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雷と共に現れるという「雷獣」、その正体は様々な説があります。
狼に近いものから完全に妖怪っぽいものまで、残っている図も様々ですが、今回は江戸時代の文献を3件ご紹介します。
歌人で国学者である伴蒿蹊の随筆「閑田次筆」に短い説明と共に掲載されている雷獣の図。
下級旗本から驚異の出世を遂げた名奉行、根岸鎮衛が30年余に渡って怪談、奇談、世間の噂話等を書き残した「耳嚢」の中の一節。
「南総里見八犬伝」で有名な曲亭馬琴らが主宰した世の珍談・奇談を集める会「兎園会」で関思亮(海棠庵)が報告した事件。
「耳嚢」と「兎園小説」には、寛政十一(1799)年に江戸市中で謎の獣が出たという同じ事件が記録されているのが面白いところです。
雷獣の正体はハクビシン?・・・・本当にそうなんでしょうか。
文字数 2,204
最終更新日 2020.05.28
登録日 2020.05.28
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異国船が日本の近海に頻繁に現れはじめ幕府が打払令を出すなど、世の中が騒がしくなってきた文政年間。
江戸城西の丸大手門を警備する御番所で一人の侍が乱心、同僚三人を殺害、他にも多数の者を傷つけた大事件が起こります。
曲亭馬琴が編纂した天保三(1832)年刊の「兎園小説 拾遺」には、この事件の関係者から聴取した記録を含め事件の詳細な経緯が掲載されています。
その「山形番士騒動聞書幷狂詩」を基に当時の状況を再現しました。
一部推測に依った部分もありますが、ほぼ馬琴の残した記録に沿った「事実」です。
二部構成で全四千字程度の短編です。
なお、殺人事件の記録ですので一部生々しい描写もあります、閲覧の際にはご注意ください。
また、尺や寸のセンチメートル換算は全て「約」ですのでご承知おきください。
文字数 4,289
最終更新日 2020.05.24
登録日 2020.05.23
江戸時代、文化四(1807)年に発生した「永代橋崩落事故」、一説には1,400人を超える死者を出したという未曽有の大参事を、生存者へのインタビュー等、現代の「ルポルタージュ手法」で脚色したものです。
原典は、滝沢(曲亭)馬琴が編纂した天保三(1832)年刊の「兎園小説 余禄」に収録されている「深川八幡宮例祭の日、永代橋を蹴落して人多く死せし事」です。
「架空」のルポルタージュですが、大筋は馬琴が集めた資料を基にしていますので真実といっていいでしょう。
滝沢(曲亭)馬琴・山崎美成らが中心となって発足した、珍談、奇談を収集する会「兎園会」
その断絶(けんどん論争による)後に、馬琴が個人的に収集した話を編纂したのが「兎園小説 余禄」となります。
余禄には、この永代橋崩落事故や、ねずみ小僧次郎吉の話等、様々な話が納められており、馬琴の旺盛な知識欲がうかがえます。
文字数 11,003
最終更新日 2020.05.14
登録日 2020.05.10
江戸時代、享和元年(1801)年に刊行された随筆「閑田耕筆」
著者は、江戸時代後期の歌人、文筆家「伴 蒿蹊」(ばん こうけい)
その中(巻之二 人部)から、短い話をひとつ。
武家に代々伝わる秘蔵の皿を女中が一枚割ってしまう・・・・。
文字数 691
最終更新日 2020.05.12
登録日 2020.05.12
文字数 10,178
最終更新日 2020.05.10
登録日 2020.04.21
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天保三(1832)年刊、滝沢馬琴外編纂の「兎園小説 余録」より。
当時、巷で話題となった奇談や珍談を収集する会「兎園会」に寄せられた話を滝沢馬琴が編纂した「兎園小説」の続編。
そこからバイセクシャルに関するお話をチョイス。
短いです。
文字数 1,421
最終更新日 2020.05.07
登録日 2020.05.07
江戸時代、下級武士の出身から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
その「巻之五」に掲載されているお話「怪病の沙汰にて果福を得る事」を原話として、翻案したものです。
裕福な豪農の家に生まれ、容姿にも恵まれた一人娘になぜか「轆轤首」だという評判が立ってしまい、村では婿に来ようという者がいなくなってしまう。
不憫に思った叔父の甚兵衛が江戸へ出て、姪の婿を探すお話。
轆轤首というと、首がヒョロヒョロ伸びる江戸時代に流行したジャパニーズタイプと、中国の「飛頭蛮」がオリジナルの首が抜けて飛ぶ中華タイプがありますが、本作に登場するのは、小泉八雲の「ろくろ首」同様、後者のようです。
短編読み切りです。
文字数 5,278
最終更新日 2020.05.01
登録日 2020.05.01
江戸時代、下級武士の出身から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
その「巻之十」に掲載されているお話を原話として、翻案したものです。
長年飼われていた猫が家の者に誤解されつつも忠義を尽くすお話です。
大奥や吉原では猫を飼うのが一大ブームとなったり、愛玩動物として非常に可愛がられた反面、「化ける」「祟る」と言われて、妖談・怪談も多い猫。
「忠義」というと犬のイメージがあるのとは対照的に、「耳嚢」でも、猫の方は妖怪的な恐ろしい逸話が多いのですが、本作は珍く「忠猫」のストーリーとなっています。
文字数 2,192
最終更新日 2020.04.28
登録日 2020.04.28
文字数 6,979
最終更新日 2020.03.31
登録日 2020.03.29
様々な種族が混在して暮らしている、我々の住んでいる時間軸、空間軸とは異なるどこかの世界。
リュケメニス族の国「リュケメネア」を舞台にしたファンタジーどすけべ小説です。
長命な種族として知られ、人間のおおよそ10倍、200歳で成人となるリュケメニス族。
人間で言うと35歳に相当する王妃ピュリア、350歳と、若干130歳(汗)の少年王パティアス。
親子のように年の離れた王と王妃が、例によって(笑)イヂワルな侍女長クロミスによってあんなコトやこんなコトになります・・・・。
リュケメニス族の女性には、人間の男性のペ〇スのような器官「牝茎」(ひんけい)があり、勃〇すると10センチ程度になる「牝茎」から、前立腺によく似た器官「性液腺」で造られる「無精液」を男性の射〇のように「射液」します。
「無精液」をすぐに「射液」してしまったり、その回数が頻繁な女性は「妊娠しにくい」という俗説があり、「早漏」王妃ピュリアは、イヂワルな侍女長クロミスからツラい仕置きをされるのでした・・・・。
本当は、世界観や設定なんていうものは、本編の中で巧みに表現をして読者に想像してもらうべきものなのですが、ド下手くそな素人故、「世界観」と「登場人物」についてまとめた前書きを置いてみました。
(本編を書く前に自分用にストーリーベースとして作成したものです)
これを読まずにイキナリ本編をお読み頂いても問題は・・・・ないと思います・・・。
余談ながら、このお話には「エルフ」とか「オーク」等は出てきません、人間もおりません。
「長命な種族」という点では、エルフに似ている点もありますが、特に耳は長くはありません。
「なろう」でお馴染みの「中世欧州」風世界ではなく、古代ギリシアをイメージして頂くと有難いです。
(実際、設定に当たっては古代ギリシアの都市国家、アテナイとスパルタを足して二で割ったような感じて作っております)
いつものとおり(!)ラブラブなカップル(今回は少年王と母親のような年齢の王妃)が、他人(女性)によってその営みを管理されるというニッチなジャンルとなっております・・・。
ファンタジーになっても、いつもとやってることは変わりません(笑)
文字数 67,572
最終更新日 2020.02.29
登録日 2020.01.24
「年の差カップル 純愛肛歓日記」に続く、ラブラブでトロトロな官能小説。
「人妻・志乃の罪と罰 咽び泣く41歳の性」
例によって(笑)昭和のエロ本みたいなタイトルですが、本作は題して「鬼畜系純愛スケベ小説」
・・・といった内容となっております。
いや、全ての単語が激しく矛盾している気がしますが、おそらく読んで頂ければ納得して頂ける・・・かもしれません。
他人による性交管理、熟女、童貞、包茎、匂いフェチ、年の差カップル、ラブラブな二人、そんな言葉にピクンとくる方にはオススメ・・・かも。
41歳の人妻・志乃は夫や息子と離れて、現在一人暮らし。
経済的にも恵まれており幸せな日々を送っているが、自分を慕っている18歳の大学生、啓太と抱き合ってキスをしている瞬間を、彼と同じアルバイトとして来てくれている30代後半の女性、由貴にスマホで撮影されてしまい、それをネタに彼女の言いなりとなることを強いられる。
旦那様を裏切って若い男の子を弄んだ志乃さんには「浮気」の「罰」を受けてもらうよ。
由貴の一言が、41歳の熟れた肉体が快楽に咽び泣くその始まり。
志乃に甘い「罰」を与えるのは、18歳の啓太の未熟で疲れを知らない「牡」・・・。
いつものとおり(!)ラブラブな男女が、その愛の営みを他人(主に女性)に支配されてオモチャにされる・・・という、果たして需要があるのかどうかも不明なニッチ過ぎる内容です。
意図したワケではないのですが、「実用度」(?)増量セールでお送りいたします。
「清純派どスケベ淑女」(笑)可愛い志乃サンと、18歳の童〇、早〇、包〇の啓太クンが織りなすトロトロな純愛・・・お楽しみください。
現在十一話まで書き終えていますが、どのくらいで完結になるかは私にもワカリマセン(笑)
【追伸】
二十五話完結となりました!
どうも中途半端な終わり方の気がしますが・・・また構想が温まってきたら続編でも書こうと思っています!その際はよろしくお願いします。
文字数 95,389
最終更新日 2020.02.24
登録日 2020.01.11
「人妻・志乃の罪と罰 咽び泣く41歳の性」執筆中ですが、いつものように気まぐれで新作です!
なんとなくライトノベルのようなタイトルですが、18禁ドスケベ小説です、お間違いのないようお願いします!(笑)
【登場人物】
★ 長峰 晴人(はると)、通称「ハルくん」18歳。
「半オタ」の、ごく普通の明るい大学1年、萌香に恋している。
★ 鈴木 萌香(もえか)、通称「モエちゃん」18歳。
晴人と同じ大学に通う腐女子、プチポッチャリ巨乳、人気漫画「魔滅の刀」にハマっている。
★ 佐藤 琴音(ことね)43歳。
晴人と萌香のコンビニバイト仲間、子無し、夫は単身赴任中、社交的で無類の世話好き。
18歳の晴人と萌香は同じ大学に通うコンビニのアルバイト仲間。
萌香に恋していた晴人は彼女に告白するが萌香は激しく戸惑う。
漫画やアニメに夢中な「腐女子」の彼女は、男性と付き合うのが初めてなのだ。
彼女に相談された同じアルバイトの主婦、世話好きの琴音が二人のキューピッド役を引き受ける。
デートから食事まで、男女交際の基本を一から萌香に教え込む琴音。
やがて、二人の恋が熟成してくると、若い晴人の肉体はデートや食事だけではなく「次のステップ」を求め始める・・・。
そんな晴人の要求にどう答えていいのか分からず、琴音に相談する萌香。
琴音の度を越した「世話焼き」が本領を発揮する。
若い晴人と萌香は、次第に人形のように琴音に「繋げて」もらう倒錯した世界に溺れてゆく・・・。
ええ・・・いつもの通り(!)ラブラブな男女が、その愛の営みを他人(主に女性)に支配されてオモチャにされる、というスーパーニッチな内容です。
例によって、何話で完結するか不明です、おそらく3話くらいになると思います(いい加減)
文字数 20,510
最終更新日 2020.01.23
登録日 2020.01.15
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「お漏らし夫婦 営み教育」に続く新連載開始です!
18歳の大学生、岡本駿斗はバイト先で知り合った美しい女性、伊東咲子に初恋をする。
30歳で独身の咲子、10歳以上も年下の青年からの突然の求愛に戸惑うが、その初々しい純真さに打たれて交際を始める。
・・・しかし、そんな咲子にはある秘密があった。
愛し合う二人の「純愛」を阻む残酷な「枷」
二人は苦悩しつつも、愛を貫き通そうとする・・・。
・・・こう書くと、なんか純愛小説みたいですが・・いや個人的には「純愛小説」で間違いないとは思っているのですが、普通にジャンル分けすると「官能小説」「エロ小説」です。
よって激しく「18禁」となっております。
いつものとおり(!)ラブラブな男女が、その愛の営みを他人(主に女性)に支配されてオモチャにされる・・・という、果たして需要があるのかどうかも不明なニッチ過ぎる内容です。
現在五話まで書き終えていますが、おそらく六話か七話完結になると思います。
若くて純真な駿斗クンと、優しい大人の女性、咲子サンの愛の軌跡をご覧ください。
【追伸】
八話完結となりました。
文字数 30,838
最終更新日 2020.01.07
登録日 2019.12.26