上司1年目は“仕組み”を使え!

新任リーダー成功のカギは「仕組み思考」にあり!

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「とりあえず思考」にハマっていない?
新任リーダーの成否をわける「仕組み思考」

はじめて自分のチームを持ったみなさん、おめでとうございます!

いま、どんな気持ちですか?

「会社から評価されて、自分のチームを持てた!」と嬉しくなっていますか?
「いいチームをつくろう」と燃えていますか?
それとも「自分以外の誰かを育てなければならないプレッシャー」で不安ですか?
「拡大してしまった責任の重さ」で憂鬱ですか?
もしかしたら、部下なんて面倒くさ! やってられないわ……、と自分をリーダーにした会社をうらめしく思っている人もいるかもしれません。

これまでは、自分で成果をあげればよかった。
これからは、自らはもちろんのこと、部下にも成果を出させないといけない。

自分でやるよりも、人にやってもらう方がよほど大変です。

皆さんは、この、大いに「やりがい」がありながらも「大変」なチームマネジメントの世界に足を踏み入れたわけです。

そんなあなた、今、この瞬間が大きな分かれ目です。
部下を困らせ、育成が出来ず、部下を辞めさせたり、自分が辞めたくなったりする「ダメ上司」になるか。それとも、部下を育てながら成果もあげさせ、自らも楽しそうに働く、尊敬される「スーパー上司」になるか。
あなたはどちらになりたいですか?

あなたの周りの、「ダメ上司」を思い浮かべてください。
そんな上司になりたいですか?
嫌ですよね? ゼッタイ!

でも大丈夫です。

「ダメ上司」と「スーパー上司」を分けるのは、実はちょっとした違いです。

私は、研修やコーチングを通して、およそ2万人のリーダーを見てきました。

「スーパー上司」になるのに特別な能力や長時間労働は必要ありません。

前日まで「ダメ上司」だったのに、今日から「スーパー上司」に生まれ変わる、そんな魔法みたいなことが、リーダーの世界では起こり得ます。

さあ、その「コツ」とはなんでしょうか?

それはずばり、「仕組み思考」であるかどうかです。

「仕組み」って何かわかりますか?
英語で言えば「システム」とか「メカニズム」です。
この「仕組み」を使えば、勝手に成果が上がってくれます。成果の自動販売機のようなものです。
それさえやっていれば、新任のリーダーであってもカンタンに成果をあげられるもの。
そんなイメージです。

「仕組み思考」の逆は、「とりあえず思考」。
全体のメカニズムを考えず、とりあえずやってみる。

皆さん、思い当たりませんか?

ビジネスにおいて、「まずやってみる」というのは大切なことに思えます。
特に、1人で仕事をしているなら、うだうだ考えるより、行動した方が早い。
多くの場合、それが真理でしょう。
ところが、部下を持ってチームで働くようになるとどうでしょうか?
「とりあえず」で進めて一度ボタンを掛け違う、その修復にやたらと時間が取られる……、非効率で仕方がない状態になりかねません。
あなたの周りの「ダメ上司」は仕組みが使えていないのです。

チームを持ったら「仕組み思考」、これに尽きます。

「とりあえず思考」で
部下を持ったら大失敗する

では、「自分のチームを持ったら最初にすること」は何でしょうか?
皆さんは、自分のチームを持ったとき、何から始めますか?

「そりゃあ、部下でもできそうな仕事から教えます」「まずは仕事をやらせて様子を見ますね」と答えたあなた……、
それは、「とりあえず思考」です!
部下を持ったら、「とりあえず」仕事を教えようとしてしまうんですよね。

これは、非常にもったいない行為です。

何を隠そう、私もそうでした。
3人チームの結成1ヵ月で1人が退職し、部下と一切コミュニケ―ションを取らず放置する、なんともダメダメな上司1年目でした。
だから、よくわかります。

「とりあえず思考」でチーム運営に取り組んでも、「労多くして益少なし」となるのがオチです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

私は、これからチームを持つ皆さんに、必殺の武器を伝授したいのです。

その第一弾が、「チームを持って最初にやる仕組み」なんです。

→<次ページ:「一見非効率」な方法が「超効率的」なチームを作る~入り口を変えれば組織が変わる>

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プロフィール

高野俊一
高野俊一

組織開発コンサルタント。
1978年生まれ。日本最大規模のコンサルティング会社にて組織開発に13年関わり、
300名を超えるコンサルタントの中で最優秀者に贈られる「コンサルタント・オブ・ザ・イヤー」を獲得。
これまでに年200回、トータル2000社を超える企業の組織開発研修の企画・講師を経験。
指導してきたビジネスリーダーは累計2万人を超える。
2012年、組織開発専門のコンサルティング会社「株式会社チームD」を設立、現代表。
部下に仕事を任せ、1人ひとりが目標に燃える「最強のチーム作り」技術に定評がある。
2019年より、アルファポリスサイト上にてビジネス連載「その仕事、誰かに任せなさい」をスタート。
累計100万PVを記録する反響を呼び、このほど改題を経て出版化。

著書

その仕事、部下に任せなさい。

その仕事、部下に任せなさい。

通算100万PVオーバーを記録した、アルファポリス・ビジネスのビジネスWeb連載の書籍化。「部下に仕事を任せられないリーダー」をテーマに、いかに...
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