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同じ飲食店グループで勤務する英明と由香。
英明は洋食のシェフとして、由香は和食店のホール社員として勤務をする。
少し気難しい英明は、人付き合いが苦手である。
そんな英明であるが、由香とは相性が良く同期と言うこともあり電話を交わす友人関係。
英明は既婚者である、由香はバツイチ。
日々の仕事のストレスを抱え、夫婦仲にも満足していない英明は、
由香と飲みに行き酔った勢いで関係を持つ。
出会った頃の友人関係に、もう戻ることはできない。
抱き合う回数が増える度に欲が出る。
それは既婚者の英明はなく、バツイチの由香だった。
英明と抱き合う度、英明を束縛したくなる。
どんな恋愛にも、やがて終わりは来る。
互いに納得する終止符など、恋愛にありえるのだろうか。
一方通行だと知ったとき
終止符に納得できないとき、感情を抑えることはできない。
由香の感情を描いた官能的恋愛小説
文字数 31,519
最終更新日 2021.01.30
登録日 2021.01.23
十九歳の小野田理沙と二十五歳の友田圭太、切ない片思いを描いた物語。
東京生まれ、東京育ちの理沙は、どこか垢抜けない女の子である。
そんな理沙が、時給の良さと華やかなイメージだけで六本木の飲食店でバイトをする。
バイト先の飲食店「フォックス」には、面倒見の良い先輩、加奈子をはじめ、たくさんの仲間と出会う。
その中の一人が圭太だ。
圭太は、理沙とは、対照的にクールな見た目と物静かな男だった。
最初は、話しかけにくいオーラを放っていた圭太だが、次第に二人は、仲良くなって行き、圭太から「一番、大切な仲間」と言われる関係にまで発展した。
バブル全盛期の六本木。
今では、老若男女が所持しているスマホだが、
バブル全盛期で携帯電話を持っている人間は、ほとんどがビジネスマン。
もし、理沙と圭太の出会った1980年代に、
今のようにスマホを誰もが持っていたらなら・・・
きっと、二人の恋は違う展開になっていただろう。
理沙と圭太が出会って何気ない出来事が思い出に変わる。
「一番、大切な仲間」だからこそ、近すぎて言えないことがある。
相手との最高な関係を維持したいからこそ、隠したい本音があった。
理沙は、自分の気持ちを隠し、時に演技をしながら、友達関係を続けた。
やがて、二人の関係は、終わりを迎える日が突然訪れた。
圭太が実家である、青森に帰ることになった。
東京と青森。
二度と会うことはないだろう。
理沙は、圭太に気持ちを伝えることができないままで別れることを選んだ。
時は過ぎ、
二人は再会することになる。
遠回りしてきた理沙の片思い
片思いは、片思いのまま終わるのか、
それとも、この恋は成就するのだろうか。
もし、携帯電話、スマホがない時代に恋をしたなら・・・
便利な時代だからこそ、もう一度、想像してほしいと思う恋愛小説。
文字数 42,525
最終更新日 2021.01.14
登録日 2021.01.14
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飲食店勤務している鈴木小春は、日の生活に刺激を求めていた。
結婚相手の亭主である祐樹とはすれ違いの日々。
そんな満たされない環境の中で、SNSを通して一人の男性と出会う。
それが、丸井敏行二十五歳だ。
敏明とプロフィール交換を交わし、
小春は敏明と関係を持つ。
よくあるSNSを通した出会い。
出会い系のような非日常の世界。
ほんの軽い気持ちで始まった今時の出会いだった。
一回り離れている敏行と関係を持ち、次第に本気になっていく小春。
敏行にとっては、あくまで遊びの関係。
本気になった女と遊びとして関係をもった男、
最低な言葉で小春を振り回す敏行。
誰からみても最低な男である敏行、
だが小春は敏行を嫌いになることができない、忘れることができない。
敏行におぼれていく。
どんなに愛しても本気になってくれない敏行。
それでも敏行と一緒にいたいと思う。
みじめな大人の女の感情を赤裸々に描いた純情な恋愛物語。
文字数 33,765
最終更新日 2021.01.10
登録日 2021.01.10
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