「この人は頭がいい」と思わせる超簡単なコツ

「質問」のちょっとしたテクニックをお伝えします(写真:tomwang / PIXTA)

皆さんは、「質問」というものに対して、どんなイメージをお持ちでしょうか?

多くの人は、単に「何かの答えを聞き出すだけのもの」だと考えています。だから、何の工夫もない「雑な質問」をする人が少なくありません。質問に「テクニック」がないのです。

しかし、いい質問をいいタイミングで投げかけることのできる人は、相手から高い評価を受けることができます。質問がうまいだけで「この人は頭がいい」「話をするのに値する人だ」と思ってもらえるのです。

そして、「質問のうまさ」は「テクニック」に依拠します。誰もが、訓練次第で「質問の達人」になれます。

ここでは、ぜひ皆さんに今日から実践していただきたい「質問の技術」をご紹介していきます。いずれもシンプルなものですが、相手があなたを見る目が変わるはずです。

1・ひとつの質問の中に複数の質問を混ぜない

世の中には「何を聞きたいのかよくわからない」人がいます。質問がわかりにくいだけで、どうにも頼りなく、信用に足りない相手に思えてしまう……というのは、多くの人が口には出さずとも、ぼんやり感じていることではないでしょうか。

「わかりにくい質問」で典型的なのは、「ひとつの質問の中に、たくさんの細かい質問が混じっている」パターンです。

たとえば、なかなか営業の成果が出ない部下に対して、「なあ。おまえ、どうして契約が取れないんだと思う?」などと質問する上司がいます。

こう聞かれた部下は、たいてい黙りこくって下を向いてしまいますが、別にふて腐れているわけではありません。論点がいろいろありすぎて、何を聞かれているのかよくわからないのです。

この手の質問をされると、相手は答えるのが面倒くさくなって(というより答えようがないので)黙ってしまいます。同時に、質問をした相手への信頼度も急降下していきます。

ですが、こうした「ごちゃ混ぜ型」の質問を、私たちはつい日常の中で使ってしまいがちです。なぜなら、そちらのほうがラクだからです。

一方、質問のうまい人は、こうした雑な聞き方をせず、質問を細かく分割します。ひとつの「ごちゃ混ぜ型の質問」を、少なくとも3つに小分けする感じです。たとえばこんなイメージです。

「どうして契約が取れないんだと思う?」
 ↓
「まず、訪問件数はちゃんと足りてる?(質問1)」
「自分が思っていたとおりのプレゼンテーションはできた?(質問2)」
「先方からはどんな質問があった?(質問3)」

こんなふうに、質問を小分けにしてスッキリとわかりやすくすることで、相手も具体的な答えが言えるようになります。さらに、問題点もぐっと見えやすくなってきます。

こういう質問ができる人を、相手は「頭がいい」と感じるのです。

2・相手が使ったキーワードを、自分の質問に取り込む

世の中には、ネットで調べれば簡単にわかるようなことを平気で質問してくる人がいます。こうした「リサーチ不足」な質問は、相手にとって失礼なばかりでなく、質問者の価値を下げてしまいます。要は、「答える価値のない相手だ」と思われてしまうわけです。

こうなると次に何を聞いても答えてもらえなくなるかもしれません。つまり、リサーチ不足な質問は、本当に大切なことが聞けなくなる危険をはらんでいるのです。

ですから、質問をする前に十分なリサーチをしておくのは大前提。そのうえで、あなたが「答える価値のある人間である」ことを相手にアピールするための、ちょっとしたテクニックをお伝えします。

そのテクニックとは「キーワード活用」。

相手の話の中に出てきた「キーワード」を、質問の中に自然に取り入れることで、「自分なりに、あなたの話をかみ砕いて理解していますよ」とアピールすることができます。

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