あんなに可愛いものをいじめるなんてどうかしている!
助けたい。でも彼女が16になるまで迎えに行けない。人間界にいる精霊たちよ、助けてくれ!
文字数 23,359
最終更新日 2022.09.02
登録日 2022.08.20
風邪をひいて部屋で寝ていたはずなのに。気づけば異世界?にいて、聖女って何?
「おい、女、おまえで我慢してやるからさっさと王都の魔を祓え。一月かかるごとにおまえの手足をもいでやるからな。役に立てば報奨も考えている。だが、過分は望むなよ」
偉そうな男の人がそう言う。私にはなんの力もない。助けて、家に帰して!
文字数 5,276
最終更新日 2022.08.28
登録日 2022.08.26
この国で愛人を持つのは「男の甲斐性」と言われています。
その邪魔をするのは貴族夫人失格だと……いえ、邪魔してませんし。婚約解消はいいですけど、嫉妬?
……ああ、嫉妬ですね。なるほど? 私ったら嫉妬してこんなことしちゃったんですね?
文字数 4,578
最終更新日 2022.08.07
登録日 2022.08.06
伯爵家当主の行動の責任が私にあるって、まるで私が当主みたいですね。
じゃあ、そうしましょうか。
文字数 4,351
最終更新日 2022.07.19
登録日 2022.07.18
「ミスティリア・レイズ! 貴様との婚約を破棄する。貴様は愛らしいリザに嫉妬し、罵倒して、ついには亡きものにしようとした!」
「殿下との婚約なら、半年前に解消されておりましてよ」
「そのような者と婚姻など……はぁ?」
「忘れもしない1月17日ですわ。今年こそはと十三回目の申請を行いまして、ようやく陛下に受理されたのです」
「なっ、に……を、馬鹿なことを! おまえの方から解消する権利などあるものかっ」
「ありますわよ。そもそも二年前、殿下が卒業と同時に臣籍降下なさることが決まりましたでしょう? それで……」
「はあっ!?」
文字数 6,011
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.07.15
二人きりになると私の呼び名は「女神」ですし、私を見ると悶え苦しんでいらっしゃいます。
ですので白い結婚だからといって、離縁したほうがいいとか言わないほうが良いと思うんです……。
文字数 5,811
最終更新日 2022.07.13
登録日 2022.07.11
「度重なる不貞」ってなんですか? 全く身に覚えがないんですけれど。
え?
純潔がわかる魔法薬?
……これで納得していただけましたか?
文字数 5,090
最終更新日 2022.06.15
登録日 2022.06.14
今の依頼と、それから次の依頼もありますから、そのくらい後になりますね。
聖女として生まれた以上、とにかくたくさんの人を救いたいのです。そのためには目の前の人を救うのが一番効率的でしょう?
文字数 10,444
最終更新日 2022.06.14
登録日 2022.06.10
だいたいあなたの浮気で婚約解消になったのに、花束持って復縁を求められても無理ですよね。
文字数 6,628
最終更新日 2022.06.10
登録日 2022.06.08
仕事を押し付けられましたが、王家の仕事ってつまり権力なんですよね。
殿下、愛より素晴らしいものをありがとうございます。
文字数 6,504
最終更新日 2022.06.07
登録日 2022.06.05
お母さまは妹を「我が家のお姫様」と呼びます。
妹ばかりが豪華なものをもらい、大事にされて、愛されているのだとばかり思っていました。
それでも私が伯爵家の跡を継ぐことになるまで。
文字数 7,576
最終更新日 2022.06.05
登録日 2022.06.02
い、いや、それはそれで都合がいいはずだ。
どうせ離れに押し込めるつもりだったのだから、いなくても問題ない。養う金もかからない……それでいいはずだ。
文字数 4,531
最終更新日 2022.05.06
登録日 2022.05.05
「わたしぃ、殿下と陛下に言われてぇ、反省したんです。これからはあ、殿下を立てて、立てて、立てまくっちゃいます!」
てへ☆ とやると、お相手はなんともいえない引きつった笑顔を浮かべ、それから困ったように肩をすくめました。
大変ですね、という顔をされた。
ええ、大変なんですよ。
(別アカに出していた話のリサイクルです)
文字数 6,652
最終更新日 2022.05.05
登録日 2022.05.03
約束を破られるのが嫌なだけで、別に仲良くしたいわけではないので……
お互い、友達と会うのは邪魔しない、ということにしましょう。
(別アカで出していたもののリサイクルです)
文字数 4,075
最終更新日 2022.05.03
登録日 2022.05.02
でも、なにもくれないなら水はあげない。私の望むものは……。
文字数 5,617
最終更新日 2022.04.22
登録日 2022.04.20
仕事上の夢を叶え、子どもたちも巣立った。結婚記念日を機に、これからは二人で楽しくやっていこうと思う。
……なぜ、そんな目で見るんだ?
文字数 6,697
最終更新日 2022.04.18
登録日 2022.04.16
本当に女であるなら証拠を示せ、と殿下は言います。このような宴の場で……?
まあ、良いですけれど。
文字数 6,370
最終更新日 2022.04.17
登録日 2022.04.15
「式はできるだけ急ぎましょう。ああ、良かったわ、結婚を理由にすれば、学園を卒業しなくても不名誉にはならないでしょう」
本当に良かった。
いくら可愛いとはいえ、侯爵家の者でありながら留年なんて、どうしたものかと考えていたのです。それがローガ様という夫を手に入れたのです。なんて素晴らしいことでしょう。
文字数 6,505
最終更新日 2022.04.13
登録日 2022.04.11
「神父さま、懺悔をさせていただきたいのです」
「どうぞ」
私は紗幕ごしに頭をさげ、話を促した。
相手の姿はうっすらと見える程度で、顔はわからない。しかし穏やかな話し声は、育ちの良い、貴族のご令嬢を想像させた。
「わたくし、婚約を破棄されてしまいましたの」
文字数 4,865
最終更新日 2022.04.10
登録日 2022.04.09
「殿下。学園での調査が終わりました」
「そうか! 卑劣にもアリーチェをいじめていたのは誰だったのだ?」
「誰もいじめてはいませんでした」
文字数 5,111
最終更新日 2022.04.05
登録日 2022.04.04