「お父上が子供を望んでいるのはご存知だったでしょう。婚姻だけしてごまかそうとなさいましたのね?」
「……」
「それを詐欺と申します」
「仕方が……なかったんだ!」
「私は義務で参りました。あなたにも義務を求めます。どうなさいますか?」
文字数 6,837
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.04.01
「そ、そんな、死刑だなんてやりすぎです!」
「私は、喜んで仕事を引き受けていたんです」
文字数 6,145
最終更新日 2022.04.02
登録日 2022.03.31
男爵令嬢のルナ様にお許しになったなら、当然、同じ男爵令嬢のソフィ様にもお許しになるべきですわ。
婚約者としての義務? それならもう……
文字数 6,984
最終更新日 2022.03.27
登録日 2022.03.25
この魔法学校でそれは無理なのです。
かわいそうなルーシアさん、わたくしから殿下を奪うおつもりなら、もう少しお勉強をするべきでしたわね。
文字数 6,561
最終更新日 2022.03.19
登録日 2022.03.17
なんといってもわたくし、高い金をかけて育てて頂いたのですもの。何度も何度も言われましたから、もちろんわかっておりますわ。
少ない?
おかしいですわね、お父様に使っていただいた、高いお金ですけれど。使用人同然の暮らしでしたから、これでも多めに計算しておりますのよ?
文字数 6,176
最終更新日 2022.02.28
登録日 2022.02.26
あの天使のようなユミカ様、男の趣味だけが悪いユミカ様を泣かせたのは誰ですか!?
文字数 4,086
最終更新日 2022.02.22
登録日 2022.02.21
「死刑ではなく、両の腕を切り落とすだけですませたのだぞ。俺は優しいだろう? だというのに、どいつもこいつも俺の前では怯えて身を縮める」
「そうだ、魔術師よ。そなたは古の、心を操る魔術を復活させたと言うではないか?」
「この俺を優しい、親しみのある王と思わせることも可能ではないか?」
文字数 6,054
最終更新日 2022.02.15
登録日 2022.02.13
(※5話で終わります)
「殿下にはわたくしくらいがお似合いだと、皆が思ったので、このようなことになっているのです」
「えっ、え、あ?」
「もう一度申し上げます。殿下にはわたくし程度の妻でよいと、王家の方々始め、貴族方も、そう思ったのでございます」
「馬鹿にしているのかっ!?」
文字数 10,727
最終更新日 2022.02.10
登録日 2022.02.06
「わたくしの、目を見て、言ってください!」
「ば、馬鹿な。君こそ現実を見なさい、わ、私は、君のことなど……」
文字数 4,205
最終更新日 2022.02.10
登録日 2022.02.09
転生したこの世界で、ついに悪役令嬢のわたくしは婚約破棄されるはず!
この日のため悪役令嬢ムーブでヒロインを応援してきたのに、おかしくないですか!?
文字数 6,362
最終更新日 2022.01.03
登録日 2022.01.01
コンニャク、それは異世界よりもたらされし聖なる食物。
「リザリア、貴様との婚約を破棄する! 貴様のような無能は我が妻にふさわしくない!」
「はあ」
それは別にいい。
文字数 3,770
最終更新日 2021.12.23
登録日 2021.12.22
男爵家のノエルに恋をし、彼女を正妃に、元婚約者を側妃にしたユーエルド。
だがノエルの子はすべてノエルに似ていた。
「自分は間違っていたのだ」
「元婚約者との子こそ、王家の子だ」しかしそれは叶わない望みだった。
文字数 6,544
最終更新日 2021.12.22
登録日 2021.12.20
「リネーゼ、おまえとの婚約を破棄する」
「あら、まあ」
あたしは苦笑してレオナルドを見た。
この国の王子として立派な衣装を身にまとい、金色の髪をきらきらさせながら傲慢に笑ってる。
なんてことだろう、ほんの少しの間で見事に、あたしの好みじゃなくなってしまった。
「レオナルド、あたしがいないと生きられないんじゃなかったの?」
「あの時はそう思った。だが、間違いだった……いや、おまえが全てを失った私につけこみ、判断を狂わせたのだ。おまえのような薄汚い魔女が、私にふさわしいはずがあるものか!」
「ひどい言い方ね。あたしは人と恋なんてしないって、何度も断ったのを覚えていないのね?」
文字数 3,415
最終更新日 2021.12.09
登録日 2021.12.08
私なら王子様を幸せにしてあげられるわ!
そうでしょ?
……え? もう近づくのはやめてほしいって? どうして?
文字数 4,055
最終更新日 2021.11.01
登録日 2021.10.31
「アーラ様、また……?」
「おかわいそうに、貧乏くじばかりね」
「やめなさいよ、失礼よ。それに、誰かが貧乏くじを引かなきゃいけないんだから……」
(……そのせいなんじゃないか?)
ヌマジークはふと、そう思った。
学園に入ってから、いや、アーラと婚約してから特についていない。父である王からも、教師からも、褒められた覚えがろくにないのだ。
文字数 6,505
最終更新日 2021.10.30
登録日 2021.10.28
あなたにあげる笑顔なんてありませんよ。
他のみんなには? スマイル0円☆
文字数 3,817
最終更新日 2021.10.25
登録日 2021.10.24
もうすぐ婚約が決まるあたしに、幼馴染が言う。
「おまえみたいなみそっかすと婚約するんだから、他の女に断られたクソみたいな男に決まってる!」
セディは悪いやつじゃないんだけど口が悪い。
え、あたしのことが好き?
文字数 3,958
最終更新日 2021.10.22
登録日 2021.10.21
「お姉さまは大雑把で、表面上の愛想だけはいいけど、人の気持がわからない人なんです。クライス様がいつか傷つくんじゃないかって……」
「……ご心配は不要ですよ」
「でもっ……」
「婚約者でないからと遠慮なさっていたのであれば」
「はい……」
「今後も遠慮していただきたい。どうぞめんど……、いえ、不道徳なことは口になされないことです」
文字数 4,339
最終更新日 2021.10.20
登録日 2021.10.19
「エルミア、君との婚約を破棄する」
宣言しながら、アマーダム殿下はわたくしを見てさえくださいませんでした。
文字数 4,509
最終更新日 2021.10.19
登録日 2021.10.18