東大生が断言「勉強は絶対漢字から着手すべき」訳

東大合格を目指す人へのアドバイスをお届けします(写真:梅谷秀司)
東京大学に入学するためには、いったいどんな勉強をすればいいのか。東大は入試科目が多いうえに、高得点を求められるわけですが、「どの科目にも必要で、最初に必ず身につけておくべきスキルがある」と言うのが、原作漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、TBS系ドラマ「日曜劇場『ドラゴン桜』」の脚本監修も行う現役東大生の西岡壱誠氏です。『7日間で突然!頭が良くなる超勉強法』の制作にも協力した西岡氏が、そのスキルについて解説します。

勉強ができないのは「言葉を知らない」から

みなさん、日曜劇場「ドラゴン桜」を観ていただいていますでしょうか。「ドラゴン桜」は偏差値が低いところから1年で東大を目指すという一発逆転のストーリーなわけですが、最近そのドラマに触発された方から、こんなご連絡をよくいただきます。

「自分も東大を目指したいのだが、何から始めればいいのだろうか」

「自分は勉強でつまずいてしまった人間なわけだが、もう一度勉強し直すなら、何をしたらいいのだろうか」

僕自身も、偏差値35から東大を目指し、2浪してなんとか合格することができた人間です。そういう経験をしてきているからこそ、多くの人が勉強のどの部分でつまずいているのか、そしてどうすれば偏差値35から東大に合格できるのか、日々考えつつ、日曜劇場『ドラゴン桜』の勉強法を監修させていただいています。

今日はそんな僕が、偏差値35から東大に合格するために最初に手を付けるべきことをお話ししたいと思います。

結論から先に言いますと、答えは「語彙力」です。ハッキリ言って、勉強ができない理由のほとんどは、言葉を知らないからです。言葉の力がない状態で勉強したって、絶対にうまくいくわけはないのです。

「数学ができない」「英語が読めない」「教科書の内容が頭に入ってこない」「本が読めない」「理解度はない」など多くの勉強の悩みが存在すると思いますが、そのほとんどは「言葉」に起因する悩みです。

みなさんに質問ですが、「累積」とはどう言う意味でしょうか。

これは、「積もり積もって、積み重なっていくこと」です。「累積赤字」とか「疲労が累積する」というように使うわけですが、この言葉を知らなければ、数学ができなくなります。数学では「これらの数字を累積した結果をグラフに書きなさい」というような問題が出題されることがあります。どんなに勉強しようと意気込んでも、累積の意味がわからなければ問題が解けるわけはありませんよね。

または、「興る」という漢字の読みはわかりますか。これは「おこる」で、新しいものや勢いが盛んになるもの。教科書ではどの科目でもよく出てくる言葉で、日本史や世界史では「新しい王朝が興った」なんて使われ方をします。これが読めていないときは、そうした教科書の文言も理解できないということになります。

語彙力を身につけるには漢字の勉強をすればいい

偏差値が低くて、勉強してもなかなか成績が上がらないのは、そもそも言葉がわかってない、意味がわかってない場合が非常に多いのです。英単語をまったく知らない状態で英語の文章を読める人はいないと思いますが、それとまったく同じように、日本語を知らないのに日本語の教科書が読めるわけがないのです。

でも、語彙力はどのように身につければいいのでしょうか。この答えは非常にシンプルで、漢字の勉強をすればいいのです。実は日本語は、ある程度漢字がわかっていれば、なんとなく意味が理解できるのです。

例えば、「交易」という言葉を知らなくても、「交」という漢字は「交流」とか「交際」という言葉で使いますよね? 何かを交わらせているんだろうな、ということはわかるはずです。そこから、何かを交換するみたいな意味を類推することはできるはずです。