人事はあなたのココを見ている!

会社が掲げる「企業理念」が、実は劇的に重要な理由

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「あなたは何のために働いているのですか?」

あなたは、自分の会社の企業理念を知っていますか?

経営者が書いたビジネス書には、必ずといっていいほど「理念」の重要性について説かれています。しかし、なぜ理念が大事なのかを理解している人は少ないようです。そもそも、自分の会社の企業理念さえ知らない人も多くいます。

私は「人事の学校」という人事担当者の養成講座で3000人以上のビジネスパーソンの指導をしているのですが、管理職や人事担当者であっても自分の会社の理念を言えなかったり、あまり理解できていなかったりします。

理念とは何かというと、その会社が社会にどのような価値を提供しようとしているかを語っているもので、そこで働く人たちにとっては「働く目的」になるものです。

なぜその会社で働くのか、なぜその仕事をするのか、何のために売上をあげる必要があるのか、自分たちが働く目的を示したものが、その会社の企業理念です。

ところが、企業研修の場面などで「あなたは何のために働いているのですか?」と質問をすると、8割以上のビジネスパーソンが「生活のためです」と答えます。新人やメンバークラスだけでなく、ほとんどの管理職がそう答えます。

「では、宝くじが当たって生活できるようになったら、会社は辞めますか?」と質問すると、やはり8割以上の人が「辞めます」と答えます。たとえその場に社長がいても、躊躇なくそう答える人が多いのです。

ミッション・ビジョン・バリューとは?

企業理念は、一般的に「ミッション」「ビジョン」「バリュー」に分解されます。

ミッションとは、「使命」です。世の中にどのような価値を提供するのか、どのように貢献するのかという、その会社の使命を表すものです。

Googleであれば「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」。Facebookなら「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現すること」です。

ビジョンは、どうありたいか、どうなりたいかを示す「目標」や「方向性」です。

Yahooは「世界で一番、便利な国」というビジョンを掲げ、「買いたいものが、すぐ手に入る。知りたいことが、すぐわかる。世の中を便利にすればするほど、人はもっと自由に、人生はもっと豊かになる」と、会社が目指す具体的な方向性を示しています。

バリューは、「価値観」「あり方」「姿勢」などを示す行動指針です。

メルカリは「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを実現するために「Go Bold(大胆にやろう)」、「All for One(全ては成功のために)」「Be a Pro(プロフェッショナルであれ)」という3つのバリューを大切にしています。

どの企業も、理念と商品やサービスが密接に繋がっており、ミッション・ビジョン・バリューの実現こそが、社員の働く目的になっています。

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プロフィール

西尾 太
西尾 太

フォー・ノーツ株式会社
代表取締役社長

1988年
いすゞ自動車株式会社入社。人事部門配属
1990年
株式会社リクルート入社。企業の採用・教育に関する営業を担当
1998年
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社。最終役職人事部長
2005年
株式会社クリーク・アンド・リバー社 人事・総務部長
2008年
フォー・ノーツ株式会社設立

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