考えすぎない

他人への「嫉妬心」はどうしたら消える?

2018.01.10 公式 考えすぎない 第13回
Getty Images

仕事でもプライベートでも、私たち日本人はその勤勉さゆえなのかつい考えすぎてしまうことが多いように思います。しかしそうした日々の悩みは、ほとんどが“考えすぎ”を原因としています。この“考えすぎるクセ”を改善すれば、もっとラクに生きることができるはず……この連載では、「考えすぎずに生き、もっと幸せになる」ための方法を紹介していきます。 

人の恵まれた所を考えすぎない

人の恵まれている所や幸せそうな所を見て、「いいなぁ」「うらやましい」などと、ふと思ってしまうことがあるという人もいるでしょう。さらに強い、妬ましい気もちや悔しい気もちになってしまう人もいれば、中には「相手が憎い」と思ってしまう人もいます。

嫉妬心でイライラしたり落ち込んだりしても、いいことはありません。妬ましい気もちや憎悪の気もちから、悪いことを(考えて)してしまう危険性もあります。

嫉妬心に対する考え方

まずは、自分の嫉妬心に過剰反応しないことです。

自分の嫉妬心にさらに火をつけるような考え方や、逆に自分を責めるような考え方はやめたほうがいいのです。

そのためには、「うらやましいぐらいならいい」と、小さな嫉妬心は軽く受けとめることができるといいでしょう。

もう一つの考え方は、「そんな自分にはなりたくない」です。

〝人に嫉妬する自分〟〝人を憎む自分〟には「なりたくない」と思う人は多いでしょう。

そういう人は、自分が人に嫉妬しているのに気づいたら、「そんな自分にはなりたくない!」と強く言うことで、今していた嫉妬するような考えをストップできればいいのです。

また、「比較は不幸になる考え方」と考え、「こんなことを考えるのはよそう」「こんなことを考えるよりも、○○をしよう」などと、切り替えられるようになるといいでしょう。

人の幸せをどう考えるか

人の幸せをどう考えたらいいでしょうか。

人の幸せが、自分が今もっている幸せの場合、自分のもっている幸せを十分に味わいましょう。「○○で幸せだなぁ」と言ってみてください。ただし、人の幸せと比較してはいけません。「比較は不幸になる考え方」です。また、たまには自分のもっている幸せを思い出して感じるように心がけてみてはいかがでしょうか。

人の幸せが、将来、自分が出会うであろう幸せの場合、その幸せとの出会いを期待しましょう。自分がその幸せに出会ったときを想像してみてください。将来の幸せを期待しましょう。

人の幸せが、自分の夢や目標となるものの場合、夢を実現するにはどうしたらいいかを考えましょう。そして、今できることを考え、一歩一歩前進しましょう。自分の夢をもって生きている幸せを感じながら。

人の幸せが、現在も将来も自分の幸せとはならないことの場合、人の幸せは素直に祝福しましょう。それで自分も少し幸せな気もちになりましょう。そして、忘れましょう。

人の幸せをどう考えるかは、自分しだいです。

〝人の幸せ〟よりも〝自分の幸せ〟

人の幸せを見て、少しぐらい嫉妬心が湧いても、「人は人、自分は自分」と言い聞かせることで、心を落ちつけることですませればいいのです。ただし、「自分は自分」と思えるようになるためには、それなりの努力と時間が必要なのかもしれません。

人に嫉妬してしまうのは「自分が今幸せでないから」と考えることもできそうです。今の自分(の生活)への不満が、人の幸せに気づいたことをきっかけに湧きだしてしまうのかもしれません。ということは、自分が幸せに暮らせるようになり、「今自分は幸せ」と心から思えるようになれば、人に嫉妬しなくてすむのではないでしょうか。


本多時生「考えすぎない」書籍の詳細はこちら

ご感想はこちら

プロフィール

本多時生
本多時生

1956年7月、神奈川県生まれ。電気通信大学卒業。ソフト開発の仕事の傍ら、20代後半より「人の幸せに関する研究」をライフワークとしてはじめ、1996年には「幸せのホームページ」を開設、現在までほぼ毎日更新を続けている。

ピックアップブログ推薦 出版をご希望の方へ

公式連載