夏菜しの

夏菜しの

なろうから移転しました
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 元いた世界の噂をもとに、不老不死の神薬『エリクサー』を創りだし、初代の魔女を冠して『始まりの魔女』と呼ばれた。  それによって得たのは名声と尊敬、そして賊の類だった。不老不死を求める世界中の為政者に追われる日々が始まり、疲れ果てた魔女は三〇〇年の眠りについた。  人の噂は七十五日。  三百年も経てば噂はすっかり消えていた。噂が蒸し返すことが無いように、調薬からすっかり離れて、生活レベルの改善に着手する。  元いた世界にあった家電を魔道具で次々に再現。魔法のお陰でとんとんと。ついに設置すればどこにでも行ける門を発明した。  しかし門はモラルなき国で軍事利用され、国家転覆罪で指名手配。  魔女は二度目の三〇〇年の眠りについた。  三度目の正直、今度こそのんびり暮らしたい『魔女』、しかし世界の文明は三百年前より落ちていて……  果たして『魔女』は今度こそのんびり過ごせるか? ※火・金 AM07:20更新 ※53話で休載します。
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文字数 128,197 最終更新日 2023.10.20 登録日 2023.04.26
恋愛 連載中 長編 R15
 六年続いた戦争は王国の勝利で幕を閉じた。  そこでもっとも戦果を上げたフィリベルトは英雄と称されて、前代未聞の褒章品〝妻〟を賜った。  顔は四角く目は細く鋭い。体躯が良い軍人に混じってもなお頭一つ飛び出る大きな体。せめてパーツの均整がとれていればマシだっただろうが、残念ながら彼は胴に比べて足の長さは人並みで、パーツのバランスはすこぶる悪い。  隊を指揮をする際にはよく通る大きな声も、それ以外の場になれば空気を損なう。  そんな顔・体に似合わずな彼は場の空気を乱さぬよう、寡黙を貫き、気づけばすっかり口下手に。  そう言うことが積み重なって付いたあだ名は『灰色熊』。  彼は口下手だが耳が遠いわけでも馬鹿でもない。その噂を知っていたフィリベルトは女性が望んで嫁いでくる訳がないことも理解していた。  だがこれは国王陛下より賜った婚姻。  即離婚は不味かろう。  しかし一年も間を開ければ……  そんな卑屈な事を考えていた英雄に、前代未聞の褒章品〝妻〟は一つの提案をする。 「まずは交際関係から始めませんか」  その提案は英雄にとっても願ったり、英雄はその条件を許諾した。
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文字数 66,411 最終更新日 2022.02.18 登録日 2021.05.14
就職活動が崖っぷち。 何とかたどり着いた初めての最終面接。 しかしドアをくぐった先は面接会場とは程遠い、映画でお馴染みの謁見の間。 まさかこういう会社だったとは~とため息を吐くが、一つも内定が出ていない立場では贅沢も言えず、不満を押し殺した。 だが面接会場だと思っていた所は実は異世界で、自分は聖女召喚に巻き込まれただけだと判る。 過去に前例のない二人目。 厄介払いのような扱いに、身の危険まで覚えて瑞佳は慰謝料を要求して逃げだした。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■スキル解説  スキルは『練習、F~A、9~1』へと成長する  節目になる(9,5,3,1)のレベルは特に上がりにくい傾向がある  節目レベルでは呪文が増えたり、より良い効果を得られることが多い  スキル練習 習いたて、素人  スキル英字 見習い、趣味人  スキル9  一人前(生業、職人)  スキル5  一流(メダルリスト、情報番組で見かける)  スキル3  偉業(世界記録を塗り替える、大発明・大発見)  スキル1  伝説(神格化、神話のように語られる 関羽、菅原道真、卑弥呼) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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文字数 348,610 最終更新日 2021.03.24 登録日 2020.10.15
恋愛 完結 長編 R15
 フリードリヒは貿易から金貸しまで様々な商売を手掛ける名うての商人だ。  ある時、彼はザカリアス子爵に金を貸した。  彼の見込みでは無事に借金を回収するはずだったが、子爵が病に倒れて帰らぬ人となりその目論見は見事に外れた。  だが返せる額を厳しく見極めたため、貸付金の被害は軽微。  取りっぱぐれは気に入らないが、こんなことに気を取られているよりは、他の商売に精を出して負債を補う方が建設的だと、フリードリヒは子爵の資産分配にも行かなかった。  しばらくして彼の元に届いたのは、ほんの少しの財と元子爵令嬢。  鮮やかな緑の瞳以外、まるで凡庸な元令嬢のリューディア。彼女は使用人でも従業員でも何でもするから、ここに置いて欲しいと懇願してきた。  置いているだけでも金を喰うからと一度は突っぱねたフリードリヒだが、昨今流行の厄介な風習を思い出して、彼女に一つの提案をした。 「俺の妻にならないか」 「は?」  金を貸した商人と、借金の形に身を売った元令嬢のお話。
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文字数 67,815 最終更新日 2021.01.13 登録日 2020.09.12
恋愛 完結 長編 R15
 幼馴染のルーカスの態度は、年頃になっても相変わらず気安い。  彼のその変わらぬ態度のお陰で、周りから男女の仲だと勘違いされて、公爵令嬢エーデルトラウトの相手はなかなか決まらない。  そんな現状をヤキモキしているというのに、ルーカスの方は素知らぬ顔。  彼は思いのままに平民の娘と恋人関係を持っていた。  いっそそのまま結婚してくれれば、噂は間違いだったと知れるのに、あちらもやっぱり公爵家で、平民との結婚など許さんと反対されていた。  のらりくらりと躱すがもう限界。  いよいよ親が煩くなってきたころ、ルーカスがやってきて『偽装結婚しないか?』と提案された。  彼の愛人を黙認する代わりに、贅沢と自由が得られる。  これで煩く言われないとすると、悪くない提案じゃない?  エーデルトラウトは軽い気持ちでその提案に乗った。
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 死んだ、綺麗に死んだ。  病床の中、待ちに待ったゲームの続編をクリアしてすべてのエンディングをを見た。もう思い残すことは無い、きっとこれが満足死と言う奴だろう。  ところが私は、何の因果かやっていたゲームに転生した。ただし私はヒロインではなくて婚約者を奪われた貴族令嬢の一人だった。  おまけに私が転生したのはゲームのエンディングの真っ最中、それも真エンディングの『逆ハーエンド』ルートだ。私の婚約者は、私がここに来た時にはとっくに取られていたらしい。  エンディングが流れればゲームはここでお終い。  だけど私の新しい人生は終わらないわ。そしてゲームが終われば逆ハーエンドなんてただの股がけ、ヒロインったら不誠実の塊じゃない?  のらりくらりと躱し、一向に煮え切らないヒロイン。  そんなの当たり前よね。だって王太子を含む名だたるメンバーですもの、下手に選ぶ方が火種になるに決まってるわ。  そんな煮え切らないヒロインの心を射止めるために、自らの元婚約者を含んだ逆ハー集団はお互いをけん制し合う醜い姿がチラホラと見え始めた。  周りは呆れ果て、彼らの発言力はどんどんと失われていく。  困り果てた彼らの親がついに相談しに来て…… 『まずはお小遣いカットから始めてみてはいかがでしょう?』
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 十七歳の時、生涯初めての恋をした。  燃え上がるような想いに胸を焦がされ、彼だけを見つめて、彼だけを追った。  しかし意中の相手は、別の女を選びわたしに振り向く事は無かった。  あれから六回目の夜会シーズンが始まろうとしている。  気になる男性も居ないまま、気づけば、崖っぷち。  コンコン。  今日もお父様がお見合い写真を手にやってくる。  さてと、どうしようかしら? ※姉妹作品の『攻略対象ですがルートに入ってきませんでした』の別の話になります。
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文字数 36,092 最終更新日 2020.02.12 登録日 2020.01.04
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貴族が通う学園の食堂、私はそこで婚約破棄されました。 その瞬間に、これはゲームのイベントだと気づいたのです。 攻略対象である私は、ここでプレイヤーに慰められ…… って? あれ、プレイヤーが居ないんですが…… 分かりました。 攻略ルートに入ってこないのであれば、私は自由にさせて貰いましょう! ※12/23終了
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恋愛 完結 長編 R15
 大病を患った父の治療費がかさみ膨れ上がる借金。  いよいよ返す見込みが無くなった頃。父より爵位と領地を返還すれば借金は国が肩代わりしてくれると聞かされる。  クリスタは病床の父に代わり爵位を返還する為に一人で王都へ向かった。  王宮の中で会ったのは見た目は良いけど傍若無人な大貴族シリル。  彼は令嬢の過激なアプローチに困っていると言い、クリスタに婚約者のフリをしてくれるように依頼してきた。  それを条件に父の医療費に加えて、借金を肩代わりしてくれると言われてクリスタはその契約を承諾する。  赤貧令嬢クリスタと大貴族シリルのお話です。
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 ライヘンベルガー王国の第三王女レティーツィアは、成人する十六歳の誕生日と共に、隣国イスターツ帝国へ和平条約の品として贈られた。  祖国に聞こえてくるイスターツ帝国の噂は、〝山猿〟と言った悪いモノばかり。それでもレティーツィアは自らに課せられた役目だからと山を越えて隣国へ向かった。  嫁いできたレティーツィアを見た皇帝にして夫のヘクトールは、子供に興味は無いと一蹴する。これはライヘンベルガー王国とイスターツ帝国の成人とみなす年の違いの問題だから、レティーツィアにはどうすることも出来ない。  子供だと言われてヘクトールに相手にされないレティーツィアは、妻の責務を果たしていないと言われて次第に冷遇されていく。  一方、レティーツィアには祖国から、将来的に帝国を傀儡とする策が授けられていた。そのためには皇帝ヘクトールの子を産む必要があるのだが……  それが出来たらこんな待遇になってないわ! と彼女は憤慨する。  帝国で居場所をなくし、祖国にも帰ることも出来ない。  行き場を失ったレティーツィアの孤独な戦いが静かに始まる。 ※恋愛成分は低め、内容はややダークです
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 戦の功績で騎士爵を賜ったオレーシャは辺境を警備する職に就いていた。  東方で三年、南方で二年。新たに赴任した南方で不覚を取り、怪我をしたオレーシャは騎士団を退役することに決めた。  彼女は騎士団を退役し暮らしていた兵舎を出ることになる。  新たな家を探してみるが幼い頃から兵士として暮らしてきた彼女にはそう言った常識が無く、家を見つけることなく退去期間を向かえてしまう。  事情を知った団長フェリックスは彼女を仮の宿として自らの家に招いた。  何も知らないオレーシャはそこで過ごすうちに、色々な事を知っていく。  ※オレーシャとフェリックスのお話です。
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