成功した人が「見る前に跳べ」と本気で語る理由

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そういうひらめきを得ながら、試行錯誤を重ねてゴールまで到達する経験を一度でもすると、自信が持てるようになる。そういう成功体験がなく、失敗に嫌気がさして途中で投げ出してしまうことが何度かあると、逆に自信を失ってしまう。そういう好循環を起こすには、とにかく一度は放り出さずに最後までやり切る経験をしたほうがいい。

それがどうしてもできないとしたら、自分の取り組んでいることが本当に「やりたいこと」なのかどうかを再点検してみる。

人からやらされることはそんなに長く続けられない。「こんなの自分には難しい」と思ったら、放り出したくもなるだろう。学校の勉強と同じだ。

でも、自然に手が動いてしまうような、好きでやっていることは、いつまでも続けられる。人から「もうやめなさい」と言われてもやめたくない。自分の「やりたいこと」が見つからないという人は、今の自分が何に手を動かしているかを考えてみるといいかもしれない。

(文=暦本 純一:東京大学大学院情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・副所長)