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多くの青年がそうであるように、赤城直時も自分に自信を持てない青年だった。 皆、それぞれに理想とする姿があるのだろうが、彼の場合、それは城だった。 あまたの軍勢が押し寄せようともびくともしない、その盤石さを自分も得たいと願ったのだ。 ある日、彼は訪れた山城を探索中に坂から転落してしまう。 目覚めた彼は自分の体が人の手のひらほどの大きさに縮んでおり、しかも自在に空を飛べることに気づく。 そこは彼の住む世界ではなく、中世日本によく似た世界だった。色鮮やかに威(おど)された鎧を纏う武者の世界だった。 異なるのはいくつかの種族がともに生活していることと、その生活を脅かす鬼が存在していることだった。 困惑する直時は、鬼の軍勢に攻め立てられる小さな城にたどり着き、1人の若武者と出会う。 直時は若武者の勇敢さに感じ入り、若武者は直時の特異能力に活路を見出す。 ふたりは鬼の軍勢を撃退すべく協力し合うことになるのだが……。 ※1日2回更新 ※完結した作品の順次投稿なのでエタりません ※小説家になろう様にも投稿しています
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文字数 326,943 最終更新日 2018.10.15 登録日 2018.08.23
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