柳井氏も孫氏も!経営者に中間子が多い理由

「どうしてこの人はこんなことを言うのだろう」。そう思ったら、相手がどの「きょうだい型」なのかを調べてみましょう。(写真:マハロ / PIXTA)
あなたは友達や職場の同僚に「一人っ子っぽい」「弟がいそう」などと言われたことはありませんか?あるいは、初対面の相手に対して「兄貴っぽいな」「妹かな」と思ったことは?これは、いったいどのような基準でそう判断されて(して)いるのでしょうか。今ひそかに話題になっているのが、この「きょうだい型」に基づいたコミュニケーションです。
今回は、心理カウンセラーとしての豊富なカウンセリング実績を活かしたコミュニケーション術の指南が好評を博し、多くのベストセラーを持つ五百田達成氏に、「きょうだい型」別の職場コミュニケーション術をご紹介いただきます。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、生まれ育った家庭は、人間にとって最も原始的な社会・人間関係を体験する場です。特に、その後の人生に大きく影響するのが「生まれた順番」、つまり、きょうだい構成=「きょうだい型」です。

きょうだい型とは、「幼少期の親・きょうだいとの関係」をベースに人の性格を4つに分類する考え方です。幼少期の家庭内での関係性は、その人の人格のベースを作ります。したがって、自分の生まれ育った家庭内だけでなく、学校や職場、結婚後の家庭でのあり方にも、影響を与えるのです。

きょうだい構成でわかる、あの人との付き合い方

では、「きょうだい型」によって、人格にはどのような違いが現われるのでしょう。「長子」「末っ子」「中間子」「ひとりっ子」の順に、その傾向を見ていきましょう。

長子の場合は、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と下のきょうだいの面倒を任せられることによって責任感を身につける“きまじめな王様"。

末っ子は、生まれたときから兄姉という「前例」を見ながら要領よく甘え上手に育つ “したたかなアイドル"。

そして中間子は、上と下に挟まれ、自分のアイデンティティを模索し続ける “永遠の思春期"。

そして、ひとりっ子だと、親の愛を一身に受け、ひたすら天真爛漫に成長する “マイペースな天才肌"とカテゴライズされます。

さて、職場で同僚や部下、上司を、この4つのタイプのいずれかに当てはめた場合、どのようなコミュニケーションが効果的なのでしょうか?

まずは長子。親の期待を背負い、弟や妹を導いてきた長子は、責任感が人一倍あります。面倒見がよく仕切りたがる“生まれながらのリーダー”であるため、自分に厳しくまじめですが、ついつい「自分がやったほうが早い」と仕事を抱え込みがち。部下が長子の場合は、担当している仕事の量が適切かどうか、注意が必要でしょう。小さい頃から親や弟妹から頼られてきたので、何かをお願いするときは「頼りにしているよ」のひとことが効きます。ただし、何かしてもらったら、必ず「助かった」「ありがとう」の一言を忘れないようにしましょう。「親しき仲にも礼儀あり」がポイントです。

長子は「イジられること」が大嫌い!

一方で、大の苦手は人前で“イジられる”こと。誇り高くまじめなので、冗談とは分かっていながらも「こんなことを言われてしまった」と密かに落ち込んだり、怒り出すこともあります。

次に、末子です。幼い頃から一家のムードメーカーとして過ごしてきたため、楽しいことが大好きな平和主義者です。一方、「誰かが何とかしてくれる」という強い信念があり、決断や責任を避け、のらりくらりとかわし続ける傾向があります。世渡り上手で、自分の利益にならないことはしたがらない。そんなドライな末子にやる気を出させるには、「ごほうび作戦」がいちばん。「このプロジェクトが終わったら、みんなで飲みにいこう」「今度ランチおごるからさ」という、“馬にニンジン作戦”が、まさかのクリティカルヒットなのです。要領はいいので、その気になればサクサク仕事を進めるでしょう。