米糠稲穂

米糠稲穂

お米狂信者小説書き。
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 獣性という暴力性が高いほど、獣に近づく特性をもった人間が住む世界。  そこへ、黒塗姫という神様たちが空から降り立った。  彼らは獣性を比類なきほどに高く持ち、争いを娯楽とする。  戦争の極限化。戦争が資源を奪い合う戦いなのであれば、それを極端にしよう。奪い合うものは土地や人だけではない。ありとあらゆる人権。魂の尊厳まで賭けて戦わせようと、黒塗姫は過去の剣闘のように代表者を争わせて奪い合わせるゲーム「シェルゲーム」を始める。  そんな悪魔のゲームにより、故郷と家族と同胞を失った少年、茨木光一郎。  彼は、同胞たちの最後の秘術により、人間のまま、黒塗姫へと変えられた。  黒塗姫の力を持って、生き残った同胞を、土地を。そして大切なものを取り戻す。このふざけたゲームを終わらせるために、彼は今、自らシェルゲームを開始した。  異能力ロボットダークファンタジー。ここに開幕。
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登録日 2022.10.08
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