人生100年時代を幸せに生きる明日への一歩

必要以上に自分を責めてしまう時、「楽になる」考え方

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直らない性格

そこまで非がないはずなのに、自分のとった言動に責任や不甲斐なさを過剰に感じてしまい、落ち込んでしまったり、自分を必要以上に追い詰めて胃を痛くしてしまうようなことはないでしょうか。

周囲からは「考え過ぎだ」「そこまで自分を責める必要はない」と言われても、自然とそのように頭で考えてしまい、どうにもならないことで悩んでいるという方もおられるのではないかと思います。

できることであれば、この性格をどうにかしたいともがき、助けを求めているかたもおられるのではないでしょうか。
今回は、そのような方の気持ちを少し楽にする考え方についてお話したいと思います。

~プラスに転換する考え方~
自分を省みることのできる証拠

長年自分と付き合ってきた性格を、急に変えることは実に難しいことだと思います。言うのは簡単なことですが、実際にはすぐにできることではないでしょう。
それならば、このような性格は自分に何かの意味があって今まで続いてきているものと考えてみてください。
無理に性格を変えようとするのではなく、自分の性格の特徴をどう受け止めていくかを考えた方が、気持ちも楽になるはずです。

では実際に「自分を責めてしまう」ことをどのように受け止めるかというと、それは「自分を省みることができる」と考えるのです。
一般的に反省といえば、気持ちが沈み、落ち込んだ雰囲気になります。その結果、暗い側面にしか目が向けられませんが、実は自分自身を冷静に分析し成長する時間にもなるという、プラスの側面もあるのです。

実際、自己を分析することは、多くの方が普段ないがしろにしてしまうことだと思います。人というのは、頻繁に「後悔」をすることはあっても、なかなか本気で「反省」することまでは至らないものです。

つまり、自分を必要以上に責めてしまうのは、その場の後悔だけで終わらず、その先にある「自分を省みる」ことができている証拠でもあると思うのです。
自分自身の足元を確認し、今後の過ごし方に活かしていける貴重な機会として受け止めるよう、考え方をプラスに転換してみてください。

人は物事が順調に進み、平穏に過ごしているときは、自分を省みることあまりないものです。そんな中で自分を反省するとなると、さらに機会は少なくなるのではないでしょうか。だからこそ自分を強く責めてしまうときは、「自己分析」の機会として有効活用する機会にするように心掛けてみてください。

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プロフィール

大來尚順
大來尚順

浄土真宗本願寺派 大見山 超勝寺 住職
著述家/翻訳家

1982年、山口市(徳地)生まれ。龍谷大学卒業後に渡米。米国仏教大学院に進学し修士課程を修了。その後、同国ハーバード大学神学部研究員を経て帰国。僧侶として以外にも通訳や仏教関係の書物の翻訳なども手掛け、執筆・講演・メディアなどの活動の場を幅広く持つ。2019年、龍谷大学 龍谷奨励賞を受賞。著書に『あなたは、あなた。』(アルファポリス)『超カンタン英語で仏教がよくわかる』(扶桑社) 『小さな幸せの見つけ方』(アルファポリス)など多数。

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