百谷シカ

百谷シカ

投稿作品お楽しみ頂けましたら幸いです。(お休み中です。更新止まっており申し訳ありません)
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恋愛 完結 短編 R15
夫婦の寝室で、若き国王リアム陛下は知らない女の名を囁いた。 「テレサ……」その女が現れて、私の世界は崩壊した。 公爵家に生まれ、王家に嫁ぐ者として完璧に作り上げられた私。 それなのに、陛下はテレサを愛していると言う。 議会が国王夫妻の離婚を否決し、安心したのも束の間。 私は魔女の烙印を捺され、投獄された。 私は誓った。 必ず人生を取り戻す。 王妃の玉座に、再び返り咲いてやると。 あとテレサを監獄へぶち込んでやる。 「イザベラ様……」 「誰?」 監獄で出会ったのはラスムス・エクステット。 かつてフォーシュ公爵だった男。 今ではスパダリ模範囚。(イケメン) 「ああああなたの為なら僕はなんだって致しますぅッ!?」 「落ち着いて」 これは脱獄した私たちが絆を深めながら宮廷に返り咲く物語。 ======================== (他「エブリスタ」様に投稿)
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小説 28,499 位 / 183,840件 恋愛 12,280 位 / 55,992件
文字数 20,423 最終更新日 2022.03.11 登録日 2022.02.26
恋愛 完結 短編 R15
私はフェンテス伯爵令嬢ティア・トゥリーナ。 結婚式まであと1ヶ月というその時に、アルバ伯爵から婚約破棄を叩きつけられた。 彼は4才年下の異母妹ビビアナに心を奪われたのだ。 父も私よりビビアナを溺愛しているのでお咎めなし。継母も大喜び。 「大丈夫よ。素敵なお姉様には、すぐいい人が現れるわ!」 ビビアナはそう笑って、私が挙げるはずだった結婚式で花嫁になった。 当然、花嫁を挿げ替えての結婚式は凄まじい醜聞を撒き散らした。 「馬鹿ね」 私は母方の祖母ルースが暮らす修道院に身を寄せた。 そして笑い者になった父と継母、元婚約者と異母妹を……せせら笑った。 「ああ、君と結婚すればよかった!!」 今更そんな事を仰られても、あの子を選んだのはアナタですし?。 せいぜい後悔しながら添い遂げてくださいな。 ざまぁみろですわ。 プー、クスクス♪
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小説 13,197 位 / 183,840件 恋愛 6,059 位 / 55,992件
文字数 19,652 最終更新日 2022.03.06 登録日 2022.03.05
私はヴァルンブローム伯爵令嬢リースベット・オークランス また、寝ている間に婚約を破棄された。 「死人と結婚する気はないとの事です」 母はネチネチ。 「いっつもお姉様に婚約者を取られるわ!」 妹はガミガミ。 「お前は本当に美しいなぁ」 父はデレデレ。 そう。 私はこの奇跡的な美貌を維持するために、睡眠を大切にしている。 寝てばっかりなので、婚期を逃しつ……あぁ、だめ…ねむい… ベッドきもちいぃ~っ♪ 「そのまま死んでよ、お姉様」 妹に命を狙われつつスピィーと眠り続ける私についた綽名はもちろん『眠り姫』。 起きてる時だってあるのに、不名誉だわ。 いったい誰がそんな……え、王子? 「リースベット。エリオット殿下がお見えです」 えっ? 王子がッ!?
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小説 23,833 位 / 183,840件 恋愛 10,352 位 / 55,992件
文字数 8,861 最終更新日 2022.02.27 登録日 2022.02.26
恋愛 完結 短編 R15
私はアッカリー伯爵令嬢ロレイン・バーグ。 招かれた晩餐会で、ちょっと婚約者の姿を見失ったと思ったら…… 「ジェラルド様? お口に」 「ふぇっ?」 脳みそドロドロになって戻っていらっしゃったわよ。 そんなことある?  「なんだい、ロレイン。人前で馴れ馴れしく触るなよ」 「あ゛? 随分と勝手な言い草だな。間男野郎が」 私たちの間に颯爽と割って入ったその人は、グレイ侯爵令息。 「セシルに俺が〝できない〟イイコトしてくれたんだって? ア゛ァッ!?」 私が思ってるよりずっと大事。 つまりジェラルドのお相手は、ラングリッジ伯爵令嬢のセシルって事。 「嘘でしょ」 修羅場だわ…… それにまさか、これが運命の出会いになるなんて…… そんなこと、ある?
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文字数 17,302 最終更新日 2022.02.20 登録日 2022.02.19
「君は顔は可愛いが、あまりにも馬鹿すぎて耐えられない!」 そんな理由で婚約を破棄された私は、ラロンド伯爵令嬢。 あ、名前はシビーユです。 婚約破棄が立て続き、父が激怒しています。 でも大丈夫。 可愛い弟に励まされ、サクッと次の婚約に挑みます。 母は天使のような美しさと可愛さで、誰からも愛される人。 だから私も、母の言う通りにしていれば大丈夫なのです! 「自分を安売りしては駄目よ。あなたは可愛いのだから」 そしてついに運命の相手が……!! (とてもゆるいお気楽ハッピーなラブコメです)
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文字数 15,176 最終更新日 2022.02.19 登録日 2022.02.12
恋愛 連載中 短編 R15
父が死に、カロッサ伯爵家は没落した。 私は亡き母方の伯父であるヒューグラー伯爵家に引き取られた。 「つまり平民と同じですよね、お父様?」 「使用人としての心得を叩き込んであげるわ!」 従姉妹デルミーナとその母親マデリンに苛められる日々。 そんな中、デルミーナ17才の誕生日を祝う晩餐会が開かれた。 そこでデルミーナが求婚されるのを眺めていた私は、声をかけられる。 「ティファニーか?」 私はその男を知っていた。 生前父が嫌っていた宿敵レマー伯爵ウェス・イェーガーだ。 その夜、私は伯父によって父の宿敵に売り渡された。 ついに奴隷扱いが始まったと思ったら、レマー伯爵は言った。 「君はカロッサ伯爵令嬢だろう。誇りを持て」 私たちは憎み合うはずなのに、どうして助けてくれたの……? 父の秘密が明かされても尚、惹かれあってしまう私たち。 その頃、伯父ヒューグラー伯爵が、私を政略結婚に利用しようと動き出した。 「君を渡すものか」 レマー伯爵が私を守るため下した決断は──…… ♡素直になれないイチャラブ年の差ラブストーリー♡
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文字数 7,861 最終更新日 2022.02.19 登録日 2022.02.14
「お姉様も馬鹿ねえ。私のほうが〝格上〟だってまだ理解できないの?」  と、出戻りの妹が私を鼻で笑う日々。 確かに2才下の妹アドリアナはいちばん先に婚約し、結婚した。 でもそれは両親と兄が、問題児である次女アドリアナをサクッと片付けてしまいたかったから。 当時、それが厄介払いに見えた私は「そんなに急がなくても」と言ってしまった。 もちろん妹は「自分の妹を僻むなんて、恥ずかしい人」と私を嘲笑った。 そんな妹は嫁ぎ先であるゲルブラード伯爵家から離縁されて戻って来たわけだけど…… 「彼は私のおかげで真実の愛に気づいたのよ? わかる? 私は愛の女神なの」 と、すべてを自分のいいように解釈して、いい気になっている。 「やはり、あれを野に放ってはいけなかった……!」 父は後悔している。 「あなたの結婚が決まっていてよかった……!」 母は私を抱きしめて泣いた。 「アドリアナは我がカールフェルト伯爵家にとって門外不出の秘宝だな」 兄は皮肉たっぷりに言いつつも、妹の再教育プランを模索中。 そして私はというと、婚約者であるクロンヘイム伯爵と熱愛中。 「シャルロッタ。結婚式を待ち侘びるじれったさすら、愛おしい」 「ヨハンネス様……」 どんなに愛しあっていても、式を待つのには理由があった。 私たちの婚約発表とほぼ同じタイミングで王女ラケル様が婚約されたのだ。 ここは異国に嫁がれる王女のご結婚を待つのが筋というもの。 ところがその王女主催の晩餐会で、なんと妹が失態を演じてしまい──!?
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文字数 11,740 最終更新日 2022.02.13 登録日 2022.02.12
ヘーグリンド伯爵家は当主である父がカジノで大負けしたせいで破産。 父は失踪。母は病床。兄のエミールが爵位を継いだものの、没落寸前。 そんな状態で、私はレンダール伯爵から婚約破棄を言い渡された。 「だけどおかしいと思わない? あなたを愛してるって言ってなかった?」 「言ってたわ」 「だったら借金まみれの状態からあなたひとりでも救ってあげるべきよね!?」 私のために鼻息を荒くして怒ってくれているのは、幼馴染のグリフィス。 三つ年上のフェルド伯爵令息グリフィス・ネルソン。 私よりずっとキレイで、私よりずっと素敵なドレスを着て髪を巻いてるグリフィス。 「おかしいわよ!」 「ええ、あなたもね」 私が婚約するちょっと前から、彼は〝レディ〟になってしまった。事件だった。 父が破産するまでは、私にとって人生最大の大事件だったのよ。 「ねぇ、カリーナ。いっそうちの子になちゃうぅ~?」 なんてグリフィスがバサバサの睫毛でウィンクしてから数日。 兄が、男色家で有名なムンディ伯爵の愛人になった。 借財は消えて、贅沢な暮らしが戻ってきたのだけれど……微妙な気持ち。 だって、兄を愛しているらしいムンディ伯爵は、私までじっと見てるから。 悪寒が走るような粘ついた熱い眼差しを恐がっていたら、案の定、檻の中よ。 「カリーナ。私とエミールのこどもを産んでくれ」 まあ、地獄よね。 そんな私を助け出してくれたのは、すっごいイケメンの──えっと、誰? 「俺だよ」 えっ、グリフィス!?
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小説 23,833 位 / 183,840件 恋愛 10,352 位 / 55,992件
文字数 15,391 最終更新日 2022.02.12 登録日 2022.01.29
「あんな人だったなんて! 私を可哀想とは思わないの!?」  私からロルフを奪ってグルストランド伯爵夫人になった妹レベッカ。 出産まで里帰りという我儘に加えて、朝から晩まで愚痴ばっかり。 「ごめんなさい。約束があるから出掛けるわ」 「私のおかげで自由なくせに、この薄情者!!」 私はアスター・レーヴ。 残念ながら妹に婚約者を奪われて婚期を逃したセデーン伯爵令嬢とは、私だ。 両親は私の結婚をすっかり諦め、弟エリクの教育に夢中。 私がなにをしようと、ほぼ無関心。 「以前の君なら、俺の前じゃ帽子のリボンも解いちゃくれなかったのに」 「実に、地に落ちたわね」 私はフレイヴァルツ伯爵令息ウィリアム・トゥーレソンに誘われ、彼の別荘に通っていた。 彼は絵が趣味で、私を描きたいそうなので、無償で肖像画を描いてもらっている。 「君が愛する人と結ばれるように……そう願って、君を描くよ」 私は結婚しなければならない。貴族として、至極まともな殿方と。 だからウィリアムのような道楽息子は、論外だったはずなのに……
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文字数 12,448 最終更新日 2022.02.11 登録日 2022.01.29
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「君との婚約は破棄させてもらう。理由? そんなもの必要ない!」 オデアン侯爵から理不尽に一方的な婚約破棄を叩きつけられた。 私はマルム伯爵令嬢エミリア・ジェップソン。 結婚前提だった援助も打ち切られ、没落寸前だったマルム伯爵家はついに窮地に立たされた。 そこへ持ち掛けられた、新たな縁談。 なんとそれは、王妃アグネッタからのものだった。 「王太子リキャルドの信頼を勝ち取り、殺してほしいのです」 王妃が齎した、断る事の赦されない密約。 口外すれば私は処刑され、マルム伯爵家は破滅する。 輝かしい結婚式の日に初めて言葉を交わした王太子は、酷く悲しい目をしていた。 「君を守るために、もう一度だけ本気で生きてみてもいいかもしれない」 誓いのキスをわずかに逸らし、彼はそう囁いた。 ♡優しく不幸な王太子と、彼に希望を与えた無垢な令嬢の物語♡
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小説 34,872 位 / 183,840件 恋愛 15,404 位 / 55,992件
文字数 5,744 最終更新日 2022.01.23 登録日 2022.01.22
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私が王太子殿下の婚約者になったのは5才の夏だった。 ユーン侯爵家は美貌で有名だったから、との事。 それで私は17才になったけど、なんというか、結婚する気配がない。 と思っていたら、来たわよ。お達しが。 「お姫様と結婚する事になったから、ごめん!」 私の12年はなんだったのか。 「悪いようにはしないから。妃は無理だけど、愛人になって! ネ♪」 私は侯爵令嬢、あちらは王子。 割り込んで来たのは隣国の王女。 私じゃなくて父がOK出しちゃったわよ。 絶☆望 でも、負けてらんない。 妃から愛人に蹴落とされて、一生、城下町の近くで囲われるなんて嫌よ。 とりあえず、別荘もらって優雅に暮らしてるけど、このままじゃ済まさない。 愛人という立場を利用して、もらえるもの全部ぶんどってやるわ! (※人生50年くらいの世界観なので主人公は成人です)
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文字数 21,048 最終更新日 2021.12.26 登録日 2021.12.12
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ある夜、鍛冶屋の娘ミアは女賢者アンニカに呼び出された。 「あなたにしかお願いできない事なのです」 鍛冶屋の娘であり、炭鉱夫の孫であるミア。 女賢者アンニカのお願いは、呪われた絨毯を地底深くに封印する手伝いをしてほしいというもの。 「困ります……」 なんて言いながらも断り切れず、廃坑の地下に潜った矢先。 「アンニカ様!?」 呪われた絨毯ともども取り残され、生き埋めにされてしまった。 そして絨毯の中からは…… 「ハッ! ここはどこだ!? 君は!?」 勇者ラルフが現れた。 堕ちた女賢者アンニカの陰謀とは? ミアとラルフは生きて地上に出られるのか!? 鎖された暗闇にミアのピッケルが光る……!!
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セーデン侯爵家の令嬢ユリアとラウラは仲良のよい姉妹だ。 清楚で神々しい姉のユリアにはクヴィスト侯爵令息ラグナルという婚約者がいる。 活発で可憐な妹のラウラにはホルンルンド公爵令息クリストフェルという婚約者がいた。 「『君の素行には看過し難い問題がある』って、はあぁっ!?」 上記の通り、侯爵令嬢らしからぬ活発ぶりが仇となり、婚約を破棄されたようだ。 「あれからラウラは手に負えないのです。助けてください」 そう言われてしまえば、セーデン城の騎士として放ってもおけない。 「ねえ! 誰か! こぉんなに可愛いのよッ!? 今のうちだけよ!!」 男漁りに目覚めてしまおうと、騎士にとっての姫君には変わりはない。 おかしな噂が広まる前に、盛り場から連れ戻さなくては。 「ありがとう、ダグ。私たちだけの秘密ね」 「……」 俺はセーデン城の騎士、ダグ・ダール。 愛しの姫君が嫁いでしまう前に、ここはひとつ、いいところを見せなくては。
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「君と結婚なんてとんでもない! 変態め!!」 「はっ!?」 私はフォックス伯爵令嬢べス・ウィッティントン。 婚約者はアスキス伯爵令息チャス・プース。絶賛、変態呼ばわり中。 「いや違う……すまないっ、君のせいじゃないんだ……でも無理なんだ!」 「なっ、なぜなの……!? えっ!? わっ、私は変態じゃないの!?」 「君は変態じゃない!」 違うなら、なんなのよ。 どうしたって言うのよ、チャス…… 「フォックス伯爵に襲われた!!」 「……は?」 「僕も信じたくはない! 僕は君の御父上に襲われたんだ!!」 チーン・・・ 「悍ましい!」 たしかに。 聞くと、ギリギリ逃げられたそうなのだけど、そりゃトラウマになるわよね。 「わかった。婚約は破棄でいいわ」 「ありがとう……! 幸せに……!! サヨナラッ!!」 チャスはいい人で、言いふらしたりはしなかった。 問題は、フォックス伯爵家で起きた。つまり、両親が泥沼離婚。 「あんたみたいな汚らわしい生き物を娘だなんて思えません!」 「さあ、べス。素敵な令息を見つけに晩餐会へ行こう♪」 絶望しかないんですけど。 お母様の言葉にショック受けるより、お父様が悍ましくて、つらい。 私は我が身の出生を呪った。 もう誰も信じられない……私は修道院に救いを求め── 「待て! 従兄弟が惨い仕打ちをしたそうじゃないか。俺に任せろ!」 チャスの従兄弟のセルウィン公爵が出て来ちゃった。 しかも、完全にチャスを悪者だと思い込んでいる。 「ちが、違うんです! これは……っ」 「なんて心優しい御令嬢なんだ……! 宮廷に行こう! 相手はすぐ見つかる!!」 え? これ、チャンス……!?
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「わざとじゃない! つい母上を優先してしまうんだ! 心は君を愛してる!」 「つまり『マザコンの僕を受け入れてくれる持参金たっぷりな君』が好きなのね」 「違う! そんな事みじんも思ってない!!」 私は自分が愛されているなんてみじんも感じないわ。 我慢の限界って、あるのよ。 「では、持参金ともどもお暇させて頂きます。大切なお母上と、末永くお幸せに~」 私は婚家モルテン伯爵家から生家ロヴェーン伯爵家に出戻りました。 実は私の母方の祖父母って、大恋愛で結ばれた格差婚。 公爵令嬢だった祖母の私的財産は、母に、そして孫娘の私に遺されている。 だから、出戻りでも充分、生きていける。 そんな私に声をかけてきたのは…… 「気晴らしが必要だろ? ダニエラ」 幼い頃、乗馬クラブで散々私を揶揄った超性格悪いヴァレンティン・ミルド。 若くしてヘーグリンド侯爵になった、元いじめっ子。 「私を嘲笑いに来たの?」 と、思ったら。 ただただ私を愛してくれる、大人になった元いじめっ子の彼。 そんな彼との再婚が決まった矢先、あのマザコンが泣きついてきた。 元夫モルテン伯爵ヨアキム・ネルダール。つまり顔も見たくない他人。 「一度は君の義理の母上だった人だよ!? 協力してくれ!」 「え?」 なんで、私が元夫の散財した御母上のツケを払わなきゃいけないの??? 馬 鹿 な の ? 「消えて」
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