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三年前に生まれ故郷の神隠市へ戻ってきた中学生の椋伍は所謂「視える」「触れる」人間で、地元にある不思議な決まりや曰くを紙に書いてまとめては危険なものを「消す」ようにしていた。
ある日「奥さん」という地元特有の怪談を友人達から聞いていつものようにメモをしていると、クラスに別学年の見知らぬ少女が訪ねてきて「お前は何だ」と椋伍に問う。さらには次々と言葉を重ね最終的に「それ以上それを増やすな、捨てるな」と念を押して去ってしまい、怖さのあまり彼は呆然とするが、後に神隠市にある神社の娘であることを知る。
しかし、だからなんだと言うのか。
「あんな風に言われる理由が分からない」とただただ彼は困惑し、いつも通り帰り道でたまたま遭遇した「妙なモノ」を消すため、今日も食塩をフライパンで炒めていく――。
青春、コメディ、食卓塩あり。
これは、親愛なる人によって狂ってしまったもの語り。
※カクヨム、小説家になろうにて同時公開中
※2024年4月8日 了
文字数 213,576
最終更新日 2024.04.08
登録日 2022.04.19
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カーッ!! オラに、オラにもっと語彙力があったら……!! オッシ!! 人語練習すっぞ!!!!
そう思って作った詩集です。
人語を練習している生き物が書いているんだな、と広い心で読んでください。
文字数 1,693
最終更新日 2023.04.17
登録日 2022.05.22
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