【平坂書房　自衛隊南店】 2013.04.02

自衛隊聖地にて斯く営業せり ――「＜COMICS＞ゲート自衛隊　彼の地にて、斯く戦えり２」

現在は写真の陳列と異なる場合があります

文庫化・コミックス化にて累計部数60万部も突破し、益々絶好調の『ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』。
今回はいつもとは趣をかえて、この作品のリアリティをもっとも身近に感じているお客さんが利用する書店様をご紹介いたします。

場所は横須賀市にある自衛隊武山駐屯地。この広大な施設の中に全寮制による陸上自衛隊高等工科学校があります。
全国から中学校を卒業した学生が集まっており、優秀な自衛官となるために日夜厳しい鍛錬を重ねています。
この工科学校生徒さん達の休憩時間の憩いの場となっているのが南売店。この売店内の一角に平坂書房自衛隊南店があります。

こちらの店主のＫさんは、25年以上もこちらの店舗で勤めながら生徒さん達の面倒もみている大のベテランです。地方からの学生さんも多く、普段は外出時にも制服着用が義務付けられる厳しい日常に身を置いているため「雑誌ではファッション誌がとてもよく売れていますね」と、やわらかい笑顔で話されます。

「17、18歳の生徒さん達ですから、ライトノベルもとても人気がありますね。飽きがこないように品揃えには出来るだけ注意しています」と、けっして広くはない店内でもラノベ系はなかなかの品揃え。アルファポリスの新刊も毎月しっかりとご注文をいただいております。

そのなかでも『ゲート』は、作中にて活躍する自衛隊に自らを重ねるのか、とくに生徒さんたちの思い入れが強い様子。「やっぱりここではミリタリー物は別格なんですけど、『ゲート』は文庫化で値段が手ごろになって手にする学生さんがさらに増えましたね。2巻のときは予約する生徒さんもいたんですよ」と嬉しいお言葉もいただきました。

ここで今回の訪問にあたり、元自衛官でもある原作者の柳内たくみ氏から「応援いただき後輩でもある生徒さん達に是非！」と頂いたサイン色紙、そして漫画家の竿尾悟氏のサイン入りコミックをプレゼント。

これには「ありがとうございます！　これは生徒さんのテンションも上がります！」と、早速店内に飾っていただきました。また、サイン入りコミックを見た従業員さんからは「これ、初版本じゃないですか！　初版にこだわる生徒さんもいるんですよ～」と我がことのように喜んでいただきました。

帰りは従業員さんの運転で「ここにはいろいろな種類の桜が植えられていて、5月頃まで咲いているんです。間もなく新入生も入ってきてにぎやかになりますね」と、例年より早い開花の桜が咲き乱れる広い敷地内を車で入口ゲートまでご案内いただきました。

新入生の生徒さんにも『ゲート』をはじめ、アルファポリスのノベルズが少しでも娯楽が少ない生活の手助けとなればと思います。これからも宜しくお願い致します。

ありがとうございました。

（2013年4月／コン）