お金を増やした人に共通する、「絶対にやらない」3つのこと…多くの投資家を見てきた結論

(3)無理をしないこと

 最後の“やってはいけないこと”、それは「無理すること」です。ただ、これはまったくリスクを取らずに安全第一でいきましょうということではありません。なぜならリスクを取らない限り、利益を得ることができないというのもまた、お金の真実だからです。

 したがってリスクを取るのは一向にかまいません。問題は過大なリスクを取らないということです。具体的に言えば、自分の持っている資産の中で価格変動があるリスク資産にどれぐらいお金を投資することができるかということ、これを「リスク許容度」といいますが、この「リスク許容度」を無視して投資をしてはいけないということです。マーケットが好調で株価が上がってくると、お金をさらにつぎ込みたくなってきます。その気持ちは理解できますが、調子に乗って自分で負える以上のリスクを持つのは感心しません。過去に投資で失敗した人たちの多くは、この過度にリスクを取ったことが原因です。

 またお金を借りて投資をするのも「無理をすること」です。信用取引というのはまさにお金を借りて投資することですから、FXのようにレバレッジがかかります。上がれば効率よく利益を得られますが、逆に少しでも下がると自分の出したお金は吹っ飛んでしまうことになりかねません。信用取引が悪いということではありませんが、レバレッジを掛けて投資をすることのリスクを十分承知しておかないと、思いがけずに大きな損で財産をなくすことになるかもしれないということを忘れてはいけません。

 これ以外にも細かいことで、あるいはテクニック的な部分で注意することはありますが、基本はこの3つと言って良いでしょう。小さな失敗を避けるのは難しいでしょうが、こうした基本的な原理原則を押さえておけば、大きな失敗をすることはないといっても過言ではないと思います。
(文=大江英樹/オフィス・リベルタス代表)