魔法が使える聖女ナイラは、ある日、婚約者のガランの浮気現場を目撃する。その後、ガランを部屋に呼びだし問い詰めると、「本当にすまなかった!許してくれ!」とガランは頭を下げてきた。しかしそんなことでは怒りがおさまらないナイラはある魔法を使うことを決意する。
文字数 776
最終更新日 2022.08.08
登録日 2022.08.08
ある日、リチャード陛下の口から聖女制度の廃止が告げられた。聖女制度とは国を魔物などの脅威から守るために聖女を護り人として輩出し、その活動を支援する制度である。しかしここ最近は魔物もすっかりいなくなり、敵国とも同盟を結んだため、王国は平和になり、聖女の存在は必要なくなってしまったのだ。現聖女であるアラクネは陛下に直談判するが、聞き入れられず、ついには国まで追い出されてしまう羽目になった。そして国を去る馬車の中で、彼女はあることを思いつく……
文字数 2,702
最終更新日 2022.08.07
登録日 2022.08.07
「なんだ。そんなこともできないのか?」ヘレンの婚約者であるフレンツはそれが口癖だった。一見すると、彼はイケメンで博識な好青年に見えるのだが、その内面はお世辞にも素敵と褒められるものではなかった。勉強があまり出来ないヘレンのことをバカにしては、自分の知識を見せびらかすような人間だったのだ。しかし、そんなフレンツにうんざりしていたある日、ヘレンの前に幼馴染のマルドが姿を現す。昔とは打って変わってたくましくなった彼の姿に、ヘレンの心は小さく揺れ動く。だが、その様子を影で見ていたフレンツはヘレンが浮気をしていると疑い、挙句の果てには「婚約破棄だ!!」と叫んだのだった……
文字数 7,947
最終更新日 2022.08.06
登録日 2022.08.05
王国の貴族令嬢リアンは同じく貴族のチャールズと婚約をしていた。
結婚式も一週間後に迫り、胸をときめかせながら幸せな毎日を過ごすリアン。
しかし、その日……リアンはチャールズが金髪の聖女と抱き合っている姿を目撃する。
婚約者の浮気とその女に怒りを覚えたリアンは……
文字数 4,667
最終更新日 2022.08.05
登録日 2022.08.02
カミラはごく普通の貴族だった。位の高さも中の中。容姿や成績に至るまで平均値から抜き出ることはなかった。しかし、そんな彼女には普通ではない存在がいた。容姿端麗、頭脳明晰、魔法の才を持つ姉のサラ。端正な顔立ちが評判で、優しい心をその身に宿している自身の婚約者のイース。そんな二人に囲まれながら、彼女はこれからも普通の人生を歩むと信じていた。……だが、イースと婚約をしてから半年、無残にもそれは打ち砕かれる。雨が降っていたその日、一人の使用人が彼女に言った。実は昨日……イース様と赤髪の女性が街を歩いている様子を見てしまって……。
文字数 14,898
最終更新日 2022.08.05
登録日 2022.08.03
教会住みの聖女エリザベスは一週間後に貴族アレンとの結婚を控えていた。胸が高鳴り、今から結婚式が待ち遠しくてたまらないエリザベス。しかしそんな折……彼女はアレンに部屋に呼ばれ、婚約を破棄すると突然告げられてしまう。だが彼女はとっさに大声で「それは嫌!!」と叫んでしまった。退くに退けないエリザベスは何とか婚約破棄を破棄しようと試みるが……
文字数 3,034
最終更新日 2022.08.01
登録日 2022.08.01
「お姉ちゃん、それちょうだい」ロザーナの妹ライアは、幼少期からそれが口癖だった。ライアは綺麗な髪飾り、洋服、食事、誕生日プレゼントなど姉のありとあらゆるものを欲しがった。最初はかわいいものだったのだが、歳を重ねるごとにロザーナは妹に対してイラつきを覚えるようになっていた。そしてライアが十八になったころ。彼女はロザーナに対してとんでもないものを要求した。それはロザーナの婚約者だったのだ……
文字数 4,602
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.31
令嬢オリビアは中位貴族で、勉学の才もあり、学校を首席で卒業していた。だが婚約者のアインはギリギリ貴族に留まっているような家の人間で、優秀なオリビアが鼻につくのか事あるごとに彼女を侮辱していた。「オリビア。君は有名な学校を卒業したそうだけど、あまり僕を舐めるなよ!この能無し人間が!」そんな言葉を毎日のように浴びせられていたオリビアだったが、場をこれ以上荒らさないためにもいつも「すみません」と謝っていた。そんな婚約者と婚約してしまって半年、アインの父の誕生パーティーのため、オリビアはアイン宅を訪れる。しかしそこで偶然にも、彼女はアインの浮気の事実を知ってしまう。
文字数 9,142
最終更新日 2022.07.30
登録日 2022.07.29
姉のテレサは運動も勉強も出来て美貌も兼ね備えている完璧な人間だった。しかし妹のアリスは、何をやってもダメであらゆる才能に恵まれていなかった。そんなアリスを父は何かと姉と比べてはバカにしていた。そしてアリスの婚約者であるロイも、秘かに彼女のことを卑下していた。もともとロイは彼女の父親が持つ鉱脈が目当てで彼女と婚約をしていたのだ。今までそのことを知らなかったアリスだったが、ある日偶然にもロイと彼の父親の会話を聞いてしまい、ロイが自分のことを好いていないことを知ってしまう……
文字数 13,079
最終更新日 2022.07.28
登録日 2022.07.26
「お前との婚約を破棄する!」
ある日、私は婚約者のロースに婚約破棄をされました。
彼の代わりに土地売買の仕事をしていたのは私なんだけど……。
それでも本当に婚約破棄をするわけ?
頭が悪くて借金しか作れないあなたが一人で仕事するわけ?
私は家に帰らせてもらいますからね!!!
文字数 4,642
最終更新日 2022.07.25
登録日 2022.07.25
伯爵家の子息アラルドと婚約を果たすソフィアだったが、幸せの最中アラルドが病に伏してしまう。彼は痩せ衰えた体で最期の言葉をソフィアに残す。
文字数 1,891
最終更新日 2022.07.24
登録日 2022.07.24
貴族のミルはある日、婚約者のレオンに婚約破棄を言い渡される。
突然のことに何も考えられなくミルだったが、それ追い打ちをかけるようにレオンは言った。
「実は他に好きな人が出来てしまって……」
裏切られた気分になったミルは絶望のどん底に叩き落とされる。
そして彼女は逃げるようにレオンの元を去っていくのだった……
文字数 3,361
最終更新日 2022.07.23
登録日 2022.07.23
貴族のキャスは幼少期より幼馴染のニコルに恋をしていた。
しかしある日、姉のミカエラは彼女のことを部屋に呼びだすと、「実はね、私ニコルのこと好きになっちゃったの!!」と告げる。
突然のことに困惑するキャスだったが、姉に反感の意を示すことも出来ず、話を受け入れてしまう……
文字数 4,466
最終更新日 2022.07.22
登録日 2022.07.22
ある日、姉の婚約者アーサーは私にこう告げた。
「婚約を破棄するのを手伝ってくれないか?」
突然の意味不明な言葉に困惑するスイネだったが、どうやらアーサーは姉の性格に不満があるようで別れたいと思っていたのだ。
幼少期より姉にいじめられてきたスイネは、姉に仕返しをするチャンスだと思い、アーサーの提案を承諾するが……
文字数 3,582
最終更新日 2022.07.21
登録日 2022.07.21
ダイヤモンド公爵と公爵夫人の間には子供が出来なかった。
数年の月日を費やしたが子供が一向に生まれないことに焦りを感じた公爵は、児童保護施設に預けられていた少女を引き取り養子とすることにした。
彼女はエメラルドと名付けられ公爵家の娘となるが、ある事実が発覚して……
文字数 2,029
最終更新日 2022.07.20
登録日 2022.07.20
貴族の生活に窮屈さを感じていた私は、ある日草原で偶然にも竜と出会う。
その美しさに一瞬で心を奪われてしまった私は、恋心にも似た感情を抱きながら、竜に会いにいく日々を過ごすのだった。しかしそれが父にバレてしまい……
文字数 1,459
最終更新日 2022.07.19
登録日 2022.07.19
アリスは恋人のカイルと婚約を果たし、幸せな日々を送っていた。
しかしある日、突然カイルから婚約破棄を言い渡されてしまう。
「実は……他に好きな人が出来てしまって……」
そう言ったカイルだったが、その好きな人とは私の幼馴染だったのだ……
文字数 3,436
最終更新日 2022.07.18
登録日 2022.07.18
何の取り柄の無く特技もないシャロンはマーグラス公爵家の恥さらしとして生きてきた。
二人の姉は平々凡々とした彼女のことを常に見下し、心無い中傷を投げかけては愉しんだ。
周りから期待されないという重い鎖を抱えながら生きていたシャロンだったが、学園を卒業して半年、縁談の話が舞い込んでくる。しかしそれを妬んだ長女ミランダが行動を起こして……
文字数 4,772
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.16
メルダは幼少期から両親の溺愛を受けて育った。
それは妹のアンナが生まれても変わることはなく、豊かな生活を送ることが出来た。
ただ一つ……メルダには恋人は出来なかった。
アンナと比べても美人と言えるのだが、不思議と恋人が出来なかったのだ。
しかしそんな折、アンナに恋人が出来る。
彼の名前はルイ。名家の出身でイケメンで性格の良い完璧な恋人だった。
自分より下だと思っていた妹に恋人ができ、彼女を妬むメルダ。
だが、ある日妹が恋人と別れることになって……
文字数 5,784
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.15
「お前とはもう婚約破棄するから」
サラの婚約者であるカルイは突然彼女に告げた。
一瞬驚いたサラだったが、彼への気持ちが冷めてしまったこともあり、カルイの婚約破棄をあっさりと受け入れる。
その後、服を作る仕事に就いたサラだったが……
文字数 3,605
最終更新日 2022.07.14
登録日 2022.07.14