パンツマン信忠(ぱんつまんのぶただ)

パンツマン信忠(ぱんつまんのぶただ)

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恋愛 連載中 長編
きっと、こうなったのも運命の存在があるからだと思うんだ。 僕は思い切りの笑顔でそう言った。 でも、それははっきりいって間違いで。 どうしょうもない勘違いであったことは紛れもない事実としてここにあるのだから、あの時の僕はまるで赤鼻のピエロに違いなかった。 毎日の代わり映えしない生活に嫌気がさしていたはずもないし。 むしろ安心感をもっていたと言える。 自分がヘトヘトになって帰る家に誰かが待っていてくれる。 これは、僕がこれを幸せと感じていた頃の話。 皮肉目いた言葉を使って、君と話す何気無い時間は、今まさに思い返せば、かけがいのない時間であった。 その時間に戻りたいと、感じる時がある。 でも、戻れないとわかりきった答えをだすしかないことぐらいわかっている。 それでも悩むのが、どれほど無駄な事かも十分承知である。 それをわかっているのに。 心は言うことを聞いてくれない。
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文字数 46,822 最終更新日 2020.01.30 登録日 2020.01.09
 いきなりの告白でびっくりするかもしれないが。  ここは思い切って言ってしまおうと思う。  女子高生が好きだ。  俺はその気持ちだけで小学生時代を生き抜いてきた。  いや、中学生時代もか。  ん?   悪いか?  そんな事はない。  それが悪だとしたら俺は世界すら相手取る!  それぐらいの気持ちが俺にはあった。   さて、中学の卒業式。  涙なぞは流しはしなかった。   むしろ、来月から夢の高校生生活の始まりだと意気込んでいた俺であった。  だが、実際は入学してみると、どうだろう。  夢見ていた女子高生はそこにはいなかった。  説明するのは難しいが。  簡単に言えば、俺の好きな女子高生はあれだ。  黒髪なんだよ。  清楚なスカートなんだよ。  男性にうぶなんだよ。  なのに。  なのにだ。  俺の入った矢先南台高校の女子高生は違った。
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文字数 47,002 最終更新日 2020.01.20 登録日 2020.01.03
1000000年の月日を超えて蘇るお父さんのマジカルラブリーパワー愛と正義のラブリーステッキで悪い奴らをぶっつぶふ
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文字数 36,468 最終更新日 2020.01.03 登録日 2020.01.03
魔界の朝は早い。  カラスの群れが俺の安眠を阻害する。  重い体を引きずりながら自室のカーテンを開く、遠くに所狭しとぼろ臭い家と畑が建ち並びんでいる。  魔界の昔からの光景ではあるが、どうも今日はあまり見ていて良い気分がしない、どこを見ても、変わり映えのない景色しか見えないのは何だか味気ない、と、言っても、俺も、前まではあのぼろ臭い家の一つに住んでいたわけだが。  魔界の周りを囲むように崖があり、その崖の先はここからでは霧が濃く、確認出来ない、俺の知っている限りでは崖の先を見に行くといって旅だった者で帰ってきた奴は一人もいない。  そんな面白みのない魔界の中で一際目立つ俺の屋敷、家の表札には大きく「魔王」と書かれている。  俺は、その屋敷と表札を尻目に、屋敷近くに置かれている台座への一本道を歩いている。  普通の日の魔王の仕事なんて、朝起きたら、着替えて夜が更けるまであの台座に座っているだけなので、本当につまらない。  俺が魔王になってから、もう何年たったろうな。
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文字数 17,697 最終更新日 2020.01.02 登録日 2020.01.02
これは案山子の物語。  どこから来たのかわからない、どこへゆくのかわからない。  ただ、案山子はいつもそこにいて、自分では何も決められず、大切な物をいくつもなくし、大事な人を何人も泣かせ、それでも案山子は生きていた。 「僕には考える脳みそがないから、一人では何も決められない。僕には脳みそがないから、周りの皆からバカにされても仕方ないんだ」  案山子は表情なくそう言った。  諦めたわけではなく、信じていたわけではなく、静かに自分に言い聞かせるように、噛み砕いて自分に教えてあげるように、もの覚えの悪い子供に言い聞かせるように、案山子は知っているから、この話を誰にしても信じてはもらえないし、この体験を楽しげに話してしまったら嘘つき呼ばわりされることも、それがどんなに辛いことかも、寂しいことかも、案山子は今までの人生で全てわかっていたんだ。 だから 「いらないんだこんなもの」  彼は脳みそを取り出した。  それでは始めよう。
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小説 83,792 位 / 83,792件 ファンタジー 24,235 位 / 24,235件
文字数 5,743 最終更新日 2019.10.24 登録日 2019.10.24
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