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家庭環境のせいで人を信じられなくなった桜井波瑠。 高校で笹川優也と出会う。 幸せな家庭に育ち、友達も多い。 クラスメイトから慕われ、人望も厚く性格も明るい。 自分とは真逆な存在である優也が波瑠は大嫌いだった。 そんな波瑠の心境など知らず、優也は波瑠に好意を寄せてくる。 優也は「好き」、「幸せにしたい」と甘い言葉を当たり前のように口にする。 自分を大切にしてくれなかった母親を連想させるせいか波瑠は「幸せ」、「愛」という言葉が嫌いだった。
親からも愛されてこなかった波瑠は愛され方を知らなかった。
むしろ愛されるということに恐怖すら感じていた。
軽々しく幸せにしたいという優也のことを最初は疑っていたが、優也と過ごすうちにだんだんと愛されているという安心感を与えられ、徐々に愛され方を学んでいく。
文字数 9,349
最終更新日 2019.09.24
登録日 2019.09.22
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