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内気で引っ込み思案な僕は、どこにも居場所がなかった。
しかも、僕はある重大な問題を内に抱えていた。
僕は男のくせに男に恋をしていた。
誰にも受け入れてもらえないこの感情。
自分でさえ、この感情に向き合うことが恐ろしい。
僕は虐げられ、自分を責め、自分の殻に閉じこもった。
僕がすべてを嫌になった時、一筋の光が差し込んだ。
R18表現のあるエピソードには*をつけています。
カクヨム版(性描写弱め)です↓
https://kakuyomu.jp/works/16816700426417877915
エブリスタ版です↓
https://t.co/6qMU9s8IkX
文字数 109,315
最終更新日 2022.05.29
登録日 2022.05.17
伝説の時代。蘭という王朝に龍輝という名の類まれなる美貌を持つ皇子がいた。だが、彼は氷のような心を持ち、「愛欲」を憎み忌み嫌っていた。彼に言い寄る男女に対し、とあるお触れを出す。
「龍輝の愛を得たくば、三つの謎に答えよ。さもなくば、死刑に処す」
大勢の男たちが龍輝を得んとし、その命を落としていった。そんな龍輝の前にアリムという一人の王子が現れる。彼は、タタールの王子で、蘭によって滅ぼされた王国から逃亡して来たのであった。アリムは敵であったはずの蘭の皇子に恋をする。そして、三つの謎の試練に挑むのであった。
文字数 24,210
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.04.14
俺の名前は一ノ瀬紡。私立の名門男子校である聖暁学園高等部の一年生だ。俺のモットーは「普通」の人生を送ること。このまま聖暁学園をいい成績で卒業し、いい大学へ現役で合格して、いい会社に就職する。結婚して子どもを作って幸せな家庭を持つ。そんな「普通」の生き方以外、俺の人生に紆余曲折などいりはしない。
そう思っていた俺だったが、高等部に入って初めての寮の部屋割でルームメイトになった稲沢航平との出会いが俺の人生観をガラリと変えた。航平が俺をいざなったのは演劇部。人前で感情を込めてセリフを喋り、泣いてみたり笑ってみたり恥ずかしい行為を平然とする「変人」の集まりだと思っていた俺の前に現れたのは個性豊かな先輩部員たちと、強烈なインパクトの美人顧問天上美琴だった。
文字数 433,983
最終更新日 2022.01.30
登録日 2021.11.30
ピアニストを目指す高校生の霧島律は、ピアノ以外の全てを棄て、ピアノだけに自らの全てを懸けてきた。友達と遊ぶ時間も削ってピアノの練習に打ち込む日々。特に恋愛ほどくだらないものはないと見下していた。
そんな律はコンクールの課題曲として出されたフランツ・リストの『愛の夢』の演奏に手こずっていた。「愛」などくだらない。そんな「愛」を優美に歌い出すこの曲が苦手だったのだ。
だが、そのコンクールで出会った天才肌の高校生ピアニスト津々見奏佑との出会いが、律の世界観を一変させた。
*表紙はまちばさん(https://twitter.com/Machiba0000)に描いていただきました。
文字数 119,390
最終更新日 2021.11.30
登録日 2021.10.30
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