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高校生の白石華美(しらいしはなび)は交通事故である日ぽっくり死んでしまう。すると、何故か幽霊になっていた。
驚いている暇もなく、近くの「危険な横断歩道」で五歳の時にひかれて死んでしまった「みっちゃん」から
『貴女は何か心残りがあるんでしょ?そうじゃなきゃ、幽霊になんてならない』
と言われ、唯一心残りと思えるものを思い出す。
それは、小6の夏休みからずっと想い続けてきた初恋の相手であり幼馴染みの斎藤夏樹(さいとうなつき)の事だった。
それを話すとみっちゃんはそれよ!と言うので、天国に行きたい華美は心残りを果たす事にした。
けれど、幽霊の姿で一体どうやって…と華美は悩む。
幽霊になってしまった彼女の初恋は…!?
文字数 2,433
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.04.22
《闇の世界》
それは前も後ろも見えないような、真っ黒な世界。
彼女はその世界の神、闇神の信者である。
そして、彼女は闇神の願い__命令で、カロウシアと言う世界の悪女になることになった。
〈闇の魔法のマリア〉から〈カロウシアのレベッカ〉になった彼女には、恋愛など興味がない。
ただ、何か標的を決めて悪女になるだけ。
それしか道がない。
なぜならば、失敗すれば死んでしまう。
だが、闇神の狂信者とも呼ばれる彼女にとってはそんなこと、どうでもよい。
が、成功すればもしかしたら、〈闇の魔法のマリア〉に戻れるかもしれない。
さあ、貴方も彼女の悪女と言う役を見てみませんか…?
文字数 5,295
最終更新日 2021.03.20
登録日 2021.03.01
「俺様系とかツンデレ男子とかクール系とかって好物なんだけどさ!メインキャラの王子様ってもうあれ、ヤバいやつでしょ!?」
「いちいち地雷を踏まないでくれ!」
「だってさ!ヒロインってまず、『心優しい聖女様』じゃなくて、『ただの人の一面しか見てないあざとい女』じゃん!もうあの乙女ゲーム、クソ・オブ・ザ・クソゲーだわ!」
「お前は乙女ゲームの尊さをわかってない!」
地元から上京してきた大野志保子は、先に上京していた中学からの腐仲間である武内直樹と偶然再開。
彼の持っていた本は
『ラグナロク物語~神々からの運命を果たす聖女~』
だった。
現在は、それについて語っていた所である。
「あ、そう言えば最近新たなる推しが出来たんだけど、話が最高なのよ!読む?『ロッキーズ』って言うバンド系のBL!最高だぜ!」
「あーこれ知ってるわ。」
二人が和気あいあいと話していた時だった――。
突然、―別に夜中だった訳でもないのに―車が突っ込んできた。
もうろうとしていく意識の中で、志保子は隣で倒れている直樹を見た。
『おい、こっちは駄目なんじゃないか!?』
『身元分かったか?』
『さあ…警察には連絡したぞ。あっちで今救急車を…』
あんた……死んだの?あたしよりも先に?
死ぬなよ。
もう少し、親友のようでそうじゃないような……そんなのがしたかった――。
あたしより先に死んだんだったら、可愛い受けとイケメンな攻めのいる素晴らしきBLワールドで待ってろよ。
また…語ろうぜ。
そして、二人の二十八年間の生涯の幕は閉じた…と思ったら。
志保子は悪役令嬢に転生!?
ちょっぴりオタクの新感覚(!?)悪役令嬢物語、開幕――‼️
文字数 9,676
最終更新日 2021.03.16
登録日 2021.03.12
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