話し方「永遠に下手な人」と上達する人、3つの差

話し方が「永遠に下手な人」と上達する人の3つの差とは?(写真: Elnur/PIXTA)
日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は、発売たちまち6万部を突破するベストセラーになっている。コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「話がうまくならない人と上達する人、3つの差」について解説する。

「話す力」は「才能」ではない

みなさんは「話し方」に自信がありますか?

『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

多くの日本人がコミュニケーションの悩みを抱えていますが、誰も「きちんとしたルール」も知らず、「教えてくれる人」も「教わる場」もなく、自己流で話し、「伝わらない」「伝えられない」「才能がない」と諦めてしまっています。

これは本当にもったいない話です。なぜなら、「話す力」は「才能」ではないからです。

私はこれまで1000人以上の社長、役員、企業幹部の「家庭教師」として、「話し方」を指導してきました。スピーチやプレゼンから、雑談まで、「コミュニケーション」のあらゆる相談に乗り、具体的にアドバイスしてきました。

立場上、「あの大企業のあの有名な人」と具体名を公開することはできないのですが、例えば、「大手電機メーカーの経営陣」「大手通信会社の社長」「大手自動車メーカー社長・役員」「大手ゲーム会社社長」「メガバンクの役員」「大手IT企業の全役員」「世界的外資系製薬企業の外国人社長」など、誰もがその名を知る日本有数の企業リーダーたち、そして「知事」「閣僚」「政治家」「官僚」「病院や大学の理事長」「スポーツ選手」など……。

「家庭教師」として関わった多くの社長・役員・企業幹部の方からいただくのは、「こんなことを教わる機会は、いままでなかった」「もっと若いときに知りたかった」といったコメントです。

リーダーレベルでさえ、漫然と「我流」を通すしかないのが日本の現状で、世界水準の「話し方のノウハウ」はまったく普及していません

しかし、日本人は「コミュニケーションができない」のではなく、「そのルールを知らず、スキルを磨く機会が極端に少ない」のです。

私も「人見知り」で「プレゼンは大の苦手」だった

私は、いまのような「家庭教師」をする以前、もともとは新聞記者として、ソフトバンクの孫正義社長、日本電産の永守重信社長など、数々のリーダーに取材し、その話し方・伝え方を間近に観察・研究してきました。

家庭の事情で退職・渡米し、MIT(マサチューセッツ工科大学)でコミュニケーションの研究に従事し、帰国後は、「PRコンサルタント」として、リーダー向けのメディアトレーニングなどに関わるようになりました。
しかし、私自身、コミュニケーションの知識はあっても、じつは「人見知りでコンプレックスが強く、大勢の前でのプレゼンは大の苦手」だったのです。

そこで、「人前でもっと堂々と話せるようになりたい。コンプレックスを克服したい」と一念発起し、コミュ力修業のために、再び渡米しました。
ニューヨークで、プレゼンコーチや研究者などコミュニケーションのトッププロフェッショナルたちに「弟子入り」し、グローバルスタンダードの話し方を徹底的に学びました