絶対に失敗しない起業術

儲かるビジネスを作るシンプルな方法とは?

2018.12.04 公式 絶対に失敗しない起業術 第10回
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起業の恐ろしいパラドックス

起業には1つのパラドックスがあります。

それは、

「儲かりそうだから」という動機で始めたビジネスは儲からない

というものです。

なぜなら、どんなビジネスも最初は儲からないものだからです。

作った商品が売れない、チラシを撒いても反応がない、友達に体験してもらってもいい感想がもらえない、というところからのスタートです。

資金が少しずつ出ていきますし、周りから「うまく行くはずがない」と言われることもあるでしょう。

「儲かりそうだから」とビジネスを始めたとしたら、こういう状況になったとき、バカバカしくてやってられない気持ちになります。

「どうしてこんなに損しなければならないのか!」
「面倒なことが多すぎる! 寝る時間がない」
「やってられない!」

と、やる気が失せてしまいます。

そして、道半ばであきらめてしまうわけです。

「儲かる」と思って始めると、儲からない最初の時期を乗り越えることができない、だから儲かるまでビジネスを育てられない、というパラドックスに陥ってしまうのです。

シンプルな行動で「儲かるビジネス」が完成する

ビジネスはシンプルです。
シンプルな行動を続けるだけで、成功することができます。

その行動とは、「テストし続ける」ということです。

やってみて、お客さまの反応を見て、変えて行く。
その連続です。

AとBをやってみて反応のいい方を残し、次にそれとCを比べて反応のいい方を残す。
これを続けていれば、必ず確率が高まっていき、採算ラインをそのうち超えることができます。

行動してフィードバックをもらい改善し続ければ、そのうち必ずうまくいくというのが、ビジネスのシンプルなところです。

また、続ければ続けるほどノウハウも溜まってきます。人脈も増えてきますし、実績も増えて評判も高まっていきます。

宝くじはいくら買ってもそうそう確率は高まりませんが、ビジネスは試行錯誤すればするほど成功確率がどんどん高まっていきます。

ビジネスの原理原則というのは、本当にシンプルなのです。

ただ、このように言葉で書くと非常に簡単そうなのですが、現実はそうではありません。一番のネックは自分自身です。もっと正確に言えば、自分自身の感情の問題です。

続けられれば成功するのですが、続けられないのです。

理屈では分かっていても、「もうダメなんじゃないか」「ニーズがぜんぜんない」「自分には経営の才能がない」と落ち込んで、そこであきらめてしまうわけです。

特に「儲かりそうだから」と思って始めたビジネスでは、すぐに嫌になるわけです。

儲からなくてもやりたい理由は何か?

では、起業当初の儲からない時期を乗り越えるためには、どうすればよいのでしょうか?

それは、当然のことながら、「本当にやりたいことをやること」です。

極端には、「儲からなくてもやりたい」「自分がお金を出してでもやりたい」と思えることであれば、どんなに儲からなくても楽しくて続けられます。

・美味しい食事を味わってもらいたい
・職場の人間関係で悩んでいる人たちを救いたい
・作業を効率化して無駄をなくしてあげたい
・子育て支援がしたい
・若者に夢を届けたい
・自分が病気から快復したから、その方法を伝えたい
・世界から飢餓をなくしたい

など、想いが強ければ強いほどいいわけです。

私の場合は、出来る限り多くの人に、自分が教わったことを伝えたいという想いがあります。

それは、自分が学ぶことで人生が変わったからです。
「こんなに人間は変わることができるのか!」と衝撃的な感動を受けました。

たった2日間のセミナーを受けただけなのに、考え方が変わると行動が変わり、うまくいかなかった会社の新規事業がどんどんうまくいき、社内表彰をもらうまでになったのです。

「これは多くの人に伝えなければ」と思って試行錯誤しているうちに、今の仕事にたどり着きました。

考えてみれば、学生時代は塾講師や家庭教師という仕事をしていましたし、会社員時代もインターンシップや新入社員を受け入れる役を買って出ていました。人の成長に関わることは、昔から好きだったのです。

今でも飲み会に行くと、いつの間にか誰かの相談に乗っているということは少なくありません。別にお金をもらっているわけではありませんが、相談されればどんどん答えます。相手が元気になっていくのを見るのは楽しいし面白いし、それだけで満足なのです。

もちろん、最初は人前で話すのは緊張しましたし、的外れなアドバイスもたくさんしていました。押しつけがましい言い方で、ムッとされたことも多々あります。

しかし、やっていれば徐々にうまくなっていきます。ノウハウも溜まってきて、いろいろな人に対応することができるようになってきます。

本当にやりたいことであれば続けることができて、人に役立つレベルに誰でも到達できるのです。

周りのうまくいっている経営者も、その仕事をやりたくてやっている人ばかりです。ただそれが好きで、続けているだけなのです。

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プロフィール

今井 孝
今井 孝

株式会社キャリッジウェイ・コンサルティング
代表取締役

大手IT企業でいくつもの新規事業開発を手がけ、初年度年商が数億円を超える事業で社内アワードを受賞。その実績をもとに意気揚々と独立したものの、スモールビジネスの成功法則を知らなかったため、いきなり挫折。セミナーを開催しても閑古鳥が鳴き叫ぶばかり。挽回のために数百万円を投資して作成した教材はほとんど売れず、部屋を占領する在庫の山に。ネット広告につぎ込んだ資金は一瞬で消えてしまい、胃の痛みと闘いながら起業1年目は終了。
その後、10年連続300人以上が参加するセミナーを主催。トータルでは6,000人以上に。
集客できるようになった一方で、毎回結果を出すことに囚われるようになり、「やらなければ……」という苦しさを味わい、その結果、数多くの経営者から学びを得て“過程を楽しむ”という本質に到達した。売上に執着し過ぎることを消し去ったのは「誰かのために貢献し続けたい」という思い。そこで、ビジネスを心から楽しめるようになる。
それらの経験を踏まえたマーケティングとマインドに関するさまざまな教材が累計3,000本以上購入されるなど、3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝え、最初の一歩を導いた。
誰にでもわかりやすく、行動しやすいノウハウと伝え方で、「今井さんの話を聞いたら安心する」「自分でも成功できるんだと思える」「勇気が湧いてくる」と、たくさんの起業家に支持されている。

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