人生100年時代を幸せに生きる明日への一歩

いまなお続くコロナ禍を「心豊か」に過ごす方法

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今、何をすればいいかわからない

自由に使える時間はあるけれども、何をすればいいのかわからないということに、心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

特に、いまだに続くコロナ禍においては、仕事でもプライベートでも外出の自粛も促されている状況もあり、自宅で過ごす時間が非常に多く、その過ごし方に困惑している方もおられると思います。

よく聞くのが、これまで当たり前のようにできていた行動が制限されています。そんな中で毎日の生活も、誰かに監視されているような気がして窮屈さを感じるという「気疲れ」の声や、毎日のニュースにあれこれ翻弄され、一体何をして過ごせば正解なのかわからないという愚痴です。

そんなモヤモヤした気持ちを和らげるのに役立つ考え方を紹介します。

~プラスに転換する考え方~
やらなければならないことを整理する

何をすればよいかわからないというとき、まずは心を落ち着かせて考えてもらいたいことがあります。それは、新しく何かすべきことを探そうとするのではなく、現在何をしているのか振り返ることです。
つまり、「何かする」ではなく、「何をしている」のかを考えることです。

一日を過ごすうえで「しなければならない」ことの整理をしてみるのです。どんな状態においても、人それぞれ日常生活をおくるうえで欠かせないルーティンがあると思います。例えば、洗顔、新聞の確認、食事、家事など、さまざまあることでしょう。起床して就寝するまでのスケジュールを時間で区切りながら、できるだけ細かく整理してください。
一番いいのは、紙に書き出したり、円グラフにしてみることです。

このようにしてみると、あることに気が付くと思います。それは、思っていたよりも自由に使えて「持て余す時間」はないということです。むしろ新しい生活様式になって、ルーティンが増えたという方もおられるのではないでしょうか。
実は、すでにすべきことは多いはずです。ただ、目線がどうしても外側に向いてしまうので、それらを忘れてしまっているだけなのです。
無理に「何かする」を考える必要はありません。

大切なことは、今の生活を丁寧に過ごすことです。
すると、一つひとつのルーティンにも時間がかかるようになり、自然と一日のスケジュールは埋まっていきます。

例えば、これまで簡単に済ませていた掃除を丁寧にしたり、斜め読みしていた新聞を細かく読んだり、丁寧に食事の準備をしてゆっくり食事を摂ったり、いつか読もうと思っていた本を読んでみたり、これまでないがしろにしていたことに手を付けてみたり……、まだまだ丁寧に過ごす方法は多々あると思います。

そうする中で、何をすればよいかわからないという思いは和らいでくると思います。

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プロフィール

大來尚順
大來尚順

浄土真宗本願寺派 大見山 超勝寺 住職
著述家/翻訳家

1982年、山口市(徳地)生まれ。龍谷大学卒業後に渡米。米国仏教大学院に進学し修士課程を修了。その後、同国ハーバード大学神学部研究員を経て帰国。僧侶として以外にも通訳や仏教関係の書物の翻訳なども手掛け、執筆・講演・メディアなどの活動の場を幅広く持つ。2019年、龍谷大学 龍谷奨励賞を受賞。著書に『あなたは、あなた。』(アルファポリス)『超カンタン英語で仏教がよくわかる』(扶桑社) 『小さな幸せの見つけ方』(アルファポリス)など多数。

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