仕事ができない人に共通するヤバい口癖7つ

口癖5:「難しそう……」

難しそうだから「先延ばし」する方が漏らす一言です。「無理だよ」「難しそうだね」など、新しいことに挑戦するときに、難しいという前提をつくることで、自分を守ろうとします。思いどおりいかなかったときに傷つかないように予防線を張っているのです。その結果、中途半端に終わることが多いです。

口癖6:「あれもこれもやらないと……」

これは、思わずほかの仕事を処理するために発している言葉です。結果的に先延ばしをしてしまう人ですね!

とにかく「あれも、これも」と、仕事上のタスクがいっぱいある状況で、本人もやる気や行動力がないわけではないのですが、仕事の優先順位がつけられないのです。どこから着手していいかわからないので、全部に手をつけようとします。その結果、たくさん働いているわりには、大事な仕事を先延ばししてしまい、望むような結果が出ません。

口癖7:「目標どおりの結果が出なかった」

目標未達成だから先延ばしをする人の口ぐせです。「○○の目標を立ててレースに臨んだものの、結果が出ませんでした」「背水の陣で試験に臨んだものの、結果は最悪でした」など……。この手の口癖は、非常に多く見られます。自らの意思で「行動」をしたこと自体がとてもすばらしいのに、「できなかった」ことだけに「意識」を向けて行動をやめてしまうのです。

口癖をなくすにはどうしたらいい?

ここまで、先延ばしする人の危険な7つの口癖について説明してきました。こうした口癖は、先延ばしを許容する「言い訳」でもあります。では、先延ばしを生む、こうした口癖をなくすにはどうすればいいのでしょうか。

行動・思考パターンを変えたい場合、まず大事なのは自らの癖に「気が付く」ことです。どんなに的を射たアドバイスでも、他人から頭ごなしに言われては、なかなか聞く耳を持てないことが多いからです。

ですので、まずは、ご自身で7つの口癖をチェックしてみてください。そして、「これは普段つぶやいているかも!」と該当するものがあったら、あなたの思考パターンを見直すチャンスです。まずは、あなたが普段使っている先延ばし系の「口癖をやめる」と、決意してみてください。

そして、「~だから、~するのをやめよう」といういつもの口癖ではなく、「~だからこそ、今すぐ10秒だけトライしてみよう」と、新しい口癖に言い換えていくのです。

ただし、これを実践する前に、先延ばしとはいったいなにか、考える必要があります。

そもそも、多くの人が先延ばしの本当の意味を理解していません。まず理解していただきたいのは、「重要でないこと=さまつなこと」を先送りすることは、「先延ばし」ではないということです。私がいう先延ばしとは、「あなたにとって重要な仕事・価値あることを後回しにすること」、このことを指します。

先延ばしを変えた二男の一言

『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

たとえば、私の場合は家族との時間でした。「お父さん、遊ぼ!」と遊びたい盛りの息子たちに誘われても毎日の激務のために「後でね」が口癖になっていたのです。「家族のためにもクライアントさんのためにも、今は仕事に邁進するのがベストだ」と、当時は自分を納得させていました。それでも仕事が終わらず、睡眠時間を削っていたため、肩や首のこりが悪化し、働けば働くほど消耗しやつれていきました。

「いつも『後でね』っていうけれど、その『後でね』は、いつくるの?」

自分が先延ばししていることに気が付いたきっかけは、二男の痛烈な一言でした。そこで、「後でね」と先延ばしにしていた家族との時間こそ、私にとって「本当に大事な価値あるもの」だと気付きました。自分にとって大事な、価値あることの先延ばしでかけがえのないものを失うところだったのです。