年収1000万円を実現する“ひとり起業術”

「ひとり起業」を考えている人は要注意!!――複数の人と起業するのはやはり危険!?

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一人ぼっちじゃ不安だから
知り合いと起業する。
コレってあり?

いよいよ『終身雇用』という文化から、『自分の生活は自分で守る』というサバイバルな時代に突入してきましたね。副業を認めたり、むしろ推奨すらしている会社が増えてきたりと、もはやどこかの会社に生活を保証してもらうとか、そういう感じじゃなくなりました。

そこで身近になってきたのが、個人での『起業』。今までは、とても自分には関係のない別の世界の言葉。それが『0円起業』やら『在宅起業』『ネット起業』など、個人で起業する障壁がどんどん下がってきて、そして自分の周りでも起業する人がちらほら出てきたり……。
気がついたら、自分もちょっと起業に興味が出てきたり(笑)。

そんな方たちから、私がとても多く質問されるのが「知り合いとの起業」について。
・知り合いと起業すると上手く行かないってホント?
・でも複数で起業したほうが、リスクが減るからよいのでは?

今日はこのあたりを全部明らかにしていきます。起業する前に知っておくと余計なトラブルを回避できるので是非チェックして下さい。

とはいえ『一人ぼっち』で起業とかって
何かと不安だし……。

今まで会社で働いていたから、仕事をするときは周りに人がいるのが当たり前。そんな環境からいきなり一人ぼっちで起業っていうのは刺激が強すぎます。

・何から手を付けたらいいの?
・お金は最初にいくら必要なの?
・そもそも自分みたいな人でも起業ってできるの?
・同じような環境の人で、上手くいってる人ってどんなことをしてるの?
・起業するまでにやっておくべきこととか、勉強すべきことって何?

「あ゛ぁー。考えるだけで不安しかない……」
そんな時に、頭をよぎるのが、

「ん? 待てよ。だったら友達と一緒に起業したらいいんじゃない? そしたら不安も減るし」

でも同時にこんな情報を耳にしたことがある。
『知り合いとの起業は上手くいかない』
『仲のいい友達と起業したのに、あとでモメて今は絶縁状態』

なんで、仲のいい友達と起業しているのにモメるの?
普通の関係よりも助け合えるから、上手くいきそうに思えるけど?

そう思いますよね?
実際に知り合いとの起業が決して全部ダメなわけじゃないんです。でももし、誰かと一緒に起業するというならトラブルを避けるために絶対にクリアしておかなきゃいけないコトが存在するんです。

友達との起業は
マラソン大会のアノ状況と同じ!?

一体なにをクリアすればトラブルが回避できるのか? 
その答えの理解度を10倍増しにするために、起業する時の心理状態と、その後にモメるパターンを『学生時代のマラソン大会』を例にして説明しましょう!

実は友達との起業は、マラソン大会に起こる事件と全く同じカラクリなんですよね(笑)。

実録!裏切り渦巻くマラソン大会の悲劇

『俺、ぜんぜん遅いから、一緒に走ろうね!』
隼人くん(僕です)は、友達のTくんに誘われて過酷なマラソン大会を共に生き抜くために同盟を結びます。

いよいよレーススタート。自分に無理のないペースで二人は走り始めます。
しかし、事件は突然起きました。

「やっぱ、先行くね!」
なんの前触れもなく、Tくんがペースを上げ始めます。

『えっ? 一緒に走ろうって言ったじゃん……』

結局Tくんは、隼人くんよりもだいぶ上位でゴールしました。
隼人くんは思いました。
『俺、ぜんぜん遅いからとかって、完全に嘘じゃん。裏切られた(泣)』

実は自然の成り行き? 裏切りのカラクリを分解してみる

さて、一体何が起きていたのでしょう?
この裏切りのカラクリを分解するとともに、知り合いとの起業での類似点も検証していきます。

Tくんと隼人くん(僕)は
『マラソン大会で失敗するかも』というリスク(不安)を分散させる同じ目的のために同盟を結ぶ。
(最初は不安だからリスクを分散するために知り合いと起業する)

序盤は同じペースで走れている。
(協力した結果、なんとか売上が上がるようになる)

(それぞれが、”今までは抑えていた”自分のスタイルや価値観を出し始める)

レース中盤、Tくんは『あれ、俺もっと速いペースでも行けるかも!?』と感じてペースを上げたくなる。
(いままで上手くいっていたのに、仕事の内容やお金のことで急に意見の衝突が出始める。解決を試みようとするけど、なんかそもそもの価値観がズレてることに今さら気付く)

Tくんが同盟から離脱をして、自分本来のペースで走り始める。
(モメたうえに、だれかが離脱するという最悪の展開)

<二人の感情を比較>
残された隼人くん:「裏切り者ー!」
離脱したTくん:「ちょっとペースが遅すぎるんだよ!」
(お互いが相手に不満をもって遺恨が残る)

ほら、マラソン大会と同じ感情で進んでいますよね?
では、一体何がマズかったのだと思いますか?
あなたも、なんとなくわかり始めたんじゃないでしょうか?

そうです、問題は最初に決めるべき基準を明確にせずに、リスク回避の目的だけでスタートしたことにあります。
だからリスクを回避できそうだと感じた時点で目的が達成されたわけです。そこからはそれぞれの個性やスタイルが表に出てくるのは想像に難しくないですよね。
逆にいうと、必要な基準を最初に共有さえできていれば、知り合いとの起業でもモメることはありません。

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プロフィール

中尾隼人
中尾隼人

株式会社everride(エバーライド )
代表取締役

営業コーチング/マーケティングコンサルタント。1979年生まれ、宮城県仙台市出身。
2005年、1500人規模の上場企業に入社。
かなりの口ベタ、人見知りで営業未経験だったにもかかわらず、初年度からトップセールスとなる。与えられたマニュアルに疑問を感じ、自身の営業方法を体系化、売り込まずに商品を販売する方法として独自メソッド「人を引き寄せる手順」を確立させ、143日間連続で契約を受注し社内記録を打ち立てる。

現在は、セルフイメージでブロックがかかってしまっている人の潜在能力を引き出すためのコーチングなどをメインに、全国の営業を苦手とするスタッフを抱える企業や団体から研修依頼が殺到している。

著書

営業マンは70点主義でいい。

営業マンは70点主義でいい。

アルファポリスビジネスの人気Web連載が書籍化! 「営業マンは100点満点ではなく、あえて70点を狙ったほうが、実は結果として継続的に成果が出...
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