資料1枚でバレる「二流で終わる人」の3大特徴

グローバルエリート流の資料づくりとは?(写真:xiangtao / PIXTA)
「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。
『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著)が合わせて21万部突破の大ベストセラーになった「グローバルエリート」ことムーギー・キム氏。
彼が2年半の歳月をかけて「仕事のIQの高め方」について完全に書き下ろした最新刊『最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』が発売と同時に5万部を超えるベストセラーになっている。
本連載では、ムーギー氏が「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ教訓」の数々を、『最強の働き方』を再編集しながら紹介していく。

「たかが資料作り」と侮ってはいけない

ムーギー・キム氏が2年半かけて書き下ろした「働き方」の教科書。一流の「基本」「自己管理」「心構え」「リーダーシップ」「自己実現」すべてが、この1冊で学べます

「プリントの紙の端がそろっていない! 読み手の気持ちを考えて、資料は紙をきちんとそろえてクリップでとめて!」

20代前半のころ、私が深夜の3時までかけて仕上げた資料に対して、若手の上司がろくに中身を見ずに怒ったことがあった。

いきなり罵声を浴びせられたときは心の底から強い復讐心を抱いたものだが、自分も上司の立場になってみると、確かにこういう小さな作業のひとつひとつに、若手の仕事に対する基本的な姿勢や力量が出ることがわかってくる。

実際、世界中の一流のプロフェッショナルが集まる業界では、驚くほど「資料の正確さ」「フォーマットの完璧さ」が求められ、フォントの大きさひとつ、カラーリングひとつ、ロゴの位置が1ミリずれているかどうかを巡っても大騒ぎする。

そこまでの完璧さは求められなくても、あらゆるビジネスパーソンが避けて通れないのが「資料作り」だ。会議のための資料から、企画書、プレゼン資料まで、「資料作り」と無縁の人はいないだろう。

「たかが資料作りでしょ」などと侮ってはいけない。「完璧な資料」と「単純ミスがひとつある資料」の間には、実はケアレスミスひとつにとどまらない、途方もなく「大きな違い」が存在する

実は「資料1枚」に、ビジネスパーソンとして「凡人と一流を分ける本当の差」「二流で終わる人の共通点」が如実にあらわれてしまうのだ。

私がさまざまな職場で働いてきて痛感するのが、会議やプレゼン、企画書といった、一見「小さな仕事」に見える「資料作り」において、細部の完璧さを究める者だけが一流の高みを目指せるということである。

細部の完璧さを究める人だけが、一流の高みを目指せる

1.仕事の「細部」にまでこだわっているか

ある日、私の作った資料を見た上司が、定規を取り出して「会社のロゴマークが1ミリずれているよ」と怒ったことがある。さすがの私もあきれて「そんなこと、誰が気にするんですか?」と尋ねたところ、こんな答えが返ってきた。

「どこの競合他社も、提案内容自体にはそれほど大きな差はないんだ。だからこそ、『小さなミス』で客の注意を引きたくない。中身より資料の美しさが勝負の要なんだ」

そして実際、極めて高いレベルの人材が争っている中では、「それくらい、ええやないか……」という「資料の僅差のこだわり」が勝敗を分けることも多いのだ。

2.「小さなミス」に「大きな羞恥心」を感じられるか

「神は細部に宿る」という言葉をよく聞くが、一流の人ほど、「小さなミスに対する恥じらいの気持ち」が強い。

これに対し、仕事のできない人に限って、資料にミスがあろうと「このくらい、ええじゃないか」とおおらかに構え、まるで江戸末期に起こった「ええじゃないか祭り」が始まる。