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仕事終わりに花束を抱えて足早に歩く。
土曜の夕方、日は傾いているが大気に残った余熱はまだ肌を焼くほど。
「十五分だけですよ」
何だか疲れた顔の白い制服を身に着けた女性に無感情に告げられ、時間ギリギリに滑り込んだその真っ白な部屋。
その中で彼女は相も変わらず穏やかな顔をしているんだ。
*独立した話なので単品でも楽しめますが、「帳越しに見える月」を読むとより一層わかりやすいと思います。*
文字数 2,130
最終更新日 2022.06.19
登録日 2022.06.19
付き合って数ヶ月の可愛い彼女がいる康正には彼女について心配が。
彼女の行動に不審な点があるのだ。
毎月月末には金欠、友人とは暗号てんこ盛りのメールのやり取り……。
一体彼女は康正に何を隠しているのか?
文字数 7,881
最終更新日 2021.05.16
登録日 2021.05.15
嘘つきたちの晩酌
レンタル有り旧題:桜吹雪と缶ビール、村雨に白い吐息
二年続いたシェアハウスでの共同生活を解消することになった四人の男女。同居最終日の夜に記念として互いの秘密を暴露することにした。
それぞれが抱える秘密を一つ一つ明かしていくうちに、今まで互いに知らなかった四人の意外な関係性が明らかになっていく。
文字数 107,330
最終更新日 2021.01.21
登録日 2019.06.22
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