畑谷依里

神様は、この世界を生きる人々に特別な力を与えました。 それは魔法と呼ばれていたり、魔術と呼ばれていたり、異能と呼ばれていたり。 場所によって、呼び名は様々。 神様は人間たちに平等に何かしらの力を与えることを決めたのです。 でも、神様はどうしてそんな決定を下してしまったのかなって思う。 そんな不思議な力を人に与えなければ、そっちの方が意外と生きやすい世界だったかもしれない。 特別な力を持つのは、神様だけで十分だったのに。 神様は余計なことをした。 神様は人間たちを苦しめるために、人間に力を与えた。 神様に、復讐したい。 今日も、生まれてくる子どもたちには何かしらの力が神様から授けられている。 それが不幸の始まりとも知らず、今日も子どもたちはこの世界で命を授かる。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

梅雨に入りました。 そんな発表があったところで、意外と雨が降らなかったりもする。 梅雨に入ったなら、それなりに雨が降ってくれなきゃ困る。 そうじゃなかったら、私の日常はいつまで経っても平和になれない。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

唄が上手い人たちを競わせる。 そんな貴族遊びが流行していた。 あちこちの村や町から、唄が上手い人たちがいなくなる。 いなくなるっていう言い方は良くないかもしれないけれど、いなくなってしまうのは事実。 唄が上手い人たちは、貴族の人たちに買われていく。 そして貴族の玩具として、一生唄を歌い続けていく。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

魔法使いも魔術師が必要とされない時代の到来。 科学やら化学やら文明やら技術が発展してしまったおかげで、魔法と呼ばれていた力は衰退の一途を辿っている。 それはそれで時代の流れなんだから仕方がない。 魔法を使うことのできる人たちは現実を受け入れ、徐々に転職を始めていた。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

水を浴びると、周囲から存在を認識されなくなる病を抱えている人たちがいた。 病とは言われているけれど、病を治療するための手段は見つからず。 呪いとは言われているけれど、呪いの原因も分からない。 私たちが生きる世界は、病と呪いで満ち溢れている。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

婚約破棄も、国外追放も、根回しをすれば簡単に用意することができる。 でも、その根回しには協力者が必要。 協力者がいれば、婚約破棄だって国外追放だって、どんな展開だって迎えることができる。 これは、永遠の眠りに落ちるはずだった姫。 そして、姫に呪いをかけた罪で国外に追放された魔法使い。 そんな２人と、２人を見守る人たちが繰り広げる優しくて優しすぎる恋の物語。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

鳴り響く鐘の音は、誰かに幸せを運んでいると言われている。 空から鐘の音が響く世界では、夜舞【よまい】病棟と呼ばれている施設があります。 でも、そこがどんな施設なのかは誰も知りません。 ただ１つ知られているのは、子どもたちが暮らしているということだけ。 今日も、鐘の音が鳴り響く。 今日も、誰かが幸せになった。 でも、空から鳴り響く鐘の音には、こんな噂もあるんです。 空から鐘の音が鳴り響いた、その瞬間。 この世界を生きる誰かの記憶が消されているって。 イラスト協力　猫倉ありす様（pixiv id:10040724） 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複投稿作品】

「君を、僕たちのパーティから追放する」 　毒耐性を持つ私は、勇者様の食事に毒を盛った罪で勇者様のパーティを追放された。 　そんな私を拾ってくれたのは、勇者様と敵対する存在である魔王様。 　私は次第に魔王様へ恋心を抱くようになったけれど、それは叶わぬ恋で終わった。 　なぜなら私は、勇者様に命を絶たれてしまったから。 「……勇者様に復讐……勇者様に復讐……勇者様に復讐……」 　勇者と魔王が争うことのない平和な世界に転生した私は、勇者様への復讐を誓う。 　人を殺した罪が、どんなに重いものか知らしめてみせる！ 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

１度目の人生は、妹の策略にはめられた。 そして婚約者を略奪され、婚約破棄。 そしてそして、最終的には処刑。 ２度目の人生は、姉の策略にはめられた。 そして婚約者を略奪され、婚約破棄。 そしてそして、最終的には処刑。 ３度目の人生は、母の策略にはめられた。 そして婚約者を略奪され、婚約破棄。 そしてそして、最終的には処刑。 ４度目の転生は、令嬢は令嬢でも婚約者が存在しない。 今度こそ、処刑されずに生き残ってみせる！ 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

　この国で最も治癒魔法の能力に秀でているにとして、聖女に選出されたディアナ。 　多くの国民から愛され、王子と婚約をし、これから先の人生には幸せしか待っていない。 　そんな愛溢れる日々を送っていたけれど、世界を探せば治癒魔法を使うことができる人は自分以外にも大勢いることをディアナは知っていた。 「今このときをもって、君との婚約を破棄させてもらう」 　生まれつき体が弱いディアナは、王子から婚約を破棄される。 　そして、聖女という立場からも追放される。 　今日から無職。 　でも、私には無敵で最強の治癒魔法がある！ 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

　ごくありふれた毎日を送る女子高生の長柄六花【ながえりっか】は、超マイナーゲームの世界ランク１位。 　けれど、世界ランク１位なんて称号があっても、それは自分の未来に何も影響しない。 　だって、超マイナーゲームの世界ランク１位だよ？ 　将来の自分を救う名誉にも誇りにもならない……はずだった。 「乙女ゲーム『エンドレス・エタニティ』を、ハッピーエンドで終わらせてもらえますか？」 　クラスメイトの国居透真【くにいとうま】の正体は、乙女ゲーム『エンドレス・エタニティ』に登場するトウマ・ルーファーだったという謎な展開。 「任せなさい！　私にクリアできないゲームはないっ！」 　クラスメイトだったトウマの力を借りて、私は乙女ゲーム『エンドレス・エタニティ』の世界にやって来る。 　ここから先の人生、超マイナーゲーム世界ランク１位の称号を役立ててみせる！ 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

　幼い頃、姪の声が好きだって気がついた。 　どうやったら、姪の声を独占できる？ 　どうやっても、姪の声は独占できない？ 　だったら世界が肯定する方法で、姪の声を手に入れればいい。 　幼いながらに、危ない考えをしているなーって思った。自覚があった。 　でも、自覚があったからこそ行動することができた。 　年が離れすぎている姉からの連絡。 「娘を預かってほしい」　 　年が近い姪との同居生活。 　一緒に暮らすってことは、おじと姪の思い出が増えていくということ。 　一緒に暮らすってことは……おじと姪の最後の日々が始まるということ。 【他サイトでも掲載している重複作品】

女子高としての歴史ある相咲【あいさき】高校が、時代の流れとともに男子生徒を受け入れることになった。 しかし、歴史はあっても名門でもない元女子高に入学したい男子がどこにいる。 男子生徒の入学を待ち望んでいた相咲高校だったが、男子生徒の数は一向に増えない。 このままでは生徒数が減少して、廃校へと追い込まれてしまう。 そこで考えられたのが、「おもてなし」制度。 女子生徒の保護者（特に父親）に男子生徒の好感度を上げるための制度と揶揄される時代もあったが、女子生徒に優しく接する男子生徒が急増した。結果、相咲高校は廃校を免れるのであった。 男子生徒と女子生徒の数が半々くらいになってきた今年度を最後に、相咲高校名物である「おもてなし」制度が終わりを迎えることになった。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

愛する人と一夜を共にする。 何も起こらないわけがない。 男女が１台のベッドを共有すれば、絶対に何かが起きる。 起きて当然。 むしろ何も起こらなかったら、それは物語として成立しない。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

みなさんは、旦那さんもしくは奥様の口座を把握していますか？ どこから引き落としがあって、どこから入金があって、残高はどれくらいなのか。 ちゃんと把握できていますか？ 隠し口座は本当にありませんか？ この物語の主人公である主婦には、ただ１つだけ制限されていることがありました。 それは、家庭に入るすべてのお金の管理は旦那が行うというもの。 これこそが、この最高に幸福な不倫の始まりとなったのです。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複投稿作品】

今日も僕は、お笑いコンビの相方を探す。 昨日も一昨日も、僕の相方になってくれる人はいなかった。 だけど、僕は今日も相方を探す。 僕には、どうしても叶えたい夢があるから。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

くじ引きで選ばれた就職先と職業。 それは、危険未開拓地(ダンジョン)迷子センターで働く治癒師。 危険未開拓地？ 危険未開拓地って、なんだったっけ？ 危険未開拓地(ダンジョン)に赴く人自体が減っている昨今、危険未開拓地専門の迷子センターに勤務することになったユウヤ。 神様から魔法を授かった人と、授からなかった人が存在する世界。 危険未開拓地(ダンジョン)迷子センターでの仕事、始めます！

━━━女子高校生が、恋愛することを禁止されているというのは本当ですか？ 「禁止？　別に禁止していない……」 ━━━いや、ですが、あなたがプロデュースする現役女子高生声優ユニットでは、恋愛禁止とお伺いしましたよ！？ 「は？　ちょっ、誰！　声優目指しているなら、ちゃんと恋愛して経験を積んで……」 「そういう考え、古いらしいよ？」 「！」 これは、恋愛禁止を掲げた少女たちがプロとして活躍する物語。

正義のヒーローになりたかった。 でも、そんな超人離れした力は手に入らない。 だから、正しいことを行おうと思った。 正しいことを行っていけば、いつかは正義のヒーローになれると信じていた。 誰からも称賛される、正義のヒーローに俺は……。 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】

今日は、どこへ行こう。 やっぱり、１番のお気に入りの場所かな。 人間の願いごとを知ることができる、あの場所に行こう！ 【「小説家になろう」を始め、他サイトでも掲載している重複作品】