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榊 臣(さかき しん)には、忘れられない思い出がある。
幼い日に神社で出会った見知らぬ人との出会い。
その人は、村の人々に疎まれていた自分に微笑みかけ“待っていた”と言ってくれた。
“機が熟せばまた会える”という言葉を支えに生きてきたけれど、再会は叶わぬまま臣は19歳となった。
そんな折、村の祭りで奉納する神楽の主役として舞うことを依頼される。
あの人と出会った場所である神社と関わることができるならと引き受けた臣は、神楽の練習中に見知らぬ青年と出会う。
二人は、仲を深めていくのだけれど……?
※ムーンライトノベルスに投稿した作品の加筆修正版です。
※性描写を含む話には、話数の後ろに※がついています。
※『想いがつないだ、その先は。』は本作品のスピンオフです。臣の親友啓の話となります。よろしければそちらもご覧ください。
※表紙・おまけSSのイラストは九重マツさま(@matsu_kokonoe)に描いていただきました。素敵なイラストをありがとうございました!
読みやすいよう分割し、加筆修正しました。
文字数 39,581
最終更新日 2022.04.30
登録日 2021.12.15
水和文人(みわ あやと)は理屈っぽい。
自分でもわかっているのに、いつだって結局は感情よりも理性が先に立ってしまう。兄にたしなめられても、他人が感情に重きを置く理由を文人は理解できずにいた。
そんな折、文人の良き理解者であった兄が事故死し、加害者である狭山秋久(さやま あきひさ)が文人の実家を訪れる。
不起訴となった彼は、それでは遺族の気がおさまらないだろうと、自ら制裁を受けに来たのだ。
そんな風に他人の感情を気にかけることが理解できない文人は、彼ならば感情を重視することの理由を教えてくれるのではないかと考える。
自死しようとしていた秋久を下宿先へと連れ帰った文人は、答えを得るまではと同居を迫る。
一緒に生活するうちに、死亡事故の加害者と被害者遺族という関係が少しずつ変化し始めて……?
人外が大好きなのですが、そうでない現代モノも書いてみたいと思って挑戦した作品です。
始まりはやや重いですがハピエンなので安心してお付き合いください。
タイトルの後に※がつくものはR18もしくはそれに近い描写があります。
表紙の素敵イラストは、らぎ様(@ragi_g_g)にお願いしました。
ありがとうございました!
文字数 68,119
最終更新日 2022.02.15
登録日 2022.01.30
大学生の両片想いコメディです。
心理学を専攻する理屈っぽいツン系男子×教育学部の天真爛漫な無自覚系ひとたらし。
1話にひとつ、実際の心理学用語や現象を身近な出来事に絡めて織り込みながら、端から見るとツンツンしてる攻めが明るく元気な受けにちょっとずつデレていく過程を書きたいと思っています。
1つの話を短くし、隙間時間にサクっと読めるものを目指しています。
どんな風に二人の関係が変わっていくか、一緒に見守って頂けたらうれしいです!
※しばらくはエロなしです。
※pixivにも投稿しています。
文字数 6,748
最終更新日 2022.01.19
登録日 2021.12.16
大学生の天野啓(あまの けい)は、村の祭りの最中に忽然と消えた幼馴染みを探すため、遠方の下宿先から地元へと帰省を繰り返している。
そんなある日、啓は幼馴染みが姿を消した神社で見慣れない少年と出会う。
彼は事情を知ると、啓が卒業して村に戻って来るまで捜索を手伝うと申し出たのだが……?
タイトルの数字の後に※がついているものはR-18描写があります。
※前作『いつか会えたら、きっと。』のスピンオフです。主人公「榊臣(さかき しん)」の幼馴染み、天野啓が、祭りの最中に消えてしまった臣を探しているところから始まるお話です。盛大に前作のネタバレをしておりますので、未読の方はもしよろしければそちらからご覧いただけますと幸いです。
文字数 41,508
最終更新日 2022.01.18
登録日 2022.01.06
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