと2、3枚しかなくて……。でも「ゲート」では使う時がこれからはほとんどないはずなので……今のところ大丈夫か、と(笑)

――もし必要になったらどうしますか?

そうなったらデジタルで処理するかなあって感じですね。

――その手がありましたね!

昔、「迷彩君」の頃は同じ柄を作るのにトーン3枚重ねとかでやっていました(笑)。今、「ゲート」の自衛隊の服で使ってるトーンは100枚単位で持ってるんで大丈夫かと思いますが。

――それを聞いて安心しました(笑)。他に欠かせない物はありますか?

意外と重宝しているのが、マウスのように手に持てる形の卓上クリーナーです。本来は模型用の切り屑を取る用なんですけど、消しカスやトーンの削りカスを集めるのに便利なんです。模型屋で見つけて、これ仕事に使えるなって(笑)

これが竿尾先生のペン入れ道具の数々。白くて丸いものが卓上クリーナー!

――趣味が意外なところで役に立ちましたね(笑)

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