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着流しクール青年と可愛い系眼鏡青年の、日常&非日常系BL異能ファンタジー
最上常夜(サイジョウジョーヤ)は殺された──かに思えた。記憶と引き換えに、異能を消し滅ぼす《滅却の心眼》の異能者として息を吹き返した常夜。彼の人生は明確に変異した。友人月彦と共にある日常と、異能者と遭遇する非日常が衝突する。
飢えを堪える人狼、言葉を封じた少年、夢魔の飼い主、都市の散歩者……常夜が遭遇する者たちはみな、どこか悲しい。
異能を持つ者たちの歪んだ日常に、常夜の刃が斬り込む時、都市の不夜に男たちの運命は交差する─
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セルフレーティングは念の為に行っています。
カクヨム、エブリスタ、なろうにも投稿しています。
文字数 81,851
最終更新日 2019.12.01
登録日 2019.09.14
ヒミ ミサキは《幻視者》であった。しかし、高校時代の慕わしい先輩クゼ エイリの死をきっかけに、視るだけでなく視せることもできる《幻視使い》となる。
クゼの死への自責の念から入水したヒミを、クゼの声が煽る。これからは欲望のままに生きるようにと──
生還するも、日常と非日常の境界がねじれたヒミの傍らには、幻視で創られたクゼがいた。
クゼの痕跡をたどり、彼との別れの場となった橋へと向かったヒミは、美しい盲目の少年カナメと出会う。
謎の追手からカナメを守ったヒミは、カナメの望みにより探偵カザキリ オウマのもとへ行くことに。カナメは囚われた兄の救出を望む。
カナメに惹かれるヒミは彼を放っておけず関わることにするが……。
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エブリスタで一度完結させたものを改稿し、公募応募のためにあげたものです。カクヨムにて三村薔名義で投稿しているものと同一の作品です。
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文字数 31,805
最終更新日 2019.08.31
登録日 2019.08.30
「そうだ、お前を愛してる──だからお前を食いたい」
私は回想する。
たぶん、五歳の頃だ。私は兄とあてどない旅をしていた。
兄がニンゲン以外のなにかであることは、なんとなく察してはいた。
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拙作『渇きの午睡』と同じ世界観です。
文字数 5,705
最終更新日 2019.08.30
登録日 2019.08.30
人魚の存在をぼくがどうやって知ったのか、誰から教えてもらったのかは覚えていない。
でも、クラゲを教えてくれたのはヒロトだ。
ゆっくりと風化していく街で出逢った二人の少年。日常の影は濃くなり、別れは着実に迫る。
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エブリスタに投稿し、三村美衣氏から佳作を頂いたものです。
昔あったトラウマになりそうな児童書みたいなのをイメージしました。
よく短編で田舎と都会の対比みたいなのを書いてしまっていますが、都会に対する憧れというより畏怖みたいなものがあって書いてます。
夜の水族館は憧れの場所。『アクアリウムの夜』のせい(笑)
文字数 11,462
最終更新日 2019.06.21
登録日 2019.06.21
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