不幸になる考え方をやめる！

本多時生 / 著

人の幸不幸のおおかたは、その人の考え方によって左右される。つい無意識にしてしまう「不幸になる考え方」をやめ、「幸せになる考え方」をするクセを身につけよう！

■単行本 ■定価1,320円（10%税込） ■2005年02月15日発行

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文庫版刊行！
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＊文庫化にあたりタイトルが「幸せになる考え方」に変更となりました。
増刷！
刊行から一月余りではやくも増刷となりました。

まえがきより

人の幸不幸は、その人の考え方によって大きく左右されています。

　不幸になるようなことを考えれば不幸な気もちになり、幸せなことを考えれば幸せな気もちになります。

　不幸な気もちになりやすい人は、それだけ「不幸になる考え方」をしているのです。

「幸せ」「不幸」と言うと大きなことをイメージしがちですが、本書ではちょっとイヤな気もちになることは小さい不幸と考えます。

　自分がイヤな気もちになった時の考えは「不幸になる考え方」ということです。

　反対に、自分の感情をいいほうに変えられるのが「幸せになる考え方」です。

　

不幸になる考え方は「性格」ではなく「考え方のクセ」

　
“くよくよ”“イライラ”しやすい、傷つきやすい、すぐに落ち込んでしまうなど、不幸（な気もち）になりやすいのは「性格だから」ではなく、「不幸になる考え方をするクセがあるから」というのが本書の考え方です。

「性格は変えることができない」とあきらめるよりも、「クセは変えることができる」と考えて努力したほうがいいのではないでしょうか。

　

不幸になる考え方をやめる！

　
不幸になる考え方をついしてしまうのはしかたがありません。無意識に出てしまうのがクセですから。

　悪いクセは、出た時に早めに気づいてストップすればいいのです。

　不幸になる考え方をやめれば、悪感情は徐々に鎮まっていくものです。

　
幸せになる考え方（の習慣）を身につけることで、不幸になる考え方（のクセ）をストップできるようになれます。

　不幸になる考え方をしてイヤな気もちで過ごす時間を減らし、その分の時間を幸せになるために使えるようになれたらいいのではないでしょうか。

目次より

考え方が変われば、感じ方が変わる

１　イライラさせる人がいる

２　不安な気もちになる

３　嫌われている？

４　「××するの、イヤだなぁ」と思ってしまう

５　イヤな人は「練習相手」

考え方は（途中で）変えられる

１１　不幸になる考え方に気づく

１２　少しでも心を落ちつける

１３　不幸になる考え方をストップする

１４　何かいいことを始める

１５　過ぎたことでくよくよしてしまう

仕事の問題での幸せになる考え方

２１　仕事でミス・失敗をしてしまった

２２　イヤな上司がいる

２３　怠けてしまった

２４　やる気が出ない

２５　思うようにできない

柳に風流のしなやかな強さを身につけよう

３１　強くなるためには、柳に風流のしなやかな強さ

３２　小さいことにくよくよしない

３３　悪い気分に流されない

３４　考えてもしかたがないこと／考えなくてもいいこと

３５　人間関係の問題を大きくしてしまうのは……

幸せになる考え方を身につけよう

４１　自分を育てよう

４２　うまくできない

４３　自分の問題とつきあっていく

４４　急には変われない

４５　幸せになるために、やりたいことをやろう

性格というよりも、考え方のクセ

６　不幸になる考え方はクセ

７　自分のクセをよく知る

８　人と自分を比較してしまう

９　後悔してしまう

１０　見栄をはってしまう

人間関係のトラブルでの幸せになる考え方

１６　悪口を言われた

１７　友達とケンカをした

１８　友達が他の人と親しくなった

１９　隣家の騒音にイライラしてしまう

２０　人間関係のトラブルで悩み苦しまないために

選択・決断に迷った時の幸せになる考え方

２６　選択に迷って困ってしまう

２７　決断できない

２８　やめるか（別れるか）どうか迷う

２９　始めるかどうか迷う

３０　自分の選択を後悔してしまう

人間関係で悩み苦しまないために

３６　人間関係で悩み苦しまずに、ラクになれる考え方

３７　イヤな人ともそれなりにつきあうために

３８　人間関係を良くするために

３９　「○○してくれない」と不満

４０　人の考えや行動にイライラしてしまう