発達障害でも「仕事ができる人・できない人」の差

借金玉:発達障害の人は、たいてい人生の序盤で社会からバチバチたたかれて、素直さがグニャッと曲がってしまうんですよね。でも、どう考えてもほかの人よりポカをたくさんするんだから、素直に謝って許してもらったほうが絶対いい。

そういう意味では、自分が尊敬できる人と一緒に仕事をすることも大事。「申し訳ございません」と素直に言える相手かどうか。素直さは、僕たちがうまく生きる秘訣だと思います。

F太:僕は自営業なので、「休む」というのがすごく苦手。お二人はオンとオフをどうやって区切っていますか?

小鳥遊:私は、平日は会社勤めなので、朝礼や同僚とのコミュニケーションで仕事モードのスイッチがオンになります。退社すればスイッチはオフになる。ただ、本の執筆やコンサルなどの個人活動は土日に入れがち。そのときは楽しくて仕方ないんですが、出社退社のスイッチがないので過集中が続いてしまい、数時間後とか数日後にしっぺ返しがドーンときて動けなくなります。

借金玉:やりたいことを最優先でやってしまうと、やるべきことを残したまま動けなくなるという状態に陥ります。基本的には、やりたくないことでもタスクの優先度順に片づけていき、休むべきときは「休む決断」をすることも大事。最低でも月に1回は必ず休む。最近の僕はそれができていなくて、しっぺ返しが来ているんですが……。

F太:休む決断をすべきなのにできないときはどうしていますか?

借金玉:睡眠導入剤を飲んで、とにかく布団に入ります。ご飯はもうウーバーイーツにしよう、と決めて。

F太:要領よく生きようと考えると、つい自分をうまく動かす方法ばかりを探してしまいがちですが、「うまく動かさない習慣をいかに身につけるか」も重要ということですね。