百谷シカ

百谷シカ

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恋愛 完結 短編
「はあ!? 自分が愛されてるとでも思ってるの? ディーン様は私を愛しているのよ!!」 私はオーベリソン伯爵令嬢カルロッテ・バーン。 婚約者のディーンことシーヴ伯爵とは、超絶うまくいっている。 「お姉様みたいに血筋しか取り柄のない女どもは所詮ちんけな政治の道具! 図に乗らないで!」 このムカムカする女は年子の妹エヴェリーナ。 2ヶ月前、ライル侯爵令息アルヴィン・クーパー卿と婚約してからというもの図に乗っている。 「ディーンと私はラブラブよ」 「はあ!? 頭がおかしいんじゃない? 結婚なんて諦めて修道院にでも入ったらぁ?」 「はあ?」 「〝はあ!?〟 それしか言えないわけ? 本当に救いようのない馬鹿ね!」 たしかに超絶美少女のエヴェリーナはその美貌でアルヴィン卿を射止めたけど…… 「あの方の前では猫被ってるから」 私たち家族は頭を抱えた。 そして、私の婚約者ディーンはブチギレた。 「俺の愛しているのはカルロッテただひとりだ。むかつく!」 そこで私たちは計画を立てた。 エヴェリーナの本性をアルヴィン卿に晒してやるのだ……!
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小説 8,269 位 / 183,744件 恋愛 3,830 位 / 56,019件
文字数 20,960 最終更新日 2021.09.25 登録日 2021.09.11
恋愛 完結 ショートショート
「愛があればどんな試練も超えられる!」──と豪語して、私の婚約者エルソン伯爵ステーンと妹フェリシアが駆け落ちした。 やってくれたわね…… 今まで誰にも話したことないけど、私マルタは、古代の魔術師ヴェンナシュトレームの生まれ変わりなの。 ステーン。フェリシア。 姦淫の罪、それも肉親を裏切る姦淫の罪は、とてーも重いのよ? というわけで、一発呪ってやったわ! ざまぁみろ!
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小説 13,538 位 / 183,744件 恋愛 6,283 位 / 56,019件
文字数 2,943 最終更新日 2021.09.11 登録日 2021.09.11
高圧的で嫌味な婚約者リリエンクローン侯爵令息ムスタファ・フォン・トゥルンヴァルト。 彼はある日、私にバシッと言ったのだ。 「もう君みたいなおバカさんにはうんざりだよ! 婚約は破棄させてもらおう!!」 私ロクスバーグ伯爵令嬢アニカ・クラインは、それはもう泣いて喜んだ。 だって、あんな意地悪な人の妻になったら、一生いびり倒されて早死にしちゃうもの。 ところが……。 「君は這い蹲って僕に『棄てないでくださいお願いします』と言うんだ! 言え!!」 「えええっ!?」 恐るべきムスタファ様は、新しい虐め方に目覚めただけだった。 「跪いて足を舐めろ。ほら。僕と結婚したいんだろう?」 「そんなっ。こっ、婚約は、そちらから破棄なさったはず……!」 「君は本当におバカだな。婚約破棄したからと言って、結婚しないとは言っていない」 嘘ぉーーーっ! 自由の身になれたと思ったのにぃーーーっ!! そんな私を助けてくれたのは、リリエンクローン侯爵令息……え? 「あの男は詐欺師だ。私がリリエンクローン侯爵令息、ミハエル・シュテーガー」 それが、その人との出会いだった……
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小説 18,218 位 / 183,744件 恋愛 8,246 位 / 56,019件
文字数 16,122 最終更新日 2021.09.11 登録日 2021.09.05
恋愛 完結 短編 R18
妹マグダレーナは我儘だった。 私から母の愛を奪い、父の関心を奪い、ドレスや宝石を奪い、生活を奪った。 それでも私を愛してくれる人が現れた。 ヘルザーン伯爵イゴール・フヴァーラ。私は結婚した。 幸せだった。あの日まで。 「なぜこんな事を……!?」 「私がイゴール様の子を産むからよ!!」 祝福を装って訪れた妹に毒を盛られ、私は、大切な命を失った。 妹はついに、私の人生を奪ったのだ。 イゴールは私を棄て、妹を選んだ。 私は復讐を誓った。 神の赦しなんていらない。地獄に落ちるのは構わない。 そんな私に新たな求婚が舞い込んだ。思わぬ再会だった。 ゲンファー侯爵カミル・マトゥシェイク。 「ヴィエラ、私が君を守る。あの日君が、私を守ってくれたように」 彼は壊れた私を、復讐に生きる私を、それでも愛した。 私が愛を、思い出すまで…… ======================= ※作品中、残虐な描写が含まれますのでご注意ください。苦手な方は閲覧を控えるようお願い致します。  尚、この物語はフィクションであり、残虐行為や私刑を推奨・肯定する意図はありません。 ※この物語はバッドエンドではありませんが、ハッピーエンドにも向かいません。  御留意頂けましたら幸いです。
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文字数 24,577 最終更新日 2021.09.05 登録日 2021.08.28
「穢れた血を持つそのような女は我がラムルニア王国に相応しくありません!」 王家主催の舞踏会で第2王子ピーター殿下の妃に選ばれた私、レイラ。 現在、血筋を理由にある一派から猛烈なバッシングを受けているところ。 「東方ヘルナ諸島は神を冒涜しています! その女は魔女の末裔なのです!!」 国が違うんだから、宗教だって違って当然じゃない。馬鹿なの? あと、私の祖母は魔女じゃないし。そもそも魔女なんていないし。 「なんだあいつ。自分の推薦した令嬢が選ばれなかったからって、やりすぎだろ」 夫で王子のピーターは大激怒。国王に掛け合って、すぐに一派を鎮圧してくれた。 ところが平穏な日々が訪れたのも束の間、事態は急変。 祖母の祖国、東方ヘルナ諸島を統べるトエル国がブルメチスト王国の軍に占領された。 舞踏会で私がブルメチスト国王の妻・カリプカ女総督の娘を棄権させた腹いせだ。 「条約に基づき、トエル国王家の血を引く妃殿下の引渡しを要求します」 カリプカ総督からの使者。それに手を貸す宮中の排斥一派。紛れ込む暗殺者。 私の愛する人たちまで脅かし、カリプカ女総督アビゲイルの魔の手が迫る。 「あっそう、あくまで武力行使ってわけね」 だったらこの私が、他所の王家に嫁ぐって意味を教えてあげるわ。 「君を渡しはしない、レイラ。君もトエルも、俺が守る」 愛が勝つのよ! =================================================== 『「華がない」と婚約破棄された私が、王家主催の舞踏会で人気です。』のレイラの物語です。 この物語だけでお読み頂けます。
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文字数 13,016 最終更新日 2021.09.04 登録日 2021.08.29
「ぼっ、僕ぁっ、きき君の妹のほうが好きだぁっ!!」 私はドーガ伯爵令嬢リナ・グルンデン。 「コドモっぽい」という理由で婚約を破棄された。 「オトナっぽい」魅力をまき散らす妹にコロッといっちゃう婚約者もこれで3人目。 だけど、凹んでいる暇はない。 時が過ぎてもオトナっぽくはならない。コドモっぽいオバサンになるだけだ。 「ぬあぁぁんとしても結婚相手を見つけなくっちゃッ!」 身分を隠し紳士の社交クラブに忍び込んだ私は、うっかり娼館へ売られてしまう。 そしてあれよあれよという間に客がついた。 「え、いや……そんなつもりでは……っ」 私を『買った』のは、放蕩息子として悪名高いネルソン伯爵令息ハンス・レーヴクヴィスト。 ハンスは獰猛な獣のように私を見つめて── 「ガキがこんな仕事するんじゃない!」 「え!?」 ♡ベビーフェイス×オオカミの崖っぷちラブストーリー♡
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文字数 11,020 最終更新日 2021.09.04 登録日 2021.08.29
「エリアナが婚約!? 馬鹿な……取り返さなくては!!」 「え?」 「こうしちゃいられない。ルシア、君との婚約は破棄させてもらう!!」 「ええ?」 「エリアナ~! 目を覚ますんだぁ~っ!! 愛してるぅ~ッ!!」 こうして私ウィッカム伯爵令嬢ルシア・フラトンは婚約破棄された。 マーニー伯爵令息ブランドン・コーンウェルは幼馴染を愛していたのだ。 ブランドンの幼馴染ソマーズ伯爵令嬢エリアナ・パターソン。 そのエリアナに求婚したクレヴァリー伯爵レナード・マッコーコデール。 手を取りあって見つめあうふたりに突っ込んでいく、ブランドン。 「みっともない。お前に魅力がないせいで恥をかいたぞ!!」 兄エドウィンは私を責めた。兄の婚約者イヴェットは私を嗤った。 「大惨事だ。エドウィン、イヴェット。ルシアを頼む」 父は大慌てで事態の収束に務めた。 なんといっても私たちはロイエンタール侯爵家の昼食会に招かれている身。 スキャンダルを起こすなんて言語道断……なのに。 「あなたのせいよ、ルシア」 イヴェットの目が悍ましく煌めく。 私は罰として、衣装室に閉じ込められてしまった。 「大丈夫かい? 恐くないから、出ておいで」 助けてくれたのは、ロイエンタール侯爵令息ドミニク・ハイムその人だった。 でも、私は彼の優しさを信じられなくて…… =================================================== 『「華がない」と婚約破棄された私が、王家主催の舞踏会で人気です。』のドミニク卿の物語です。 この物語だけでお読み頂けます。
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小説 20,508 位 / 183,744件 恋愛 9,252 位 / 56,019件
文字数 22,798 最終更新日 2021.08.29 登録日 2021.08.21
「麗しのリベカ! 愛してる! 僕と結婚してくださいッ!!」 「……え?」 ある日、唐突な求婚を受けた私バウチャー伯爵令嬢リベカ・アシュトン。 超・絶・困・惑・中。 「あなたのために僕は、婚約破棄してきました!」 そんな事、言われても。 誰か知らないけど、巻き込まないでほしいんだけど。 「困ります。私、婚約者がいますので」 だいたい他所に惚れたから婚約破棄とか、貴族としてマナー違反! 本気でお断りなんですけど!? 「ですから、あなたも僕のためにその方を棄てて頂いて」 待って待って、なんなのこいつ。 果てしなく不愉快なんだけど。 「愛は勝つ! 愛の奇跡を起こしましょう、リベカ!!」 この超絶不愉快な男の出現で、二次被害が発生した。 婚約破棄された側の令嬢が現れたのだ。しかも完膚なきまでにメンヘラ。 「あなたが彼を奪ったのですね。死んでくださいね♪」 だから、誰!? っていうか、どっちも勘弁して!? 「危ない連中だな。俺の傍にいろ、リベカ。離れるな」 非常事態の最中、超塩対応の婚約者アリステアが、急に頼もしい彼に変身した。 親の決めた婚約で、お互い、気持ちなんてないはずだったのに……♡
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小説 28,598 位 / 183,744件 恋愛 12,553 位 / 56,019件
文字数 10,081 最終更新日 2021.08.28 登録日 2021.08.21
ある日、ブローム村にひとりの女がやってきた。 草原でぶっ倒れていた女は、自称王女のアルネ。 聞けば自国の勢力争いでとばっちりを受け、冤罪で処刑されかけた──らしい。 「それで祈ったら転移したって?」 「嘘じゃないのよ、信じて!」 「まあ、たまに聞くよ。異世界転移っていうそうだね」 これはブローム村の影の支配者ラーシュ(若見えイケオジ)と、世界規模で故郷を追われた王女(かわいい)が、村の人も適度に巻き込んでなんだかんだで楽しく暮らす物語。
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文字数 2,085 最終更新日 2021.08.23 登録日 2021.08.21
恋愛 完結 短編
「君がふしだらなせいだろう。当然、この婚約は破棄させてもらう」 私はシェルヴェン伯爵令嬢ルート・ユングクヴィスト。 この通りリンドホルム伯爵エドガー・メシュヴィツに婚約破棄された。 でも、決して私はふしだらなんかじゃない。 濡れ衣だ。 私はある人物につきまとわれている。 イスフェルト侯爵令息フィリップ・ビルト。 彼は私に一方的な好意を寄せ、この半年、あらゆる接触をしてきた。 「君と出会い、恋に落ちた。これは運命だ! 君もそう思うよね?」 「おやめください。私には婚約者がいます……!」 「関係ない! その男じゃなく、僕こそが君の愛すべき人だよ!」 愛していると、彼は言う。 これは運命なんだと、彼は言う。 そして運命は、私の未来を破壊した。 「さあ! 今こそ結婚しよう!!」 「いや……っ!!」 誰も助けてくれない。 父と兄はフィリップ卿から逃れるため、私を修道院に入れると決めた。 そんなある日。 思いがけない求婚が舞い込んでくる。 「便宜上の結婚だ。私の妻となれば、奴も手出しできないだろう」 ランデル公爵ゴトフリート閣下。 彼は愛情も跡継ぎも求めず、ただ人助けのために私を妻にした。 これは形だけの結婚に、ゆっくりと愛が育まれていく物語。
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文字数 11,126 最終更新日 2021.08.21 登録日 2021.08.08
「理由なんて知らないわよ! 婚約破棄されたから泣いてるのッ!!」 幼馴染で親友のシエナ伯爵令嬢パトリス・ハリスンは号泣中。 パトリスは先日、ヴァンス伯爵シーヴァー・ジョーンズに婚約を破棄された。 それで私たちは彼女を慰めるためシエナ伯爵家に集結している。 怒りんぼのトリニティ(ランプリング伯爵夫人) 腹黒エンジェルのオズウェル(ゴッテスマン伯爵令息) そして私ルナ(モーム伯爵夫人) あとそれぞれの伴侶、計6人で義憤にかられているのだ。 「シーヴァーはゴールズワージー伯爵令嬢の色香に惑わされたらしい」 トリニティの夫が言った。 彼は情報通。だから間違いない。 「許せないわ。ねえ、私たちで復讐しない?」 オズウェルの妻が言った。 腹黒エンジェルが娶った小悪魔レディは、もう親友みたいなものだ。 私たちは計画を練った。種を撒きつつ時を待った。 そして訪れた復讐の舞台、ウィザースプーン伯爵家別荘で行われる夏の舞踏会。 「さあ、準備は整った。やれるか? ルナ」 夫が言った。 私は頷き、幼馴染と愉快な仲間たちに目力で闘志を伝えた。 やってやる…… 今夜、やってやるわ…… 大切なパトリスを傷つけた罪の重さを、みっちり思い知らせてやる!!
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文字数 10,352 最終更新日 2021.08.21 登録日 2021.08.14
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「君には『華』というものがない。そんな妻は必要ない」 いるんだかいないんだかわからない、存在感のない私。 ニネヴィー伯爵令嬢ローズマリー・ボイスは婚約を破棄された。 「無難な妻を選んだつもりが、こうも無能な娘を生むとは」 父も私を見放し、母は意気消沈。 唯一の望みは、年末に控えた王家主催の舞踏会。 第1王子フランシス殿下と第2王子ピーター殿下の花嫁選びが行われる。 高望みはしない。 でも多くの貴族が集う舞踏会にはチャンスがある……はず。 「これで結果を出せなければお前を修道院に入れて離婚する」 父は無慈悲で母は絶望。 そんな私の推薦人となったのは、ゼント伯爵ジョシュア・ロス卿だった。 「ローズマリー、君は可愛い。君は君であれば完璧なんだ」 メルー侯爵令息でもありピーター殿下の親友でもあるゼント伯爵。 彼は私に勇気をくれた。希望をくれた。 初めて私自身を見て、褒めてくれる人だった。 3ヶ月の準備期間を経て迎える王家主催の舞踏会。 華がないという理由で婚約破棄された私は、私のままだった。 でも最有力候補と噂されたレーテルカルノ伯爵令嬢と共に注目の的。 そして親友が推薦した花嫁候補にピーター殿下はとても好意的だった。 でも、私の心は…… =================== (他「エブリスタ」様に投稿)
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「君を愛する気持ちは変わらないよ、モリー」 私はタウンズ伯爵令嬢モリー・ドノヴァン。 彼は幼馴染で許婚のライルズ伯爵令息デビッド・イング。 「でも僕は燃えるような恋がしたい!!」 「……は?」 なんと、彼ったらブロドリック伯爵令嬢に求婚するそうだ。 「アホね」 まったくバカバカしい。 彼は知らないのだ。肖像画に騙されているという事を。 だってブロドリック伯爵令嬢キャスリン・グウィルトって…… 「たたっ、助けてくれ! モリー!!」 「……イヤ(笑)」 私はどんなに泣いて縋られたって、助けたりしないわよ。 せいぜい苦しみなさい、この裏切り者!! ※このざまぁはコメディです。 ※イケメンに求婚されます。 ※みんなでハッピーエンドを迎えます。
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妹イアサントは王子と婚約している身でありながら騎士と駆け落ちした。 おかげでドルイユ伯爵家は王侯貴族から無視され、孤立無援。 「ふしだらで浅はかな血筋の女など、息子に相応しくない!」 姉の私も煽りをうけ、ルベーグ伯爵家から婚約破棄を言い渡された。 愛するジェルマンは駆け落ちしようと言ってくれた。 でも、妹の不祥事があった後で、私まで駆け落ちなんてできない。 「ずっと愛しているよ、バルバラ。君と結ばれないなら僕は……!」 祖父母と両親を相次いで亡くし、遺された私は爵位を継いだ。 若い女伯爵の統治する没落寸前のドルイユを救ってくれたのは、 私が冤罪から助けた貿易商の青年カジミール・デュモン。 「あなたは命の恩人です。俺は一生、あなたの犬ですよ」 時は経ち、大商人となったデュモンと私は美しい友情を築いていた。 海の交易権を握ったドルイユ伯爵家は、再び社交界に返り咲いた。 そして、婚期を逃したはずの私に、求婚が舞い込んだ。 「強く美しく気高いレディ・ドルイユ。私の妻になってほしい」 ラファラン伯爵オーブリー・ルノー。 彼の求婚以来、デュモンの様子が少しおかしい。 そんな折、手紙が届いた。 今ではルベーグ伯爵となった元婚約者、ジェルマン・ジリベールから。 「会いたい、ですって……?」 ======================================= (他「エブリスタ」様に投稿)
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「貴様のような小賢しい女は出て行け!!」 バッケル伯爵リシャルト・ファン・デル・ヘーストは私を叩き出した。 妻である私を。 「あっそう! でも空気税なんて取るべきじゃないわ!!」 そんな事をしたら、領民が死んでしまう。 夫の悪政をなんとかしようと口を出すのが小賢しいなら、小賢しくて結構。 実家のフェルフーフェン伯爵家で英気を養った私は、すぐ宮廷に向かった。 国王陛下に謁見を申し込み、元夫の悪政を訴えるために。 すると…… 「ああ、エーディット! 一目見た時からずっとあなたを愛していた!」 「は、はい?」 「ついに独身に戻ったのだね。ぜひ、僕の妻になってください!!」 そう。 童顔のコルネリウス1世陛下に、求婚されたのだ。 国王陛下は私に夢中。 私は元夫への復讐と、バッケル伯領に暮らす人たちの救済を始めた。 そしてちょっとした一言が、いずれ国を救う事になる…… ======================================== (他「エブリスタ」様に投稿)
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「君に相応しい男になって戻ってくるよ!」 そう言って軍隊に入った婚約者リオ・マッサーナ。 父の腹心の部下マッサーナ子爵の一人息子で、私たちは幼馴染。 彼を愛していた。 彼を信じていた。 それなのに…… 「すまない、アメリア。俺は彼女と生きていく運命だったんだ!」 駐屯先でジプシーと恋に落ちた。 そして、彼は転落していった。 彼女のために強盗をして、追われる身になってしまった。 「神様、リオをお守りください……!」 教会で祈る事しか残されていなかった私に、ある人が言った。 「あなたは馬鹿だ! もっと自分を大切にしないさい」 越境のためカルデイロ伯領に滞在していた軍人。 ギード侯爵令息ファビアン・サントス卿だった。
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