ほずみ

ほずみ

酒にそそぎビールに枕す
1
しがない印刷会社に勤める穂坂は、不思議な夢を見る。それは戦時下の無名作家を、宙に浮いて眺めている。 一方で一九四五年、室蘭で密かに筆を持ち続ける緒月もまた、不思議な夢を見る。どこか未来に生きる女性を、幽霊のように見守っている。 密かに野望を抱く穂坂と筆に思い悩む緒月は、夢に夢の背を押されて前へ進んでいく。
24h.ポイント 0pt
小説 21,265 位 / 21,265件 歴史・時代 447 位 / 447件
登録日 2021.05.09
1